ピットブルは痛みと恐怖心から臨戦態勢に
通報・発見
高速道路脇で足をひきずるピットブルを見たという通報を受け、保護団体HOPE FOR PAWS の代表エルダッドさんが現場に急行。
犬は近づく人間に恐怖し、吠えかかります。
保護 ~犬との距離の縮め方~
食べ物を与え、距離を保って首にひもをかけ、やぶから誘い出します。
犬は大人しくなりましたが「うるさいなあ、ほっといて。」と言いたげな表情で、まだ半信半疑です。
「ヤラ」という名前に決めました。
ヤラの前足は骨折しているようで、かなりひどい状態でした。
ヤラがひもを噛み切って逃げようとします。
思わず「お願い止めて」と懇願しますが、無情にもひもは切れ、ヤラはやぶに戻ってしまいました。がっかりだよ…。
一からやり直しです。
もう食べ物がなくなってしまったので、もっと信頼してもらう必要があります。
リードはすぐにかけられましたが、与えた水を飲み干し、この人を信用していいのかどうか、決めかねているヤラとのコミュニケーションが続きます。
ヤラはどうしても踏ん張って動かないので、保護団体のメンバーに来てもらい2人でやっとケージに入れました。
ヤラはまた吠えかかり、エルダッドさんに叱られます。
ケア
病院でも引き続き、ヤラの痛みと恐怖に固まった心をほぐします。
まだ思わず鼻にしわが寄ってしまうヤラ。忍耐強く信頼関係を築きます。
左前足は完全に潰れていたので、切断となりました。
三本足になったヤラですが、精神的には非常に安定してきました。
その後
トレーニングを積み、ヤラは人間への信頼をすっかり取り戻します。
「嬉しくて尻尾を振ってくれるのは最高!」とエルダッドさん。
犬と人が、恐怖、ためらいを乗り越え信頼関係を築く一部始終を、映像でご覧ください。
元気な愛らしいヤラの姿も見られます!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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