犬がカップルの絆を強くする?
「犬を飼っている人は長生き」「犬を飼っている人は心臓病のリスクが低い」「犬を飼うことはメンタルヘルスに好影響」など、犬を飼うことのメリットは次々にメディアに発表されます。
ドッグシッター仲介サイトのRover.comがイギリスで行ったアンケート調査によると、犬はカップルの絆を強くしてくれるという役目まで果たしてくれるのだそうです。
60%のカップルが「犬を飼う前より関係が良くなった」
アンケートの結果をご紹介しますと、犬を飼っているカップルの60%が犬を飼い始めてから2人の関係が良くなり絆が強くなったと答えています。また50%のカップルが、犬のおかげで一緒に過ごす時間のクオリティが高くなったと答えています。
確かに犬を家族に迎えることは赤ちゃんを育てるのと変わらないので、2人の協力体制は必須ですし、初めてのことを悩みながら乗り越えていくことで、絆が強くなるというのは納得できますね。
そして、苦労したり疲れたりしても、犬の可愛い様子を2人で見ていると一緒にいる時間が優しいものになることも想像がつきます。
このことを裏付けるように、88%のカップルが犬を飼うためにはチームワークが必要であると答えており、65%のカップルが犬を飼うことで信頼が得られたとしています。
さらに43%のカップルは、犬を飼い始めてからパートナーにより惹かれるようになったと答えています。確かに男性であれ女性であれ、犬のケアをしたり、犬への優しい思いやりを見せたりする人が魅力的に見えることは不思議ではないですね。
犬を迎えることは、2人の関係に覚悟を持つこと
このように、犬を迎えてカップルの関係が良くなったとか、相手が魅力的に見えるようになったというのは、どちらもきちんと犬の世話をするということが大前提です。犬を迎えたけれど、どちらかは可愛がるだけで全く世話をしないなどということでは、絆が強くなるどころか破局にさえ向かい兼ねません。
アンケートでは、恋愛や婚活において相手が犬好きであることの重要性も浮かび上がっています。36%の人が、出会った相手が犬好きでなければ付き合わないと答えています。
33%の人は、カップルで犬を飼う前には6年間は一緒にいると決め、28%は犬を飼うことは2人の関係における大きな覚悟の1つだと答えています。
このアンケート調査は、ドッグシッターを仲介するためのサイトが行ったものですから、犬に対して深い思いのある人が回答している率が高いのだとは思いますが、カップルで犬を飼うことに対して子供を産むこととほぼ同じくらいの覚悟を持って臨む人が多いように見受けられます。
逆に言えば、これくらいの覚悟がないと2人で犬を育てることで絆が強くなることなどないのかもしれないですね。
まとめ
イギリスで行われたカップルで犬を飼っている人たちへのアンケート調査で、犬を飼い始めてから2人の絆が強くなった、パートナーが魅力的に見えるようになったというポジティブな回答が多く見られたことをご紹介しました。
これも「犬を飼うと健康になる」という説と同じで、きちんと犬に向き合って正しい飼い方をした人だけが得られるメリットとも言えますね。
「子は鎹(かすがい)」ならぬ「犬は鎹(かすがい)」になるかどうかは、人間次第と言えそうです。