犬好きピープルへの調査を行ったのは誰?
アメリカの「Rover.com」という、犬のためのネットワークサイトが、犬と暮らしている人たちを対象にして大規模なアンケートを調査を行い、その結果が発表されました。
このRover.comは、犬と暮らしている人がドッグシッターやドッグウォーカーが必要になったときに、自分のニーズにぴったりな人を見つけるためのネットワークサイトです。
アメリカとカナダの66都市のドッグシッター、ドッグウォーカー、ドッグデイケアなどのサービス提供者が登録されていて、利用者は料金や他の人のレビューなどを比較しながら選べます。
このように、何万人ものドッグオーナーたちとつながりのあるサイトが、現代のアメリカ人と犬たちとの関係を調査するために行ったのが、今回ご紹介するアンケートです。
『ドッグピープルの真実』とタイトルがつけられたアンケート結果から浮き彫りになったのは、従来の「主人とペット」という関係よりも、「家族の一員としてのペット」という姿でした。
これは日本の私たちにとっても、大いに共感できますね。
ではアンケートの具体的な部分をご紹介していきます。
ロマンスと犬
犬と暮らしている人々の恋愛や、結婚のパートナーと犬との関係はどのようなものでしょうか?
- 25%の人は、デートに犬を連れて行ったことがあると答えています。
- 65%の人が、パートナーの写真よりも愛犬の写真をたくさん撮っています。
- 47%の人が、愛犬と1週間離れて暮らす方が、パートナーと離れるより辛いと答えています。
- 54%の人が、愛犬がパートナーを嫌った場合、別れを考えると答えています。
ドッグピープルの皆さんの犬への愛の深さが伺えますね〜。
以前に別の調査で、パートナーが愛犬を嫌いだと言った場合、86%の人が「別れる」と答えたという結果がありました。
この調査では、「犬に嫌われる」という、ご本人には仕方のないことで別れを考えられてしまうのは、ちょっと気の毒な気もしますね。
家族としての犬
- 94%の人が、愛犬を家族の一員だと考えています(当然ですね!)
- 56%の人が、帰宅したときに他の家族よりも先に犬に挨拶をすると答えています。
- 78%の人が、クリスマスカードや夏の旅行など家族行事に愛犬を参加させています。
- 29%の人が、SNSに家族や友人よりも愛犬の写真をたくさんアップしています。
いろいろと心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
筆者自身は、上の4つの項目が全て当てはまります。
犬への深い深い愛情
- 88%の人が、犬が留守番中に寂しくないようにテレビや音楽を流すなどの工夫をしています。
- 82%の人が、愛犬と離れている間は犬のことが心配だと答えています。
- 56%の人が愛犬の誕生日をお祝いしています。
- 51%の人が愛犬のために歌ったことがあり、24%は愛犬のためにオリジナルソングを作ったことがあります。
どれもみんな「犬あるある」ですね〜。アメリカ人が犬を迎える理由の第一位は、「コンパニオンシップ」なのだそうです。なるほどですね。
犬と暮らすメリット
- 74%の人が、嫌なことがあったとき、自分を元気付けるために愛犬の動画を見ています。
- 69%の人が、犬と暮らすことで体を動かす機会が増えたと答えています。
研究などでは、「犬と暮らすことで心臓病のリスクが下がる」などと言われますが、毎日犬と暮らしていて、あまりそんなことは考えないですよね。むしろ、上の答えのような「心の支え」「ハッピーになれる」という部分の方が大きいというのが一般的ではないでしょうか。
まとめ
アメリカで行われた、犬に関するユニークなアンケート調査の結果をご紹介しました。日本のドッグピープルの皆さんも、「わかる〜」と思われたのではないでしょうか。
Googleによると、毎月約3000人の人が「うちの犬は私のことが好きだろうか?」という検索ワードを入力しているのだそうですよ。
こんなにもたくさんの人が犬に対して深い愛情を抱いていると思うと、温かくて嬉しい気持ちになりますね。
《参考》
https://www.rover.com/blog/the-truth-about-dog-people-infographic/