散歩中の危険な事は?
ワンコにとって、一日で一番大好きなイベントと言っても過言ではないお散歩ですが、毎日歩き慣れた道中にも危険は潜んでいるんです。
道端の雑草は雑菌だらけ!
ワンコと散歩をしていると、道端に生えている雑草をパクパク食べてしまう時って意外と多いですよね?これは胃のもたれを消化する為や、単純に手持ちぶたさで食べてしまうごく自然な行為なのは有名です。
でも実は道端に生えている雑草は、ノラ猫や他のワンコのオシッコが掛かっていたり、車の排気ガス等で皆さんが想像している以上に雑菌が沢山付着して、大変不潔なんです。また雑草が多く茂っている場所はダニといった寄生虫もいますので、充分注意が必要なんですよ。
側溝の上は要注意!
側溝の上にかかっている網、正式名称は“グレーチング”と言いますが、ワンコを連れてこの場所を渡る時に、ピョン!とジャンプして跨いで渡ったりしませんか?何でこんな事をするのか分かりますか?これは遊びではなくて単純に怖いからなんです!
無数に空いてる穴に対しても恐怖を感じるし、いくら頑丈にできていても、ワンコにとっては下に空いてる深い穴に不安定な状態の板が乗っている上を歩いている感覚なのだそうなので、結果的に避けるようにジャンプして渡るのだそうです。
ですが夜の暗い時間帯だと着地に失敗してしまったり、ウッカリ踏み外すなどして穴に足が嵌って思わぬケガの元になってしまうので、夜間は避けてあげた方が良いでしょう。
季節によって畑付近は危ない
我が家の愛犬プシュケとの散歩コースの中にも畑を横切る道があるんですが、時期によっては畑の周りは農薬が落ちていたり、また周りの雑草も除草剤が撒かれていたりしてるんです。
直接薬剤を口に入れたりしない限り命に関わる事故にはなりませんが、農薬の中には錠剤のタイプがある事を考えれば、野菜を育てている時は近付かない方が安全だと思います。
家の中で危険な事は?
ワンコにとっても飼い主さんにとっても一番安心して過ごすことのできる家の中ですが、実は人間では気付かないワンコにとって危険とされる点があるんです。
家具の角はケガの元
人間の赤ちゃんもそうなのですが、テーブルやタンス、そしてドアといった角の存在は頭をぶつけやすいとされています。
特に夜間の真っ暗な部屋の中で、トイレに行ったり水を飲みに行ったりしているときは、高確率でどこかしらに当たってしまうので結構危ないし、中には顔に怪我をしてしまうワンコもいるんです。
もし可能なら角の所にクッションを付けるか、夜間は足元に灯りをつけておく事をお勧めします。
因みに我が家の愛犬プシュケは目が見えないので、他のワンコよりも頭や顔をぶつけてしまうため、家具などの角にはタオル地の布を巻いています。
カレンダーやポスターを留める画鋲には注意
カレンダーやポスター、絵画というように部屋を彩る掲示物に欠かす事のできない画鋲ですが、時間が経ってくるとポロリと外れてしまいますよね?
もちろん頻繁に起きる事ではありませんが、もし落ちてしまった画鋲をワンコが誤飲してしまうのは危険です!
私事ですが、以前外出してる間に画鋲が外れてしまい、帰宅した時にプシュケの足元に転がっていた画鋲を見つけた時は血の気が引きました。
こんな事態を避ける為にも、テープタイプの粘着剤を使用した方が安心ですよね。
階段の昇降は将来的に危ない
一軒家やメゾネットタイプのマンションでワンコを飼われている方は、なるべく2階へ上がらせないように躾けておく事をお勧めします。
ダックスみたいな関節にトラブルを起こしやすい犬種はもちろん、どのワンコでも高齢になるにつれて足を踏み外しやすくなるからです。
ドアの風圧を甘くみてはダメ
近年のマンションは非常に風通しが良くなるように設計されています。実際に住まわれている方なら経験した事があるかもしれませんが、玄関ドアからリビングのドア、窓が直線上に繋がっている構造の場合、換気などでリビングの窓を開放し、更にリビングドアのストッパーを外したままで開けておくと、玄関ドアを開けた途端に大変強い風圧がかかってしまうのでバターン!と激しい音を立ててリビングドアが閉まってしまうんです。
例に漏れず我が家のマンションは上記の造りになっていて、過去に一度だけドア付近にいた際に風圧で激しく閉じたドアに身体が押し倒されて足を怪我した過去がありました。
もしこれがプシュケだったらと考えたらゾッとしました。
玄関ドアとリビングドアと窓が一直線上に繋がっている部屋にお住まいの飼い主さんは、必ずストッパーを忘れないようにしておきましょう。
こんな場所も!
猫の集まる場所
猫が犬を脅かすのは意外かもしれませんが、野良猫は生粋のハンターで尚かつ集会で集まっている時があり、そこを闘争心ゼロの小型犬が通り過ぎるのは危険なんです。
たいていは散らばって逃げてしまうのですが、過去に2回プシュケはノラ猫に襲われかけて怖い思いをしました。
モスキート音の出る場所
一部の公園や駐車場に、ノラ猫撃退の為にモスキート音の出る機械を設置している場所があります。
超音波が直接健康に影響を与えることはないのですが、精神的なストレスを与える可能性が否定できません。
まとめ
災害以外にも、何気ない日常の中には意外と知られていない、見逃してしまいがちな危険が沢山潜んでいます。
飼い主さんはくれぐれも様々な危険から愛犬を守ってあげましょう。