1.電気コードをかじると超危険!
犬が原因となる危険なトラブルとして有名なのは、『電気コード』や『コンセント』をかじることで起きてしまうトラブルです。遊ぶのが大好きな犬のなかには、電気コードの噛み心地を気に入る子がたくさんいます。
特に子犬の場合はいろいろなものに興味を示したり、歯の生え変わりの時期に歯のムズムズ感をどうにかしようと思ったりして、程よい噛み応えの電気コードをガジガジ噛むことが多かったりします。
犬がコードをかじるリスク
犬がコンセントのプラグを破壊したり電気コードを噛んでコードを引きちぎったり、コードの中にある配線をむき出しにしたりしてしまうと……、
- 犬が感電してしまう
- 配線の一部を誤飲してしまう
- 電気ショートを起こし、最悪の場合火事になってしまう
といった危険なトラブルが発生してしまう可能性が非常に高いといえます。もし、愛犬ひとりでお留守番をしているときに電気コードをかじってしまいこれらのトラブルが起こってしまうと、愛犬が命を失ってしまう可能性が非常に高く、火事によって自宅やその周りの家などが燃え尽きてしまう危険性があります。
ですので、愛犬にお留守番をさせるときだけでなく、普段から電気コードを噛まないように対策しておきましょう。
対策法
愛犬が電気コードをかじることによって起きるトラブルを防ぐ方法はいくつかあります。
- 電気コードを家具などで隠す
- 使っていない電気製品はコードを抜いておく
- 留守番させるときはできる限りコードを抜く
- 電気コードを保護するカバーやアイテムを利用する
といった対策を普段から行っておきましょう。さらにできるかぎり愛犬がいろいろなものを噛まないようにしつけておくことも大切といえるでしょう。
また、愛犬をひとりでお留守番させるときは、おやつを中に仕込める『知育玩具』などを用意して、電気コードではなく他の物に興味を示すような工夫をするのも良いかもしれませんね。
2.ガスコンロをつけて火事になる!?
意外と知られていない超危険なトラブル、それは『ガスコンロによる火事のトラブル』です。お留守番中に犬が誤ってガスコンロを点火してしまい、そのまま火事になってしまうという恐ろしい事故は毎年何件か発生しているそうです。
原因は?
トラブルの発端となるのはほとんどの場合犬の探求心からといえます。お留守番中や飼い主が目を離しているときに食べ物や面白いものを見つけようとして台所を探索している際、無意識にガスコンロのスイッチに触れてそのまま点火させてしまうといったケースが多いそうです。
ちなみにガスコンロはつまみをひねって点火させるタイプのものではなく、ボタンをプッシュして点火させるタイプがほとんどとなるそうですよ。ちょっとした犬の行動で火事になってしまう……、考えただけでも怖ろしいですね。
対策法
ガスコンロによる火事のトラブルを予防する方法はとても簡単です。ガスコンロを使わないときは元栓をしめる、念のためガスコンロの上には何も置かないようにする、といった対策をするだけで簡単に危険なトラブルを回避できるといえるでしょう。
くわえて、愛犬から目を離すときは、台所にいかないようにドアを閉めておく、柵を用意して台所に入れないようにする、といった対策をしておくとより安全安心といえるでしょう。
3.散歩中に人を噛んで大ケガを負わせてしまう危険性
超危険なトラブルは、普段何げなく行っている散歩にも潜んでいたりします。よくあるケースとしては散歩中に犬が人や相手の犬を噛んで大ケガを負わせてしまうというものです。
たとえキチンとしつけができている犬や普段穏やかな性格をしている犬でも、何かしらの原因や条件が重なってしまうと、勢いよく相手をガブり!と噛んでしまうことがあるのです。
例えば、なぜか愛犬と相性の悪い人や犬がいる、特定の人にだけ愛犬が珍しく歯をむき出して吠える、そういった経験をもつ飼い主は少なからずいることでしょう。そういった場合に愛犬を相手に近づかせてしまうと、思い切り噛んでケガを負わせてしまう可能性がありますので気を付けるようにしましょう。
また、愛犬が友好的な性格をしていても、
- 出会った人に思い切り強く触られる。
- 触られたくない場所を触られる。
- 相手の犬が敵意をむき出しにして近づいてきた。
といった出来事が起こると、自己防衛をするためにケンカモードになってしまうことがあります。
その結果、相手に大ケガを負わせてしまうといったケースは割と多かったりするので、予期せぬトラブルが起こらないように気を付けながら散歩をする必要があるといえるでしょう。
対策法
お出かけをした際に愛犬が相手の人や犬を噛む。もしくは相手の犬に噛まれないようにするためには、いきなり近づがないようにすることが大切となります。
人や他の犬と触れ合うときは、まず愛犬を触れ合わせて良いかどうか相手に聞きましょう。そして許可を頂いたら愛犬を少しずつ近づけて触れ合わせるようにしましょう。
また、子どもは力加減や犬の触り方を知らないことが多いといえます。ですので、愛犬を子供と触れ合わせるときは子供に触り方を教えながら触れ合わせるようにすると、トラブルを防ぎやすくなりますよ。
4.ノーリード(放し飼い)による危険なトラブル
ノーリードのリスク
犬のノーリード(放し飼い)によるトラブルも危険なものがたくさんあります。飼い主から離れているときに、ノーリードで散歩している犬が子供やお年寄りにガブり!と噛みついたり、散歩をしている他の犬とケンカして大ケガを負わせてしまったり、または大ケガを負ってしまうというトラブルは珍しくないといえるでしょう。
日本、海外問わず犬が幼児を噛んで命を奪うという事件は少なからず起きています。特に中型犬や大型犬は噛む力がとても強いので、本気で相手を噛むと簡単に命を奪ってしまう危険性があるのです。
事故に遭う可能性も…
ノーリードで犬を自由に散歩させていると、その犬が車やバイク、自転車に轢かれて大ケガを負ってしまう可能性も非常に高いといえます。
ノーリードは相手に大ケガを負わせたり愛犬が大ケガをしてしまったりする危険性がとても高いといえますので、必ずリードをつけて散歩をするようにしてくださいね。
対策法
ノーリードによるトラブルを予防する方法は、当たり前となりますが『リードを着けて散歩をする』になります。リードを付けながら飼い主が愛犬やその周りを観察しながら散歩をするだけで、散歩で起きるトラブルのほとんどを回避することができるといえるでしょう。
また、少し話が変わってしまうかもしれませんが、室内で放し飼いをしているときに犬が幼児を本気噛みして命を奪ってしまうという悲しいトラブルも少なからず起こっていたりします。
ですので愛犬が中型犬や大型犬の場合は、愛犬と幼児だけの環境を作らない、知り合いの子供が家に訪問したときは愛犬の様子を常に観察する、もしくは室内でも放し飼いしないといった対策をとるようにしてくださいね。
まとめ
今回ご紹介した『犬が原因で起こる超危険なトラブル』はとても恐ろしいトラブルばかりとなりますが、飼い主があらかじめ対策をするだけで簡単に予防できるものとなります。
ですので、相手の人や犬、愛犬が大ケガを負ったり火事によって愛犬の命やあなたの財産が失ったりしてしまわないように日頃からしっかり対策しておきましょう。いつまでも安全安心に愛犬と過ごせると良いですね。