高速道路へとび出したら、一巻の終わり
通報・発見
高速道路脇に居ついたピットブルの保護依頼に、保護団体HOPE FOR PAWS が現場入り。
連絡をくれた男性は、数週間に渡り犬の世話をし、「ヴェイロン」と名付けていました。
犬が地面にまかれた食べ物に気を気をとられている隙に、背後からワイヤのリードを首にかけようとしましたが、犬が振り返ってバレバレ。逃げてしまいました。いつも1発で成功するとは限りません。
保護、その道のり
いざ、再挑戦。そして、また逃げられました。そしてまた、そしてまた…。
心配なのは、ヴェイロンがすっかり疑心暗鬼になって人を全くよせつけなくなってしまうことです。そろそろ、決めないと。
走り去ったヴェイロンを探すと、道路すぐ脇のフェンスに囲まれたコーナーにいました。
この写真では見えない右側に、犬が通れるすき間があり、その下方は高速道路で、ビュンビュンと車両がとばしています。もしそこに突っ込んでいってしまったら、一巻の終わり。
ヴェイロンは、フェンスにしがみついて、「こないで!」と吠えています。ああ緊張!保護メンバーも、細心の注意で近づきます。ヴェイロンの反応は…
うそみたい、伏せた~!
「降参」の意思表示です!
そして怖がっています。頭の良いヴェイロンは、高速道路には降りられないと、知っていたのかもしれません。
首にワイヤの輪がはまり、一安心。
噛まれないように、まずはひざを近づけます。その時のせりふ「ほら、僕たち今日、同じ色だよ。」
英語の聞き取り練習をしているアナタは、動画で聞いて脱力してください。“Look, we're in the same color today.”
脱力したところで、手を伸ばしてヴェイロンの頭をなでました。無問題!なんて大人しい子でしょう。
ヴェイロンをケージに入れて、フェンスを越すのも一苦労です。
この男性が、何週間もヴェイロンに水や食べ物を与えていました。喜びもひとしおでしょう。
病院でさっそく体を洗い、ヴェイロンはすっかりリラックスできました。
その後
家庭犬として一通りの訓練を、訓練施設でしてもらいます。ピットブルは変に危ないイメージがついてまわるので、より一層、落ち着いた行動ができるように訓練するのかもしれませんね。
訓練施設と言っても、仲間の犬たちや人と楽しく遊び触れ合う時間は十分にあるようですよ。なんだか無駄にゴージャスな訓練施設の様子も含めて、是非ご覧ください。
動画を見ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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