白濁した瞳に見る苦節10年
通報・発見
路上生活を続ける目の見えない犬がいると、保護団体 HOPE FOR PAWS に保護依頼がきました。
通報通り、道路脇に茶色い大型の犬を発見しますが、全盲のその瞳は白く濁っていました。
保護
路上で食べ物をもらって生きてきたのでしょう。これまで人と緊密に接触の機会がなかったためか、近づきたくない様子でしたが、食べ物でおびき寄せ、リードをつけることができました。
しかし、暴れに暴れます。目が見えない中で突然ヒモをかけられたら、それは怖いですよね。
やっとケージに入りました。犬はファラオと名付けられました。
新しい環境
病院での検査などを一通り終えたファラオは一時預かり施設に入りました。他の犬たちや人にもずいぶん慣れたようです。
リードをつけて散歩をした経験がなかったため、リードをつけるとナーバスになるそうです。なんだかよちよちと歩いています。
いいあくび顔!
「おっとごめんよ!」乗り込まれた方の犬もまた、盲目のようですね。
ファラオに関しては、角膜移植などで視力を取り戻せないものか、関わる人々は相談しているそうです。
走り回る他の犬と接触やニアミスも気にしない。我が道を行くファラオです。
この角のクッションが定位置です。居場所があるっていいね。
我が道の先の希望
10年もの路上生活を経た後でも、適切に接すれば、犬は新しい環境に順応する柔軟性を持っているのですね。
一時預かり施設でいい表情を見せるファラオの映像をどうぞご覧ください。ハンディキャップのある犬にも里親が見つかりますように。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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