犬との街散歩で一番困ることは?
愛犬と街を歩くのは楽しいものですよね。けれどちょっと小腹が空いたとか、店で買物をしたいというとき、愛犬をどうすればいいかは多くの飼い主さんの悩みのタネです。
店舗の前(と言っても道端ですね)で待たせておくのは、気温が心配だし、犬の盗難もよく起こっていますので不安です。車の中で待たせておくのは、この季節は論外です。結果、多くの飼い主さんは犬と街を歩くことは諦めたり、猛ダッシュで用事をすませたりしています。
そこでNYのブルックリンの愛犬家がユニークなビジネスをスタートさせました。
冷暖房完備の犬小屋「ドッグスポット」が登場!
ビジネスをスタートさせたのはブルックリンに住む愛犬家の女性、チェルシー・ブラウンリッジさんです。チェルシーさんが考案したのは、ドッグスポットという名前のエアコン付きのドッグハウスです。
ドッグハウスと言っても、一般家庭の庭に置く犬小屋ではなくて、レストランやショップの外に設置して、飼い主さんが用事を済ませる間、犬を待たせておくためのものです。
ドッグスポットを利用するには、まずスマホに専用アプリをダウンロードします。
アプリを使って近隣のドッグスポットを見つけ、利用の15分前までに予約することもできます。料金は、1分あたり30セント(約33円)、または月額19.99ドル(約2200円)で会員にサインアップしての使い放題プランもあります。
一旦犬を中に入れてドアを閉めると、飼い主がアプリからロックを解除するまで、勝手に開けることはできません。夏はエアコン、冬は床暖房が完備されたドッグスポット、平均利用時間は約15分なのだそうです。15分、金額にすると約465円。
犬が快適で安全に待っていてくれるなら妥当な値段だと思うのですが、皆さんはどう思われますか?
メンテナンスもよく考えられているドッグスポット
ドッグスポットは内部を衛生的に保つため、1回の使用ごとに毎回UVライトで自動的にセルフクリーニングが行われます。1日の終わりには毎日人間の手で清掃されます。
こちらはドッグスポットを紹介する動画です。
飼い主さんはアプリを使って、ドッグハウスの中にいる犬を見ることもできます。
ドッグスポットは、順調にビジネスを拡大中だそうです。ニューヨークの他にフロリダ州やミシガン州で、最近新しくドッグスポットが設置され、今年の後半には、ロサンゼルスやボストンなどの大都市を含む9箇所の街でスタートの予定です。
まとめ
アメリカのニューヨーク発の新ビジネス、犬の一時預かりハウスのドッグスポットをご紹介しました。
ちょっと言葉は悪いですが、犬用のコインロッカーという感じもしますが、犬の安全性や快適性に配慮がされていますし、何より道端や車に置いていかれて、熱中症や盗難に遭うことを思えば、利用する価値は大いにあると思います。
日本にもこんな冷暖房完備のドッグハウスができればいいなあと思うのですが、皆さんはどう思われましたか?