イギリスのオンライン新聞が発表したアンケート調査
イギリスのオンライン新聞『インディペンデント紙』が、「犬を飼うことと健康」について大人2000人を対象にしたアンケート調査を行い、その結果が発表されました。
アンケートに参加した2000人のうち、1000人は犬と暮らしている人々で、残り1000人は犬と暮らしていない人たちでした。
発表されたリサーチ結果からは、犬の存在が様々な形で飼い主の健康をサポートしている様子が伺えるものでした。我が家の愛犬事情と比べるのも良し、イギリスという外国の犬事情を覗いてみるのもまた良しです。
犬の散歩で歩く距離は平均して年間1400km
犬を飼うことと飼い主の健康の関連で、すぐに頭に浮かぶのは毎日の散歩で歩くことでしょう。リサーチからは次のようなことが分かりました。
- 犬を飼っている人が1週間に歩く距離の平均は34kmで、そのうち犬との散歩が占める距離は27km
合計すると犬の飼い主は散歩だけで年間1400kmを歩いている計算になります。犬を飼っていない人が1週間に歩く距離の平均は22.5kmでした。
- 犬が散歩に連れて行ってもらう回数は1週間で平均9回。1回の散歩は約34分
つまり1週間のうち約5時間が散歩に費やされています。
- 犬の飼い主の3分の1以上が、犬を迎えてから歩く距離が増えたと答えています
犬を飼っていない人のうち4分の3はもっと歩くようにしたいと考えており、46%の人は犬がいればもっと外に出る機会が増えると考えています。
- 犬の飼い主は散歩中に年間936枚のウンチ袋を使用し、2340回のボール投げをします
いかがでしょう?
イギリスの犬の飼い主は、犬と自分自身の運動に費やす時間が比較的長いなという印象を受けました。
犬がくれる良い影響は身体面以外にも
犬を飼い始めた多くの人が感じる、身体面以外の良い影響もアンケートの結果から伺えました。
- 犬の飼い主のほぼ半数は、犬と暮らすことでメンタル面の健康をサポートし、ストレスレベルが減少したと感じています
- 23%の犬の飼い主が、犬のおかげでより社交的になったと考えています
1回の散歩中に平均して2回、他の犬の飼い主と会話をしています。
- 4分の1の人々は現在の散歩の時間が精一杯だと感じており、5分の1の人は仕事が忙しくて十分な散歩の時間を取れないと感じています
現代人が忙しいのはどこも皆同じですね。
まとめ
イギリスで行われた、犬を飼っている人と飼っていない人へのアンケート調査の結果をご紹介しました。
結果自体は「そうだよね」と思わせるものですが、具体的に年間どれくらいの距離を犬と一緒に歩いているのかを示されると、なかなかインパクトがありますね。
毎日しっかり歩くことが、身体面で良い影響があることは言うまでもありませんが、犬と一緒に歩くことで地域の人々との会話が増えたり、社会的なつながりができたりすることは、精神面での重要なメリットです。
人間だけでなく犬もまた社会的な生き物なので、散歩中に他の犬や人のそばで過ごすのは大切なことですね。