鬼怒川の件で自衛隊員が取った行動について
平成27年9月関東・東北豪雨
愛知県知多半島に上陸した台風18号は日本海に達したのち温帯低気圧に変わり、温帯低気圧に吹き込む南東風と、太平洋上を北上していた台風17号周辺から流れ込んだ湿った風の影響により、南北に伸びた線上降水帯が多数発生し、関東地方北部から東北地方南部を中心とした記録的な豪雨が大規模な被害をもたらしました。
10日早朝より茨城県常総市付近では鬼怒川の数か所で越水や堤防からの漏水が発生した結果広範囲で水没し、家の中に取り残された人たち、屋根の上で愛犬2匹を抱きかかえているご夫婦、電柱にしがみつく男性の救助をテレビ局が生中継しました。
自衛隊員は巾着袋にわんちゃんを入れ飼い主女性と一緒にヘリコプターに引き上げました。飼い主男性も同様にわんちゃんと一緒に救助されました。
インターネットでは、わんちゃんと飼い主を一緒に救助する自衛隊員に称賛する声が大半でしたが、「ルール違反」「救助の順番に疑問」のツイートもありました。
ペットとの同行避難
常総市市長は堤防の決壊前に「避難指示」を出さなかったことについてミスだったと認め謝罪しています。鬼怒川東部地区に出されたのは2時間後だそうです。
逃げ遅れても仕方がない状況だったと思います。
避難指示が出ていても、「まだ大丈夫?」「ペットと一緒だと迷惑?」避難するのにギリギリまで迷ってしまう飼い主も多いと思います。
同行避難準備 事前の備え
普段から健康管理と基本的なしつけをしておくとペットとの同行避難に躊躇せずにすみます。
主な事前の備え
- 市区町村に登録
- マイクロチップ、鑑札、迷子札の装着。
- 狂犬病予防接種、ワクチン接種、ノミダニの駆除。
- ケージ、キャリーバッグに慣れる。
- 無駄吠えのないように社会性を身に付ける。
- まて、おすわりなどの基本的なしつけ。
- 避難グッズの準備
→ペットフード、療法食、水、お薬、既往歴がわかるもの、ペットシーツ、リード、首輪なども非常持ち出し品に入れておきましょう。
肉球を守る為にペット用靴にも慣れておくと良いと思います。
その他の災害への備え
避難訓練
避難場所、避難所のチェックと避難ルートの確認も必要です。
最寄りの公民館小中学校などが指定されていることが多いですよね。選挙の投票は愛犬と行くようにしています。
周りの方への配慮
以上の事は主に、自分たちのための準備ですが、自分たちと同じように被災された他の、動物が苦手な方や、アレルギーを持っている方への配慮も大切なことです。
飼い主として、是非心がけたいものですね。
まとめ
いつ起こるか分からない『暴風 豪雨 豪雪 洪水 高潮 地震 津波 噴火』などの自然災害に普段から準備をしましょう。
災害時は、気象庁が発する「特別警報」「警報」「注意報」、市町村長が発令する「避難指示」「避難勧告」「避難準備情報」に注意し、周辺の状況を見て逃げ遅れのないよう愛犬と一緒に避難しましょう。
避難者の心的ストレスはペットとの同行避難で軽減します。
保護されているのでペットの野生化も防ぐことが出来、ペットの命が守れます。
飼い主男性とわんちゃんの救助時、自衛隊員の「わんちゃんの頭ポンポン」に胸きゅんでした。
ユーザーのコメント
女性 シュナ