人間不信の犬は人から逃げまどった
通報・発見
飼い主に見捨てられ、母犬は事故死、きょうだいはいつのまにかいなくなった後、その犬は家のあった空き地にとどまり続けていました。
近隣住民からの救助要請で保護団体メンバーがかけつけると、犬は人を恐れてるようでした。
保護
近づく人を見て「ブロンディ」は尻尾を振りますが、見えない壁があります。人が懐かしいと同時に人を恐れているようです。おずおずしている様子が見てとれます。
すぐに保護できると思いきや、捕まるとわかった途端にブロンディは逃げます。
食べ物は欲しいけれども、絶対に捕まりたくないのです。
ならばと、食べ物で釣り、ケージの中に誘導しますが、ブロンディはすんでのところで逃れてしまいました。
これでさらに救助メンバーに不信感を持ってしまったでしょう。
空地に戻ってきたブロンディを、行き場をふさいで追い込むことにしましたが…
ブロンディが一枚上手でした。壁を乗り越え逃げて行ってしまいました。
意図が伝わらないのがもどかしい…。
保護活動2日目。ついに狭いコーナーに追い詰め、ブロンディを確保しました。しかし狂ったように猛烈に暴れ、叫びます。
瞳に恐怖を浮かべ、人間から逃げたいという強い気持ちが伝わります。
疲れ切った犬と人。
荒い息のブロンディはまるで、人の心を読もうとするように見つめています。
病院へ
ケージに押し込めた後も暴れましたが、無事に病院に連れて来られました。
ブロンディにはなんと200匹ものダニがついていました。
凍った心をとかしたい
恐れで固まっているブロンディを慰めようと、小型犬「ヨーダ」が連れて来られました。
彼の屈託のない陽気さは、ブロンディの凍った心を少しとかしたようです。尻尾を振り出しました!
恐怖心をぬぐい、人への信頼回復を目指して、ブロンディの訓練が始まりました。
この犬は本来、とても人が好きなのでしょう。だからこそ、恐怖の捕獲時も、決して攻撃的ではありませんでした。
人が壊した犬との信頼関係を、人は取り戻すことができるのでしょうか。よい兆候が見え始めたブロンディのその後は、是非動画でご覧ください。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
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