首に巻き付いた鎖がのどを締め上げていた
通報・発見
「ロッキー」は閉鎖された家の、鍵のかかった裏庭に、水も食べ物もない状態で放置されていました。
不動産仲介業者が犬を見つけ、保護団体HOPE FOR PAWS に連絡してくれたのは幸運でした。
接近
ロッキーは侵入者に対して戸惑い、右往左往します。根気よく呼びかけて食べ物を見せると寄ってきて食べましたが、跳ね返るように逃げてしまいます。
首から下がる鎖は…?。
この日はレスキュー案件があと2件あったので、その場を離れなければなりませんでした。
「明日、必ず戻る」と約束して、ロッキーが寒い夜を屋内で過ごせるように、鍵のかかっていない家の引き戸を開けてあげました。
すると、アラーム作動!
不法侵入で逮捕か?と心配しましたが、結局、警備員も警官も現れませんでした。やれやれ。
屋内では、まだ人を信用しないロッキーが、うなり、噛みつく素振りをみせています。
落ち着いて犬に向き合う必要があります。うなったり、鼻にしわを寄せるたびに、「だめ!(No!)」と一喝。
ここで興味深い現象が。ロッキーを落ち着かせるため、「お座り!(Sit!)」と言ってみると、ロッキーは尻尾を振り始めたのです。かつて、人から聞いたその言葉のリズムを思い出したのかもしれません。
ロッキーはここから一気に、嬉しくなってしまいました。「人だ!人が遊びにきてくれた!」というように、跳ね回って喜びます。
この時、首にきつく食い込んだ鎖をはずすことができました。
するとロッキーは「ヒャッホー!!」と、ぐるぐる走ります!
その他の保護案件が2件
いったんロッキーを置いて、夜の平原へ2番目の犬を探しに行きましたが、14時間かけても、残念ながら見つけることはできませんでした。すべての保護が完了するとは限らないのです。
それから今度は「リビー」という、8日前に失踪したジャーマン・シェパートの捜索が続きます。そちらもまた大変。6時間をかけて、やっとリビーをケージトラップで確保しました。この子は無事に、飼い主の元へ戻ることができるでしょう。
ロッキーの元へ
リビーを町の病院に連れて行き、その足でまた、ロッキーの待つ家へ引き返します。
ロッキーは絶好調。
「また人が遊びに来た~!嬉しい~!」ビューン!
ビューン!
ロッキーはまだ1歳未満、ロットヴァイラーという牧羊犬種のミックスです。走るの、遊ぶの、大好き!
その後
ロッキーの保護にも協力してくれた女性が、一時預かりをしてくれたそうです。ロッキーの有り余るエネルギーを発散できる環境で愛情を注いでくれる、最高の里親さんが見つかったことを、願ってやみません!
そして今回の3件連続の保護活動、本当にお疲れさまでした。
動画を見ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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