ロックダウンにより迫られた大きな決断
多くの野良犬たちが自由にのびのびと暮らす『犬の国』ネパール。2020年4月現在、世界的な新型コロナ感染拡大により、ロックダウンを余儀なくされた国のひとつとなりました。
あまりに突然知らされたロックダウン
先月正式にお迎えした元野良犬の愛犬『マロ』と共に暮らす、大の犬好き日本人ご夫婦『野良パパ』と『野良ママ』の元に突如知らされた『ロックダウン』。ロックダウンが10時間後に迫るその状況で、唯一見えた希望は日本大使館から届いた一通のメールでした。
日本への帰国チャーター機
そのメールには日本へ帰国したい場合、1人最低20万円でチャーター機が出るという旨が記載されていました。今ならばチャーター機に乗り、日本へ帰国することができるのです。
しかし、マロくんが日本へ入国するには多くの障害があります。
愛犬の入国が難しい
入国するためには生後3ヵ月でマイクロチップ装着済み、狂犬病ワクチン2回接種後から180日以上経過…など、様々な規定をクリアする必要があるのです。
さらに、何とかマロくんを飛行機に乗せることができたとしても書類に不備があれば、送り返すか、殺処分かを選ばなくてはならないといいます。
いつもどおり幸せそうに過ごすマロくん
生活必需品でさえ思うように手に入らない状況に陥っているネパールにマロくんを残して帰国するのか…何も知らず幸せそうに過ごすマロくんの姿を見つめながら、ご夫婦は一晩中悩み続けました。
愛犬のための決断
そして翌朝、ご夫婦がくだした決断は『マロくんとネパールに残る』というもの。マロくんを含め、日頃からお世話をしているわんこ達のために今しばらくネパールで過ごすことを決断されたのです。野良パパ、野良ママのこの決断に多くのコメントが寄せられています。
- 「マロくんと共にこの非常事態をどうか乗り越えられますように…」
- 「ネパールに残るという決断をされたパパさんとママさんに頭が下がります」
一刻も早い事態の収束と野良パパ、野良ママ、ネパールで暮らす人々、マロくんや野良犬達の無事を心から願っています。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:野良犬ふれあい広場 Aodog
ユーザーのコメント
50代以上 男性 ハナオパパ
私も犬を育てておりますが、この記事を読んでとても感激しました。犬の幸せは人間次第だと話は思っておりますので私まで幸せな気持ちになりました。
50代以上 男性 匿名
40代 女性 匿名
同じ状況になった時かなり難しい選択を迫られます。
大切な家族である愛犬の為に残って下さりありがとうございます。
他のワンコ達にも優しくして下さりありがとうございます。
50代以上 女性 匿名
ルーシーを見たとき、うちの犬?!と思うくらい顔がよく似ていました。うちの娘もルーシーの写真を見て喜んでました。
体の模様は違いますが、まるでうちの愛犬みたいで親近感をおぼえます。
野良パパ、野良ママそしてマロ、ルーシー他野良犬たちの今後の無事を祈ります。