男性恐怖症の大型犬
通報・発見
その大型犬は、乾燥地帯のトラックの出入りが激しい場所にゴミのように捨てられ、ひとりぼっちで2ヵ月放浪していました。
保護してほしいと通報があり、保護団体 HOPE FOR PAWS が出動。
リーダーが犬に声をかけますが、犬は恐れて逃げていきます。
男性を怖がるようなので、この犬の保護は女性主導で行うことにしました。
保護
リーダーのエルダッドさんは車に残り、気温42度近くの中、女性のロレータさん1人で大型犬と向き合います。
確かに、犬の「ガーシュウィン」は、エルダッドさんに対するのと態度が違います。
食べ物につられて近づいてきました。
ちなみにこのロレータさん、プロのシンガーソングライターでもあるんですよ。
ガーシュウィンが石の裏の日陰でロレータさんに背を向けているすきに、ワイヤの輪を首にかけたようですが…
首に輪をかけられた体重50キロのガーシュウィンは、驚いてロレータさんを引きずって走ります。
リーダーは車から降りて猛ダッシュ!
エルダッドさんが2本目のワイヤをかけようとしますが、犬は必死に抵抗します。
地面にはいつくばった状態のロレータさんは、犬大好きとしてもちょっと怖くはないのでしょうか?
炎天下、気温42度の中では消耗も激しいでしょう。
2本のワイヤがかかってガーシュウィンは少し落ち着き、激しく呼吸しています。
「すごい、いい仕事だったよ。ほんと、素晴らしい!」エルダッドさんはロレータさんを称賛します。
「つかまえたの?」と誰かが後ろから声をかけました。
リーダー:「彼女がつかまえたんだよ!」
ロレータさんのこの笑顔、どこまで犬好きなんですか!
ついにガーシュウィンの信頼を勝ち取りました。
ケア
病院に着いてシャワーを浴びます。
ガーシュインの顔つきが明らかに穏やかになりました。
お決まりの、ブルブル!2人はもうすっかり仲良しです。
熱射の中、飢えと乾燥、孤独に耐えたガーシュイン。
肩に感染症を発症していましたが、処置が施されて健康体に戻りました。
なによりも、男性恐怖症を克服したようです!
よかったね、ガー、いえ、エルダッドさん!
それから
心身ともに回復したガーシュウィンは、仲間の犬たち、人たちと共にのびのびと暮らしながら、里親が現れるのを待つことになりました。
愛情深く勇敢なロレータさんによる救助活動の様子と、とっても元気でかわいくなっちゃったガーシュインを、動画でご覧ください!
動画を見ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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