驚き!海外で定められている犬に関する厳しい法律7選
1.長時間のお留守番は禁止
世界の国々を見てみると、犬だけで長時間お留守番させることを禁止している国があります。
例えば、スウェーデンでは5時間以上留守番をさせてはいけないと、動物愛護法で決められています。
ドイツでも犬に4時間以上お留守番をさせるのは好ましくないとされていて、10時間以上お留守番をさせると虐待と判断されるそうですよ。
何回も違反していると罰則があり、最悪の場合、強制的に愛犬を没収されて保護施設に保護されることになるそうです。
もし、今の日本でも同じように5時間以上お留守番させてはいけないとなると、独り暮らしの人がフルタイムの仕事に行っただけで、法律に違反してしまうことになりますね。
スウェーデンでは、ペットシッターに頼むなどできるようですが、日本ではそういったサービスはまだ浸透していないので、毎日誰かに犬を世話してもらうのはとても大変だといえそうです。
2.店頭販売はダメ
日本ではペットショップで犬を販売しているのが当たり前の光景となっています。
しかし、ドイツやカナダなどの国では店頭販売を禁止しているのだとか。
では、どこで犬と出会うのかというと、直接ブリーダーから購入したり、ペットシェルターやティアハイムと呼ばれる犬を保護している施設から譲ってもらったりするのだそうですよ。
また、購入したり譲ってもらったりするときは、審査もあるようで安易に犬を飼うことができないようになっています。
今の日本と比べると少し厳しいと感じる人もいるかもしれませんが、動物のことを考えるととても良い法律だと思いませんか?
3.1日3回は散歩に行かないと罰金
海外の犬に関する法律を見てみると、割と厳しいと感じるものがあります。
例えば、イタリアのトリノでは、1日に3回以上散歩させないと500ユーロ(約6万円)の罰金を科せられるのだとか。さらには、徒歩のみで散歩をするようにとのこと。
実際に1日3回散歩に行ったかどうか確認するのは難しいので、それくらい犬を大切にする気持ちをもって飼ってね、という気持ちを込めての法律なのでしょうね。
必ず1日3回散歩をさせないといけないのは大変ですが、自転車やバイクで散歩をさせるのはとても危険な行為なので、個人的には賛成です。
4.マイクロチップの義務化
犬が迷子になったときや、身元を確認するためにとても役立つマイクロチップ。
そんなマイクロチップの装着を法律で義務化している国があるのをご存じですか?
ドイツ、イギリス、アイルランド、オランダ、スイスやフランスなどでは、マイクロチップを義務化していて、キチンと守らないと罰金などがあります。
例えば、イギリスでは最高で500ポンド(7万円ほど)の罰金を科せられることもあるそうですよ。ちなみに、日本もマイクロチップの義務化を検討しているそうですよ。
5.吠えたらダメ
海外の厳しくて変わっている法律として知られているのが、吠えたらダメという法律。
有名なのがアメリカのアーカンソー州にある法律で、18時以降に犬を吠えさせてはいけないというもの。
なるべく周りに迷惑をかけないために、愛犬に吠えさせないようにするのは飼い主の義務だとは思いますが、完璧に吠えないようさせるのは難しいですし、犬の権利をないがしろにしている感が否めないな、と感じる人はたくさんいることでしょう。
他にもイタリアのコントローネという町では、午後2時~4時までの間に犬が吠えたら罰金という条例があるそうで、罰金の額も最高で500ユーロ(約6万円)になるそうです。
そもそもなぜ、そういった条例が決まったのか気になりませんか?
イタリアでは昼食後にお昼休みを取るのが日常的なようなのですが、ある日町長が昼休みをくつろいでいるときに、犬が吠えて昼休みを邪魔された!と、怒ったのが始まりといわれています。
犬が吠えるのは普通のことなのに、何とも理不尽で厳しい感じがしますね。
6.犬を飼うには証明が必要
スイスで犬を飼うためには証明書が必要となるみたいですよ。
初めて犬を飼う人は、犬を迎える前に4時間以上の講習を受け、犬を迎えた後に1回1時間のしつけ訓練を4回受けて、実技テストで合格すると証明書をもらえるのだとか。
ドイツでも危険犬種とされている土佐犬やピットブルを飼うときは、実技テストや犬の知識などのテストに合格して、免許を取ることが義務付けられているみたいです。
私の個人的な意見としては、日本も犬などの動物を飼う際はこのくらい厳しくしてほしいと思っていたりします。
7.ウンチの放置は罰金
いろいろな国を見ていると、犬のウンチを放置すると罰金を科すという国がたくさんあります。
なかでもドイツではウンチを放置すると、約35ユーロの罰金があるらしいです。
日本円にして4,000円ほどの罰金となり、一見すると大したことないと思うかもしれませんが、何とウンチを分析して犬のDNAを調べ、ウンチをした犬の飼い主を見つけるという徹底ぶりなのだとか。
残念ながら日本はまだまだ犬や動物に対する法律や対応がちゃんとできていません。
結果として犬のウンチを放置する人がいたり、マナーを守らない飼い主が野放し状態になっていたりするのが現状です。
とても周りの人に迷惑をかけてしまいますし、犬を散歩させる場所が少なくなってしまうことにも繋がるので、日本もドイツを見習ってもっと厳しく対策してほしいと思います。
まとめ
海外の犬に関する法律を見てみると、日本と比べて厳しい法律がたくさんあります。
中にはおかしく感じる法律もありますが、犬のためにある法律のほとんどは犬が快適に暮らせるために必要なものです。
日本ではまだまだ犬や動物のための法律が整っていませんが、法律の有無に関係なくそれぞれがマナーやモラルをしっかりと守って、犬が少しでも快適に過ごせるようにしてあげたいですね。