犬は家族の一員なんて当たり前
犬と暮らしている人たちの犬への熱い想いについてアンケート調査を実施したのは、アメリカのドッグウォーカー登録アプリの会社WAGです。犬の飼い主2000人以上を対象にした大規模なものでした。
集まった回答の中で注目を集めたのは、多くの飼い主にとって犬は家族の一員などというのは当たり前過ぎて言うまでもないことで、家族の中でも犬は特別な位置にいるという人が多いことでした。
38 %の人が「家族の中で、他のメンバーに対して最も愛情と関心を示しているのは犬である」と答えています。また44%の人が「怒りや悲しみを感じて慰めを求めるとき、人間の家族と話をするよりも精神的に犬に頼ってしまう」と答えています。
確かに、犬は人間の家族と違って「そんなことを言ってほしいんじゃない」ということは言わないし、お説教をしたり、たしなめたりすることもないですもんね。犬は最高のカウンセラーだという人も多いかもしれないですね。ちなみに同じ質問に配偶者やパートナーに頼ると答えた人は23%だったそうです。
犬への愛を永遠に刻みたい
アンケートの結果から、犬は家族の生活に喜びをもたらし、人間たちはその喜びをユニークな方法で表現したいと思っているようです。
回答者の約3分の1の人々は、愛犬をテーマにしたタトゥーを入れることを、少なくとも考えてみたことがあると答えています。実際に愛犬をテーマにしたタトゥーを既に入れているという人は15%でした。
タトゥーの絵柄で最も人気があるのは肉球の足跡で、2位が犬のポートレート、3位が僅差で犬の名前でした。ちなみに、愛犬をテーマにしたタトゥーを入れている有名人には、ジェニファー・アニストンやマイリー・サイラスが挙げられています。
タトゥーと言われるとお国柄の違いを感じますが、もっと身近なところでは犬の誕生日についての質問もありました。60%の人が愛犬のために誕生日プレゼントを購入すると答えています。88%の人は誕生日に特別なごちそうやトリーツを用意し、25%が犬のために誕生日パーティーを開催しています。
愛してるから片時も目を離したくない!
テクノロジーの発達とともに、離れているときにも常に愛犬の様子をチェックしていたいという人が増えてきたのも最近の新しい傾向だそうです。19%の人が、留守番中の犬をチェックするために何らかのタイプのカメラを購入したと答えています。
四六時中犬を見ていないと不安だと言うのは、飼い主の方が一種の分離不安に陥っているとも言えそうですね。上記の前半の回答でも、精神的なサポートを人間の家族ではなく、犬に求めると言う人が多く、現代人が犬に頼っている様子が浮き彫りになっているようです。
まとめ
アメリカで実施された犬への想いについてのアンケート調査の結果をご紹介しました。人間が犬に頼るというと少し変な感じもしますが、犬の存在が精神的な支えになっていると言うと「確かに」と共感される方も多いのではないでしょうか。
けれど、それが行き過ぎて「依存」という形になってしまうと、犬にとっても人にとっても不健康なことになります。
一見お気楽なアンケート調査に見えますが、ご紹介した結果からは犬と人間の奥深い関係が伺えるように思います。皆さんはご自分と愛犬の関係についてどう思われますか?