飼い主さんの道しるべ『愛犬健康手帳』
今回紹介する『愛犬健康手帳』は、人の赤ちゃんが生まれた際に活用される母子手帳と同様に、わんちゃんを育てていくうえで必要な知識や情報が詰まった健康手帳です。
掲載されている内容は、
- 愛犬と暮らすための心がまえ
- 愛犬のプロフィール
- 飼主のプロフィール、申し送り情報
- 愛犬の登録と狂犬病予防注射
- 狂犬病予防注射の記録
- 狂犬病以外の各種感染症予防接種(混合ワクチン)
- 各種感染症予防接種(混合ワクチン)の記録
- 犬糸状虫症(フィラリア症)予防、ノミマダニ駆除
- フィラリア症予防薬、ノミマダニ駆除薬の投与記録
- 愛犬の健康管理チェックポイント
- かかりつけの動物病院情報
- 獣医師による健康診断記録
- 愛犬の通院記録
- 愛犬の発育記録(体重)
- 愛犬の生活記録
- お手入れリスト
- 愛犬にとって大切なことがら
- 動物の愛護及び管理に関する法律より抜粋
- イエローページ
と、愛犬を飼育する上で必要な知識や情報充実していて、特に初めてわんちゃんを飼われる飼い主さんにとっては心強い一冊となっています。
愛犬のためには3カ月に1回の健康診断を
愛犬の病気は症状が出る前に病気を見つけることが大切です。
「愛犬の健康管理チェックポイント」を見て、普段の行動やしぐさなどを気にするのも大切ですが、もっとも大切なのは3カ月に1回健康診断を受け、病気の早期発見、早期治療を目指すことです。
殺処分「0ゼロ」の裏側に
先日「動物愛護団体やボランティアが犬や猫の保護飼育で行き詰まるケースが相次いでいる」という報道がありました。
6年前に「動物愛護法」が改正され、自治体が飼わなくなった犬や猫の引き取りを拒否できるようになったために、保健所などで殺処分される犬や猫が年々減少していきました。それ自体は望ましいことなのですが、殺処分されない、引き取り手がいない犬や猫が、今度は愛護団体に大量に持ち込まれるようになってしまったのです。
関西のある動物愛護団体は運営に行き詰まり、犬猫あわせて142匹を飼育できない事態が発生するなど、新たな問題がおきています。
殺処分ゼロを掲げる地元自治体だけではなく、他の自治体からも犬や猫を引き取り続けたことから、人手が回らなくなったそうです。動物愛護団体の代表は、「(愛護団体が)断れないのを分かっていて(行政は)お願いしてくる」と憤っています。
まずは小さな一歩から
ペットとしてわんちゃんを飼われる際には、法律で行政に登録することが義務付けられています。このことに注目し、一般社団法人 日本保健情報コンソシウムは、対応する自治体を通じて『愛犬健康手帳』を無償配布しています。
『愛犬健康手帳』を配布することで、愛犬の病気の早期発見、早期治療を目指し、3か月に1回の健康診断を啓発し長寿を目指すことと、マイクロチップの普及も啓発しています。
『愛犬健康手帳』が多くの飼主の手に渡り、活用されていけば、多くの愛犬が末永く元気に飼主と一緒に暮らしていけるようになるでしょう。
まずは小さな一歩から初めてみませんか。
※すでに愛犬を飼っている方と行政で入手できなかった方のために、『愛犬健康手帳』はAmazonで購入することも可能です。
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