襲いかかる大型犬「カネ・コルソ」
大阪府富田林市で保護犬シェルター、犬の問題行動のリハビリトレーニングセンターを運営をするポチパパさん。「殺処分ゼロ」を目指すポチパパさんの「愛の手」は、日々多くの犬達を救っています。
イタリアン・コルソ・ドッグの「ティート」くん
今回、ポチパパさんの元へ助けを求めにやってきたのはイタリアン・コルソ・ドッグ、通称「カネ・コルソ」のティートくんと暮らす飼い主さん。
ポチパパさんの元へやってきたティートくんは、唸り声をあげながら大きな体でポチパパさんに襲いかかります。
リード装着も命懸け!
興奮状態が続いているティートくん、リードの装着もまさに命懸けの状態。まずはティートくんを落ち着かせるために、この状態で飼い主さんに詳細をヒアリングするポチパパさん。
ティートくんは、お迎えからほんの1ヵ月程経った頃から徐々に他人に対して攻撃的になっていったといいます。
それでも飼い主さんに対してはとても従順であり、臆病で神経質な性格をしていると話す飼い主さん。以前、別のトレーナーさんの元で「精神疾患を患っている可能性が高い」と言われたことも相談。
すると、ポチパパさんは「確かに精神的に何かを感じ取ることによってこの状態に陥っているのは確か。でも、それは柴犬やチワワにだって十分に起こり得ることであり、大型犬だから大事になる。でも状態そのものは珍しいことではない。」と説明しています。
口輪を装着してコミュニケーション
ただ、知らない環境で知らない人に囲まれているこの状況で、ティートくんを落ち着かせるのは非常に難しい状態。そこでポチパパさんは口輪を装着しました。
いざ、ティートくんの側へ!
ポチパパさん自身も柵の中に入り、ティートくんと共に歩きます。警戒しながらではあるものの、先程よりは落ち着いた状態でポチパパさんについて歩くティートくん。ポチパパさんが体を撫でても暴れることはありませんでした。
さすがのポチパパさんも「あ~!しんどい!(笑)久々の大物です。」とこぼすほど。それでも優しい瞳でティートくんを見つめ、声を掛けます。
殺処分はさせません。
ポチパパさんは飼い主さんに「警戒心からの攻撃性です。ただ、それだけです。」と説明。
「正直、この攻撃性がどこまで抑えられるかはまだわかりません。でも口輪を付けずに普通に散歩ができるところまでは、戻せると思います。ただ、時間が必要。長い目で見て欲しい。」
そう話すポチパパさんに対し、飼い主さんは声を震わせながら一番の不安を口にします。
「皆さんに殺処分と言われるんです…でもそれは…」
「大丈夫です。最悪、うちが引き取ります。」
飼い主さんの元ではどうしても飼育が難しくなった時、つまり飼い主さんがギブアップせざるを得ない場合は、引き取ることを約束するポチパパさん。
「最期までみてやりたい」そう口にする飼い主さん。
「飼い主さんが頑張りたいと言っている限り、一生涯フォローします。」ポチパパさんの言葉に「よかったです…。」安堵のこもった声を漏らします。
ティートくんの明るい未来のためのトレーニングが始まります。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
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