キャットピープルVSドッグピープル
アメリカのドッグシッター紹介サイトであるRover.comが、犬の飼い主と猫の飼い主1000人以上を対象にした大規模なアンケートの結果を発表しました。犬が好きな人々と猫を愛する人々は、しばしばその違いが話題になります。けれども、アンケートの結果からは、両者は違っている点よりも共通点の方が多いことが分かりました。
犬も猫も飼い主の生活の中で「家族」としての役割を果たしており、飼い主の生活のすべてー家具や自動車を購入するときの選択肢や住居の選択などーに大きな影響を与えています。確かに心当たりのあることばかりですね。
愛犬家と愛猫家に共通している点
- 外出から家に帰ったとき、人間の家族よりも先にペットに「ただいま!」と言う人の割合は、犬オーナー69%猫オーナー67%でした。
- 犬オーナー猫オーナーともに、1日に1〜2時間ペットと寄り添って、撫でたり抱いたりして過ごすと答えています。
- 猫オーナーの70%が猫のために自作の歌を作って歌っていると答えています。犬オーナーでは63%が犬のために歌を歌っています。
- 犬オーナー猫オーナーの両方の大多数が、愛犬や愛猫にジッと見つめられると、ついつい言いなりになってしまうと認めています。うなずけますね。
- 犬オーナーも猫オーナーもペットの写真を撮るのが大好きで、84%の人が携帯の写真ファイルの半分はペットの写真だと答えています。
- 犬猫どちらの人々も、自分はペットを甘やかしていると感じていて、61%の人がソファーやベッドにはペットの定位置があると答えています。
- 犬猫どちらのオーナーも、ペットに1〜5つのニックネームをつけて、いろいろな呼び方をしています。
では愛犬家と愛猫家で違っている点は?
犬オーナーと猫オーナーでは、もちろん違っている点もいくつかありました。
- フリータイムを人間の友人と過ごすよりもペットと過ごす方が好きという人は、猫オーナーでは過半数の52%でしたが、犬オーナーでは43%でした。ちなみに、犬と猫の両方と暮らしている人では59%が「人間よりペット」と答えています。
- 1日に何回くらいペットに話しかけるかという質問では、犬オーナーで最も多かった回答は「数えきれない」だったのに対し、猫オーナーでは「1〜5回」でした。けれども、猫オーナーの91%は愛猫が発する声で何が言いたいのか分かると答えています。
特に対照的で興味深いのは次の項目です。
- 犬オーナーの37%は、愛犬が他の人と戯れあったり懐いたりしていても気にしない、むしろ愛犬が他の人と仲良くしていると嬉しいと答えています。対して猫オーナーの38%が、愛猫が他の人に懐いていると悲しいと答えています。猫オーナーは愛猫の愛情は自分だけに向けられてほしいと回答しています。犬オーナーでは、愛犬が他の人に懐いていると悲しいという人は22%でした。
- ペットの抜け毛を取るためのコロコロクリーナーの所持率は、猫オーナーでは66%、犬オーナーでは55%でした。個人的には「え!100%じゃないの?猫でも犬でも必需品だと思うんだけど」と、ちょっと驚いた点でもありました。
まとめ
アメリカの会社Rover.comが実施した、愛犬家と愛猫家へのアンケートの結果をご紹介しました。
こうして見ると、犬であれ猫であれ、家族を愛する気持ちは同じだなあと温かい気持ちになります。一方で、愛犬家の愛情表現はストレートでオープンな感じがしますが、愛猫家は表面上はクールな関係を保っているように見えて、内面では熱い愛情を抱えているというイメージです。その点は犬と猫のイメージにも通じるようで興味深く感じました。皆さんはどのように思われましたか?
《参考》 https://www.rover.com/blog/cat-people-vs-dog-people/