『愛犬第一』になりすぎていませんか?
気づかないうちに迷惑行為をしているかも!?
大切に育てている愛犬を「目の中に入れても痛くない」と思うほど愛しい気持ちでいっぱいの飼い主さんもいらっしゃると思います。愛犬が家族同然な存在であることも、多くのご家庭で感じていることですよね。
私自身、現在一緒に暮らしている愛犬が初めての愛犬で、現在5歳になりますが、犬を飼う前は「家族のマスコット的な存在になるでは?」と考えていましたが、それはもう大間違い!!完璧に我が家の中心人物(中心犬物?)になっているくらい大きな影響がある存在となっています。
可愛いけど生意気で、元気いっぱいなくせに病気がち、甘えん坊でいつでもそばに寄り添ってくれる愛犬は、手はかかるものの、それはもう大切で愛しい存在です。「愛犬第一」になってしまう気持ちはとてもよく理解できます。
しかし、愛犬のことしか考えられず、気づかないうちに周囲に迷惑をかけていることがあるかもしれません。
マナーが悪い飼い主さんがいるのも事実
私が暮らす地域はペットを飼われている方がとても多く、特に犬とお散歩している方は毎日、相当数見かけます。そして、残念ながらマナーの悪い飼い主さんがいるもの事実です。犬が大好きな私ですら「迷惑ですけど…」と感じる行為は、犬が苦手な方にしてみれば大迷惑なはず。
トラブルに発展しないよう、犬の飼い主として迷惑行為を再確認してみましょう。
飼い主が知らない間にしている迷惑行為4選
1.しつけをしない
人に飼われ人間社会で生きていく犬には飼い主さんがしつけをしなければいけません。「子犬だからしつけをするのが可哀想」「しつけが難しい」などの理由でしつけを怠るのは良くありません。しつけられていない犬は、吠える、噛むなどの問題行動に発展してしまう恐れもあり、飼い主さんだけでなく周囲の方を巻き込むトラブルに発展してしまう恐れも。
愛犬が第一で、可愛く大切であるからこそ、しっかりとしつけをしてあげましょう。
2.被毛の始末
犬のケアのなかでも全犬種に必要なのがブラッシング。被毛を清潔に保つことができますし、ブラッシングによるマッサージ効果で血流が良くなるなど体調管理にも繋がります。
ブラッシングにより抜け毛を除去することができるので室内で行うと、当然ご自宅の中は被毛でいっぱいです。この状況が嫌なのか、ご自宅前やベランダでブラッシングを行う方がいるようです。
実は屋外でのブラッシングは法律違反となっているので、公園などでのブラッシングももちろん厳禁。集合住宅のベランダでのブラッシングも、お隣の洗濯物に被毛が付着してしまうなど、ご迷惑をかけてしまうこともあります。愛犬の被毛は飼い主さんがしっかりと始末しましょう。
3.ニオイに配慮しない
マンションなどの集合住宅にお住まいであれば「愛犬のニオイ」で知らないうちに周囲へ迷惑をかけていることもあるようです。室内で犬を飼われていると、年数が経つにつれて愛犬のニオイが蓄積していきます。
飼い主さんはずっと同じ空間で生活しているので、愛犬のニオイに慣れていきますが、周囲の方は「臭い!」と感じているかも。排泄を済ませた後にすぐにトイレのお掃除をするのはもちろんですが、ご自宅内も消臭を意識して清潔を保つよう心がけましょう。
4.犬をリードすることができない人がお散歩をしている
上記に書いた「しつけをしない」に通ずるところがあるかもしれませんが、愛犬をリードすることができない人がお散歩をしている姿は、犬が苦手な人から見ると不安を感じると思います。
私自身が見た、不安を感じるお散歩の姿は、体の大きな大型犬を華奢な女子高生くらいの女の子がお散歩していたのと、小学校低学年くらいの男の子が一人で中型犬をお散歩していた姿。どちらもグイグイと犬に引っ張られていて、内心「大丈夫か…」と心配になりました。
大型犬と女子高生がお散歩しているのを見たときは、我が家の愛犬と私もお散歩中でした。ふと振り返ったとき、3メートルほど離れた場所から、明らかに私より体の大きいい大型犬が、愛犬を目指してグングン突進してきてたので恐怖心すら感じました。
この時、飼い主さんが引っ張られていなければ、特に恐怖心は感じなかったと思います。お子様が犬のお散歩をするのはダメなこととは言いませんが、双方の怪我、また周囲への不安感に繋がる可能性もあると思うので注意しましょう。
まとめ
私たち飼い主にとっては可愛くて大切な愛犬ですが、犬を苦手と感じている方もとても多くいらっしゃいます。なかには犬は好きだけど飼い主のマナーが悪すぎて、犬も一緒に嫌いになったという方もいらっしゃるほど。
犬を苦手、嫌いと感じる方の犬の印象は、臭い、汚い、うるさいなど。どれも飼い主さんが気を付けてケアやしつけをするだけで、改善できることだと思います。私たちにとって大切な愛犬が「迷惑」な存在にならないよう周囲へしっかりと気配りをしていきましょう。