普通の犬の女の子
通報・発見
人里離れた場所にポツンと捨てられた犬の保護依頼。保護団体HOPE FOR PAWS は、荒涼とした風景の中に、その犬を発見しました。
筋肉隆々の、イメージ通りのピットブルです。
フェンスの向こうは立入り禁止の「政府の管理地」。米軍施設かもしれません。犬がうまく、こちら側に出て来てくれるとよいのですが。
食べ物につられて、こちら側に来てくれました。よかった!
たくましいからだつきの、女の子です。まだ少し逃げ腰です。尻尾はきりっと足の間に巻き込まれています。
筋骨隆々とは、このことですね。このからだも、闘犬というゲームのためなどに、私たち人間が作り出したものですよね。強そうなこの子も、犬の心理としては、小型犬とそんなに変わらないでしょう。不安な表情を見せています。
このひらけた場所で追いかけるのは困難。ケージトラップをしかけることにしました。
車が走り去ると、食べ物を追ってケージに入りました。それを確認して、車が戻ってきます。この数分間は、犬にとって絶望的におそろしい時間でしょうね。ごめんね。
広々した平原から別の場所に移動し、そこで「バニー」をケージから出しました。バニー、恐る恐る…。
このとき、バニーが最初にしたかったこと、それは、差し出された水を飲むより何より、手を差し伸べてくれた人に寄り添って、ひざに頭を乗せること。
尻尾が壁にあたって、パタパタいっています。涙腺崩壊まで、およそ0秒。
その後
バニーは犬の保護・訓練施設SevaDogが引き取ってくれました。この団体のホームページで確認すると、現在は里親募集中の犬たちの中にバニーはいません。きっと素晴らしい出会いがあったのでしょう!
もし、ピットブルなどこわもての犬が理由なく「怖い」と感じる方がいらしたら、どうぞバニーを思い出してください。犬を友好的にするのも、攻撃的にするのも、人なのです。
たくましい体と繊細な心をもったごく普通の犬、バニーを、動画でご覧ください。
動画を見ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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