風のように、山のように
通報・発見
路上生活を送る高齢の犬の保護依頼で、保護団体HOPE FOR PAWS が現場に到着しました。
老犬らしく、おそらく触覚、嗅覚、聴覚すべてがおとろえているのでしょう。隠れ場所にそっと近づいて、眠り込んでいる犬の前足にワイヤをひっかけますが、目覚める気配もありません。
レスキュー動画の前半は、ずっと寝ています!
「動かざること山のごとし」!
ようやく目覚めた犬。困惑して、じりじりと後方へ逃げようとします。
やぶから引き出したところで、首に布のリードをかけようとした女性の腕の皮に、興奮した犬が歯を立ててしまいます。それでも女性は落ち着いてリードをかけます。
犬は懸命に逃げようとします。
「はやきこと風のごとく」!
少し走った後、犬は草の上に寝転び、動かなくなりました。
素手でなでられても、日陰に引きずられても、じっとしています。
「我が命運、尽きたり。」といった風情です。
物言わぬ「ドロシー」の瞳はいったい何を映す…。あ、保護団体のリーダーが映っていました。
20分後、十分リラックスはしているようですが、相変わらず「動かざること山のごとし」なドロシーを抱えて、車に乗せました。
少し噛まれた女性メンバーとドロシー、それぞれが病院に向かいます。
病院で基本的な処置を受けた後、ドロシーは数週間、人への信頼を獲得するトレーニングを受けて、一時預かり施設へと向かいました。
その後
数週間前に「風林火山」を地で行っていたドロシーは、明るい雰囲気を身にまとい「こんにちは~おやつください。」とあいさつにきてくれます。
海岸でも他の犬たちに臆することなく楽しそう。軽やかに変身したドロシーによい里親さんが見つかったことを願いつつ、動画で高齢犬のかわいさをご堪能ください。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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