子犬の無邪気さがレスキューを後押し
通報・発見
クリスマス直前のある夜、父犬とその子犬の保護依頼を受けた保護団体 HOPE FOR PAWS が現場に到着すると、奥まった一角に親子を発見しました。
以前は母犬もいましたが、交通事故死したと近所の人が教えてくれました。
路上生活の厳しさを知る父犬は、見知らぬ人間が近づいてくるのに恐れをなして、壁際で震えています。
保護
子犬は無邪気に出て来て、おやつをもらいます。
「おやつだ、わーい!」尻尾をブンブン振っています。
無邪気さは、子供の強みであり、弱みでもあり、ですね。
そして難なく、赤い布リードをおなかに巻くことができました。
子犬の「スピーディ」は、びっくりして2,3度ぴょんぴょん跳ねますが、すぐに落ち着き、大人しく抱かれます。
次に、震える父犬の保護に取り掛かります。
この時の、保護メンバーのやさしさにあふれた手の動きは、動画必見です。
「怖がらないで。大丈夫よ。」と心で呼びかけているのでしょう。
無事、赤いリードがかかりました。
メンバーを見つめる父犬の瞳は、恐怖から信頼へ移行する光を宿しているようです。
名前を「シルベスタ」とつけました。
ここで子犬のスピーディを連れてくると、シルベスタの前でコロンと寝転がり、まるで「お父ちゃん、大丈夫よ。一緒に行こう」と言っているようです。
子犬の肉球3つ、いただきました!
ケア
病院で、父子のべたべたでフェルト布のようにからまった体毛を刈り、シャワーできれいにします。
シルベスタはまだ緊張ぎみですが、それでもその視線は常に、無邪気に振舞うスピーディに向けられています。
よいお父さんなんですね。
向かって右がイクメンのシルベスタ、タオルにくるまれているのが無邪気なスピーディ。
すっかり見違えった姿に、「おや?息子?」「あれ、お父ちゃん?」
その後
シルベスタ・スピーディ親子は、一時預かり施設で里親さんとの出会いを待つことになりました。
シルベスタの緊張もすっかり解け、他の犬たちとも馴染んで楽しそう。父子にとって、最高のクリスマスプレゼントになりましたね!
親子一緒に引き取ってくれる里親さんが、一日も早く見つかりますように。
動画を見ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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