犬をおんぶしたおばあちゃん
おんぶ
おばあさんは、犬を1日中、おんぶしています。
食事
犬は、食事の時だけ、おばあさんからおります。
でも、なかなかお皿までたどり着けません。
その犬は目が見えていなかったのです。
視力
以前は、ちゃんと見えていましたが、ポメの視力はだんだん失われて行きました。
それによって、あちこちにぶつかったり、からまったりします。
おばあちゃんは、ポメがかわいそうで仕方ありません。
危険
視力が失われてからは、ポメには全てが危険極まりない場所となりました。
そのため、おばあちゃんはポメを守るために、おんぶしているしかなくなったのです。
すべて
おばあちゃんは、ポメを動物病院に連れて行って診てもらうことにしました。
「ポメは私のすべてですから。ポメがいない人生なんて考えられません。」とおばあちゃんは泣きながら言いました。
病名
検査の結果、ポメは進行性の網膜萎縮症でした。
加齢によるもので、その進行は止められないと獣医師は言いました。
おばあちゃんはそれを聞いてがっかりしました。
最後に
おばあちゃんはこう言いました。
「私はこの子の目になる。私たちはお互いに助け合って生きていきます。」
すべての飼い主さんがそう思ってほしいです。