前足をつかまえた!
通報・発見
ロスアンジェルスでは、何千頭という数の犬が路上暮ら強いられているといいます。そのほとんどは去勢・避妊をしていないため、不幸な子犬が次々に生まれているのです。
そしてここにもそんな路上暮らしの犬が1匹。
保育園の敷地に居ついた犬の保護依頼を受けて、保護団体HOPE FOR PAWS が現場に到着しました。食べ物を投げてみると、車の下から出てきましたが、あまり興味を示さず車の下に再びもぐってしまいました。
人は四つんばいになって、犬に声をかけながらのぞきこみます。指の臭いをかいでくれました。
人も犬も、緊張をやわらげるためにあくびが出ることがあるといいますね。雰囲気としては、いい感じです。
あ、尻尾を振った!
つかまえた!
いい感じだったのですが、「ポケットのリード、取って。」などと団体メンバー同士のやり取りに、迫りくる危険を察知したのかもしれません。犬は、立ち上がって離れようとしました。
メンバーは慌てて前足を握ります。これは危険!真似してはいけません。噛みつかれる恐れもありますよ。
本格的に逃げようと暴れ出し、犬はキャンキャンと悲鳴を上げ、画面に砂ぼこりが舞い上がります。そのまま前足を持って引きずり出しました。
引き寄せて、少し落ち着かせます。犬は恐怖でオシッコをもらしたのかな?メンバーのズボンが濡れています。
子犬がいる?
赤いリードをかけて、「足をつかんでごめんよ」と謝りました。まだ少し逃げたそうな犬を落ち着かせます。
ここで新情報。この「ペチュニア」の乳房から、母乳が出ているのです。ということは、子犬がどこかにいる?
協力者と共に探すと、いたー!茂みに生後2日程度の白い子犬が1匹、コロンと転がって、イゥ、イゥ、イーゥ、とのどを鳴らしています。さっそく「ペタルス」と名前を付けました。
でも1匹だけ?1時間かけて、もう他に子犬はいないことを確認しました。
メンバーの家に連れ帰りました。ペチュニアは一生懸命、ペタルスを世話します。ペタルスは元気に母乳を飲みます。
ペタルスの目が開いた!他の犬も子犬の成長を見守ります。
その後
ペチュニアもすっかりくつろぎ、ペタルスはすくすくと育って、歩けるようになりました。幸せな親子ですが、彼らも里親さんを必要とする大勢の犬たちのほんの2匹です。かわいい親子の動画を見て癒されながら、このことを一緒に考えましょう。
動画を見ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:HopeForPaws-OfficialRescueChannel
Hope for Paws
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