愛犬が留守番中に震災が起きた時のための対策

愛犬が留守番中に震災が起きた時のための対策

お留守番中に地震が起きたとき、愛犬は安全に過ごすことができる環境にいるでしょうか。家の耐震性を確認していますか?家具は転倒しないように固定していますか?今すぐにできる対策についてご紹介しています。

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対策 その①「家具を固定する」

椅子にアゴを乗せて眠るブルドッグ

地震による家具の転倒を防ぐため、家具を固定しておくと良いです。

家具が愛犬に倒れてきて危ないということを想定される方が多いと思いますが、倒れてきた家具によって逃げ道を塞いでしまうことにもなる可能性があるんです。

家具の形や置かれている条件などによって多様な動きをするのですが、前後に揺れながら移動する家具や、ジャンプするように落下する家具もあります。

家具の転倒を防ぐために必要な力は、家具の重量の1/2とされており、できるだけ建物本体に家具を固定することが理想です。

家具の配置にも注意が必要!

家具を固定することだけではなく、家具の配置にも注意が必要です。

家の構造や立地によって揺れ方が違うため、他と同じように固定や対策をしても万全ではない可能性があります。

倒れてしまった家具で出入口を塞いでしまわないかなどを考え、家具を配置する位置を工夫してみましょう。

対策 その②「災害用のしつけをする」

クレートに入るポメラニアン

  • おいで
  • ハウス
  • 他人に慣れさせる

この3つは最低でも必要なしつけです。繰り返ししつけを行い、震災が起きた時でも行えるようにしておきましょう。

おいで

「おいで」と呼ばれたら飼い主さんの所へ呼びもどせるようにしておきましょう。

おいでのしつけは、まず近くに愛犬がいる状態で行います。初めは近くにいる時に「おいで」と声をかけ餌をあたえます。その後、繰り返し声をかけて、「おいで」という言葉に反応し始めたら、徐々に距離を離します。最終的には「おいで」と呼んだだけでも近くに呼びもどせるようにしましょう。

ハウス

「ハウス」と言われたらケージやクレートなどに入れるようにしておきましょう。

ハウスのしつけはクレート(またはケージ)を用意する事から始めます。あらかじめクレートに慣れさせておき、クレートを嫌な物だと思わせないようにしましょう。

その後、「ハウス」という掛け声と一緒にクレートへオヤツを投げ込み、ハウス=クレートに入る、という事を繰り返し教えます。最終的にはコマンドのみでクレートには入れるようにしましょう。

他人に慣れさせる

他人に慣れるよう、できるだけ他の人と触れ合う機会を多くしましょう。他人に慣れておくことで、飼い主さんが現地に行けない時にも救助してもらいやすくなります。

また、震災時に他人を見て逃げ出す事を防ぐ事が出来るので、迷子になるのを防ぐ事にも繋がります。

対策 その④「お留守番用の部屋を用意する」

テーブルの横に座るラブラドールレトリーバー

ケージの中でお留守番させるのか、フリーでお留守番させるのか、迷いますよね。

ケージの中だからといって安全なわけではありませんし、ケージから出られなかったことで最悪の事態が起きてしまうこともあるかもしれません。

フリーな状態であれば、犬が自身で判断し、家の中の安全な場所に移動することができるかもしれません。

私のおすすめの対策法

私が行っている対策は、お留守番用の部屋を用意する事です。とは言っても、私が寝室として使用している部屋を留守番用にしているというだけです。

置いてある家具はベッドのみ、もちろん動かないように固定してあります。

落下の心配がある家具は、エアコンやライトですが、もちろんしっかり固定してあります。クローゼットの扉は開いてしまわないように固定してあります。

愛犬の飲み水を入れておくお皿はシリコン製のもので、地震の揺れで飛び交ったとしても、ステンレスや陶器製のお皿よりは安全です。

お留守番用に使用する部屋だけでいいので、万全な地震対策を施しておくのも1つの方法ではないでしょうか。

家の耐震性を確認しておこう

家と広い芝生の庭とゴールデンレトリーバー

震災対策をしていても、家自体が危険な家では元も子もありません。

持ち家である場合も借家である場合も、家そのものの耐震性を確認しておきましょう。

専門の業者に依頼することも可能ですが、ご自身で確認できるポイントもあります。

耐震性チェックポイント

  • 基礎にひび割れはないか
  • 土台や床板などが変色したり、表面が荒れたりしていないか
  • 外壁の継ぎ目に隙間や盛り上がりができていないか
  • 天井や壁に雨漏りや腐朽はないか
  • シロアリの出入りはないか
  • ドアを閉めたときに隙間はできていないか
  • ドアを開閉するときに床をすってはいないか

この中でひとつでも当てはまる場合には、耐震性が低下している恐れがあります。耐震性の低下が見られる場合は、専門の業者に依頼して詳しく調査してもらいましょう。

まとめ

青いバンダナを巻いたポメラニアン

お留守番時の愛犬の安全対策ってとても難しいですよね。100%完璧な対策をすることはできないでしょう。地震によって家が倒壊してしまうことだってあります。住んでいる家や環境によっても大きく異なると思います。

過去の地震による被害をもとにして作成された、ペットのための地震対策が掲載されたサイトも多く存在しますので、ぜひ参考にしてみてください。(大きな地震を経験された飼い主さんと愛犬のブログなどもとても参考になります)

私は一軒家にしか住んだことがないので、タワーマンションでの地震対策はどのようにしたら良いのか、わからないことばかりです。

ひとつでも多くの対策ができるよう、日頃から考え、知識を得ておくと良いと思います。

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