鎖と飢え、汚染、孤独に耐えて
発見・救出
「ジャンゴ」の保護を敢行した日、ジャンゴはセメントで作った小屋の中で重い鎖につながれ、やせ細り、感染症をわずらい、自分の糞尿にまみれ、飢えていました。
それでも人を恐れることなく、訪れた保護団体Takis Shelter のメンバーをやさしい瞳で見つめます。
ドッグフードを与えようとすると、飢えていたジャンゴは待ちきれずに袋に頭を突っ込みました。
ジャンゴを外に連れ出し、鎖をはずします。いったいどれだけ長い間、この鎖につながれていたのでしょう。
ケア
病院で改めて体の状態を確認すると、所々脱毛し、皮膚の炎症が見られます。腰骨や背骨も浮き出ています。リーシュマニア症、エールリヒア症といった感染症であると診断されました。
ジャンゴは、尻尾を足の間にピタッと巻き込んで、血液採取などに耐えています。
よく頑張ったごほうびに、たくさん食べてね。
経過
そして3ヵ月後。治療を続け、しっかり食べ、遊び、ジャンゴは回復しました。
仲間の犬たちにとても好かれている様子。ジャンゴのまわりに集まってきています。
目の上の「タン」と呼ばれる斑紋が、キリッと白く浮かび上がっていますね。
3ヵ月前は顔の毛もバサバサで、色のコントラストがあいまいでした。背中もきれいです。
その後
鎖につながれ、孤独の中に放置されていたジャンゴは、やっと犬らしい生活を送れるようになり、そして里親さんとの巡り合いを待っています。
動画を見ることは保護支援にもつながります!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Takis Shelter