愛犬がご飯を食べない理由
考えられる原因
ご飯を食べない理由はひとつではないので、食べないこと以外に、いつもの生活と比べ変化はないかをチェックして原因を探りましょう。
- いつものフードを食べ飽きてしまった
- ストレス
- 体調不良
- 薬の影響
単純にわがままで、今まで食べていたフードを急に食べなくなることがあります。フードは食べないのにオヤツは欲しがり、体調自体には変化がなく、元気にお散歩も行く場合は、このケースにあてはまることが多いです。
内向的な性格でストレスに弱いタイプの犬は、引っ越しやペットホテルのお泊まりなど、環境の変化で食欲が落ちてしまうこともあります。お腹をこわして下痢になることもあります。
病気により体調を崩し、食べられなくなることがあります。食欲不振でこれが1番怖いケースです。病気であれば、ご飯を食べない以外に下痢や嘔吐、発熱など他の症状も出ることが多いですが、早めに獣医さんに診てもらいましょう。
我が家の愛犬は、お薬の影響でドッグフードが食べられなくなったことがあります。抗生物質のお薬を飲ませ始めると、いつも食べているフードを全く受け付けなくなるようです。食欲はあり、オヤツや手作りご飯であれば食べてくれるので、初めはなかなか原因が分かりませんでした。
ご飯を食べない理由のひとつとして、お薬が原因の場合もありますので、何かの薬を服用している犬であれば疑ってみてください。
愛犬にしっかりご飯を食べてもらう工夫
匂いをつけましょう
犬の臭覚は犬種や臭いの種類によりバラつきはあるものの、人間の何万倍とも言われています。実は味覚に関しては意外と鈍く、味を認識する能力は人間の4分の1程度と言われています。
犬がフードを好むか好まないかの最大の理由は匂いになります。病気以外の理由で食べなくなってしまったときは、鶏肉や豚肉をゆでた汁をかけるなどして、匂いを加えてみましょう。
食べなかったフードは早めにさげる
フードの用意ができても、食べようとする気配が見られない場合は、15分から20分ほどで片付けてしまいましょう。
犬はいつでも食べられると思うと、自分の好きなタイミングで食べようとするので、用意されたときに食べてしまわないとご飯があたえられないと覚えてもらいましょう。
オヤツを与えすぎない
しつけ用のオヤツを、ごく少量与える分には問題ないですが、喜ぶ愛犬の姿が可愛らしくてついついオヤツを与えすぎていませんか?犬用のオヤツは匂いも強く、犬は喜んで食べてくれますが、オヤツでは健康な身体を作ることはもちろん不可能です。
ドッグフードは、犬の身体の健康を考えて作られたバランスの良い食事になっています。オヤツの食べすぎでフードを食べなくならないように、加減して与えましょう。
お散歩などで運動量を増やす
あまり好きではないフードであったとしても、お腹がペコペコに空いていたら目の前にあるご飯を食べてくれることも多いので、しっかりと運動させてみましょう。体調に変化がなく、わがままで食べない犬に試してみてください。
新しいドッグフードを食べてくれない
新しいドッグフードを食べられない理由は?
ドッグフードを新しいものに変えると、食べなくなることもありますよね。慣れないフードが出てきて驚いているかもしれませんし、匂いが好みではないのかもしれません。
原因は様々なので、理由を特定するのは難しいですが、全く食べられないのであれば身体に合っているかどうかも分からりません。
まずは愛犬が食べられるように考え、それと同時にフードの切替え方法も知っておきましょう。
同じ時間に同じ器で
犬は習慣性が強い動物です。毎日同じ時間帯に、ご飯をあげているとそれを習慣化してしまいます。新しいフードでも、時間を変えずに慣れた器で用意してあげることで、これが自分のご飯なんだと新しいフードを受け入れやすいかもしれません。
食感を変えてみる
ドライフードの食感を好まない場合もあります。スープやお湯でふやかして柔らかくし、口に入ったときの食感に変化を出してみましょう。
フードの切替え法
お腹の弱い犬はいきなり新しいフードを食べると、下痢をおこす原因になります。フードの切替えは数日~10日間ほどかけて行いましょう。
まず1日目は、今までのフードの量の1割程度を新しいフードに変更します。2日目以降は、食いつきやウンチの状態に問題がなければ新しいフードの割合を徐々に増やしていきましょう。
毎日しっかりウンチの状態を確認し、下痢になっているときは無理に切替えをすすめるのではなく、下痢をしていなかったときの割合まで戻し、ゆっくりと身体を慣らしていきましょう。
まとめ
犬を飼っていると、1度は食欲不振で悩まされることがあると思います。食べない理由は病気だけではなく、思いがけない原因があるものです。
焦ることなく、しっかりと様子を見て愛犬が美味しくご飯を食べられるように工夫してみてください。