やんちゃな性格の犬にNGな2つのしつけ

やんちゃな性格の犬にNGな2つのしつけ

やんちゃな性格の犬についついやってしまいがちなNGなしつけについてご紹介しています。「やってるかも…」という飼い主さんはぜひ改善してみてください。落ち着いた犬に変身するきっかけになるかもしれません。

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記事の監修

犬の気持ちは行動に現れる。知っていますか?犬が顔を左に向けた時にはストレスを受けている可能性があることを。犬は様々な方法で人に気持ちや考えを伝えているのです。それを受け止めてアドバイスとして活かすことを仕事としております。様々な専門の知識と20,000時間以上の教育実績があなたとその愛犬の生活を助けて豊かに導きます。

そのしつけ、間違えているかも…

白い犬と女性

やんちゃな犬と暮らしていると大変なことが多いと思いますが、それは飼い主さんのしつけが間違っていることが原因かもしれません。

しつけのつもりでやっているつもりが、犬のやんちゃぶりに拍車をかけてしまっていることもありますし、間違ったしつけのせいでやんちゃな犬にしてしまう可能性もあります。

今回は、やんちゃな犬にやってはいけないNGなしつけについてご紹介します。当てはまっていないかチェックしてみてください。

間違ったしつけ その①「ケージに閉じ込めてしまう」

ケージの中のトイプードル

愛犬が落ち着きなく部屋中を走り回って大暴れしてしまう。だから落ち着くまでケージの中に入っていてもらおう。そして、落ち着いたら出してあげよう。などから、ケージに閉じ込めてしまう飼い主さんもいらっしゃると思いますが、ケージの外に出した瞬間、また大暴れしてしてしまうこと、多くありませんか?

ケージに閉じ込められてしまった分、自由に動き回ることができるようになった瞬間、ストレス発散とばかりに落ち着きがなくなってしまうのです。

監修ドッグトレーナーによる補足

人間が家族と家で過ごしているときと学校や会社で過ごす時に態度などが変わるように、犬も環境や過ごす場所による影響が、性格や態度に出てしまいます。

落ち着きがないからケージに閉じ込めるのは、ストレスを増幅させてしまうばかりで逆効果です。なぜ走り回っているのか、愛犬の様子をよく観察してあげましょう。

大暴れしてしまう犬へのしつけは?

部屋中を落ち着きなくウロウロしたり、走り回ったり、大暴れしてしまう場合には、外で思いっきり遊ばせてあげることでストレス発散になるでしょう。

お散歩の時間を増やす、週末や休みの日には公園やドッグランで思いっきり走り回らせてあげる、庭があればボール遊びを一緒にするなど、満足するまで体を動かすことができれば、部屋の中ではリラックスして過ごすことができるようになります。

走り回ったりできるのは外、お家の中は静かに過ごすというメリハリを覚えさせることが大切です。

監修ドッグトレーナーによる補足

運動不足が原因であれば、疲れて静かになるまで動いてもらうのは一つの方法ですが、 悪天候などで外出できない時は、その方法は使えません。

家の中でも満足してもらえる過ごし方や、その他にも原因があるのかなど、専門家に一度相談しても良いでしょう。原因を解明することが解決への近道です。

間違ったしつけ その②「リードを短く持ちすぎてしまう」

お散歩中のダックスフンド

お散歩中、飼い主を引っ張りながら歩いている犬を見かけることがあります。そんな引っ張り癖のある犬に対して、リードを短く持ちすぎてしまうことはNGです。

さらに、「引っ張らないの!」と言いながらリードをグッと引き寄せるように強く引っ張ってしまう方も見かけますが、これもNG。

リードを短く持ちすぎたり、グッと引き寄せるように強く引っ張ってしまっては、落ち着くどころか、かえって犬が興奮してしまい引っ張り癖が悪化する可能性もあります。

監修ドッグトレーナーによる補足

犬に引っ張られながら散歩している飼い主さんの姿、よく見かける光景です。

引っ張り癖のある犬の多くは、「散歩が好きで仕方ないから」。早く先に行きたいと興奮して、前のめりに歩いてしまいます。また、その場から逃げたいなど恐怖から引っ張ることもあります。

いずれにせよ、興奮している犬を強く引き寄せようと引っ張ってしまうと、更に興奮させてしまい引っ張り癖がひどくなる可能性もあるため、引っ張るのはNGです。

リードの引っ張りは、愛犬はもちろん飼い主さんにとっても危険なので、早いうちからトレーニングを行いましょう。

引っ張り癖を治す

やんちゃで落ち着きがなく散歩中に引っ張り癖があるなら、まずは引っ張り癖を治すことから始めなければなりません。

  • お散歩は飼い主さんが主導権を握る
  • 飼い主さんの指示にしっかり従うことができるようしつける
  • リードを短く持ちすぎず強く引っ張らないこと

簡単なことではありませんが、これらに気をつけることで少しずつ引っ張り癖も改善するかもしれません。

どうしてもしつけが難しく飼い主さんがコントロールできないのであれば、ドッグトレーナーなど専門家にお願いするのも選択肢として考えましょう。できれば愛犬と一緒にトレーニングできるしつけ教室などがおすすめです。

まとめ

笑顔のジャックラッセル

犬にもそれぞれの性格があり、元気な子もいれば、冷静で落ち着きている子もいるのは分かっているけれど、「うちの犬はなぜこんなにもやんちゃなのか」「いつになったら落ち着いてくれるのかしら」と、ついつい他の犬と比べてしまうこともありますよね。

「うちの犬はやんちゃだからしょうがない」と諦めてしまたり、ついつい甘やかしてしまう飼い主さんも多いですが、正しいしつけを行うことができれば、落ち着いた犬に変わってくれるかもしれません。

我が家のポメラニアンはやんちゃで大暴れする犬でしたが、しっかりコミュニケーションを取りながら、諦めずにしつけを続けたことで、今では落ち着いて過ごせる犬に変わってくれました。

コミュニケーション不足や欲求不満が、犬をやんちゃにさせてしまう原因になっているのかもしれません。落ち着きがない原因をしっかりと探り、正しいしつけとたくさんの愛情が必要なのかもしれませんね。

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