まるで犬と仲良くなるシミュレーター!
10月にリリースされた『レッド・デッド・リデンプション2』は、プレイステーションやXboxでプレイすることができる、世界的に大ヒットしたアクションゲームの第3作です。
西部劇の世界を描いたアクションと、アドベンチャーのゲームなのですが、逃亡を続ける主人公というメインのテーマとは別に、犬好きのプレイヤーたちの間で、「まるで犬と仲良くなっていくための犬撫でシミュレーターだ!」とSNSなどで話題になっています。
このゲーム、プレイヤーが旅の途中で出会う犬(つまりゲームの画面上に現れる犬)全てと触れ合うことができ、その触れ合い方がゲームの行方を左右さえするのです。
ゲームの本筋から離れて犬に夢中になる人続出
プレイヤーは出会った犬を好きなだけ撫でて、可愛がることができます。
プレイした人の証言によると、過去に触れ合った犬に再度出会ったときは、犬がプレイヤーを覚えていて尻尾を振ったり吠えたりもするのだそうです。
またゲーム中の犬は、主人公であるプレイヤー以外のゲームキャラクターたちにも愛されているため、もしも犬を傷つけてしまった場合には、たとえそれが不幸な事故であったとしても、様々な形で報いを受けることになるそうです。
可愛がるだけではなく、怪我をした犬を助けるシーンなどもあり、アクションやアドベンチャーそっちのけで犬を見つけたら、馬から降りて犬に構いに行く人が続出しているようです。
その気持ちはとてもよくわかる気がします。
ちなみに、ゲーム中に現れる猫は撫でたり触れ合ったりすることはできないそうで、制作会社には猫好きのプレイヤーたちから、「早く改善を!」の声が届いているようです。
ゲーム制作会社の皆さまにお願い!
ここで紹介したゲームの中の犬との触れ合いは、ゲームのメインテーマではなくて気の利いたスパイス的な役割なのですが、もういっそのこと「犬との正しい触れ合い」をテーマにしたゲームがあればいいのに!と感じました。
犬育成シミュレーションゲームはいろいろな種類がありますが、「癒し」や「可愛らしさ」がメインのものがほとんどです。
そのような従来タイプよりも、もっと現実的なシミュレーターが欲しいなあと思います。
例えば、研究で明らかになっているエビデンスをベースにしたトレーニングシミュレーター。
カーミングシグナルなどの犬のボディランゲージも忠実に再現して、それをきちんと読み取れないとトレーニングがうまく行かないというようなものです。
バーチャルリアリティ技術を使って犬の行動を体験し、犬のボディランゲージを正しく読み取れるようになる教育ツールは、イギリスで開発されていますが、(https://wanchan.jp/osusume/detail/11856)ゲームならば、もっと総合的に継続してバーチャルな犬と接していくことができ、遊びながら犬を学ぶことができます。
「トレーニングがうまく行かない」とネグレクトや遺棄される犬、また不幸な咬傷事故を防ぐための楽しい教育ツールとして、ゲームはとても大きな可能性があると思います。
ゲーム製作会社の皆さま、いかがでしょうか?
まとめ
アクションアドベンチャーゲームの中で、登場する犬と触れ合い仲良くなれる設定が人気を呼んでいるという話題をご紹介しました。
メインのテーマが西部劇アクションのゲームなので、子供や銃撃シーンなどが苦手な人向けではないのですが、犬と仲良くなると覚えていてくれたり、犬を傷つけると報いを受けたりというのは良いコンセプトですね。
ゲームの新しい可能性を感じさせてくれる話題でした。
《参考》
https://www.rockstargames.com/reddeadredemption2/jp/