停電になったら、どうしますか?
災害の多い国で暮らす私たちは、万が一のときのための備えが必要です。水、食料、懐中電灯…。防災グッズをまとめてリュックに詰めたから、とりあえず大丈夫かな…。
ちょっと待って!愛犬のための備えは十分ですか?
もしも突然停電になって、電気が使えなくなったらどうしますか?暑がりな犬が、クーラーが切れた室内でハァハァと苦しそうにしたら…?
そこで今回は、愛犬のための備え、とくに突然の停電に対処するための備えをご紹介します。十分な備えで愛犬の命を守りましょう。
冷却マットを準備しておく
最近は、ひんやりしたジェルマットや冷え冷え素材のタオルケットなど、暑さに弱い犬のためのありがたいグッズが多数販売されています。普段はクーラーをつけているから必要ないと思うかもしれませんが、停電時にはこうした犬用グッズが活躍するので準備しておきましょう。
犬用の首巻きタイプの保冷剤があれば、より安心です。暑さがましになると片付けたくなりますが、日中の暑さが残るうちは冷蔵庫や冷凍庫に入れたままにしておきたいですね。
ペットボトルの水を凍らせておく
ペットボトルの水を凍らせておけば、それにタオルを巻くだけで愛犬の体を冷やしてあげられます。溶けた水もいろんな使い道があるので、とくに暑い時期は準備しておきましょう。
遮光・遮熱カーテンをつける
愛犬が1匹でお留守番しているときに、突然停電になったら…。ケージを窓際に置いている場合は、わんちゃんが暑い日差しに直接さらされることになってしまいます。
遮光・遮熱カーテンには、いろんなタイプがあります。厚い生地のカーテンやレースなどの薄い生地のカーテン、小さい窓用のサイズの小さなカーテンもあります。光が入る明るい大きな窓は、停電になったら熱い日差しを取り入れる恐怖の存在に代わってしまうでしょう。わんちゃんがいる家庭は、カーテンにもこだわりたいですね。
そして、犬のケージは必ず窓から離しておくこと。これが備えの第一歩です。
電気のいらない犬用ひんやりハウス
保冷剤を上段の引き出しに入れて使用する「電気のいらない犬のひんやりハウス」を知っていますか?保冷剤を上段の引き出しに入れることで、下のハウスは涼しい快適な温度を保ってくれるというアイデアグッズです。
ハウスの壁は断熱材でできているので、暑い日中に停電が起きても対応できます。決して手を伸ばしやすい価格ではありませんが、愛犬のための備えとして大注目されています。
電気のいらない保温布団
もしも冬の寒い時期に停電になったら、とくに小型犬は寒さにぶるぶる震えるかもしれません。そこで準備しておきたいのが「電気のいらない保温布団」です。
熱反射アルミ素材が使われた保温布団は、ぬくもりを閉じ込めるのに適しています。毛布でぐるぐる巻きにしても寒がるようなら、こうした犬用グッズで温めてあげたいですね。
まとめ
愛犬のための停電への備えについてご紹介しました。いかがでしたか?
突然の停電に、わんちゃんはきっと不安な思いを抱えるはずです。そんなとき、十分な備えをしていれば、ばたばたと慌ててさらに愛犬の不安を煽るようなことにならずに済むかもしれません。
大事なのは、停電への備えと「大丈夫だよ。」という飼い主さんの言葉です。わんちゃんが暑さや寒さ、暗闇への恐怖で怯えることのないように、私たち飼い主は冷静かつ的確に行動したいものですね。