犬にハイタッチを教えてみよう!
オテ・オスワリ・マテ・フセ・オイデなどの基本的なしつけは、愛犬の安全を守るためにも必要なものですが、ハイタッチなどの芸も愛犬と飼い主さんとのコミュニケーションになりますし、信頼案系や上下関係を築くためにも役立てることができます。
ハイタッチは難しそうに思われるかもしれませんが、意外と簡単に覚えてしまう犬もいますし、オテなどの基本的なしつけができている犬であれば比較的早く覚えることができると思います。
犬は人と一緒に楽しむことが大好きなので、ハイタッチも楽しみながら覚えることができれば、その後も飼い主さんとのコミュニケーションや遊びの一環として、楽しんでハイタッチをしてくれるようになるのではないでしょうか。
もうひとつ何か芸ができたらな…というときにぜひ、試してみてください。
ハイタッチの練習方法その①「手を高い位置に上げて“タッチ”と言ってみる」
オテができる犬であれば有効的な方法なのではないかなという方法なのですが、これはうちの愛犬が一発でハイタッチを覚えることができた方法でもあります。
まず、ハイタッチしたい方の手を、犬の顔の高さと同じくらいの位置に持っていき、“タッチ”と言います。(手の平を犬の方に向けた状態です)
すると…タッチ!と犬が前足を少しでもあなたの手に当ててくれたら大成功です。これを繰り返しているうちに上手くハイタッチができるようになります。
力いっぱい手を当ててくる犬もいるので、爪が当たってケガをしてしまわないように注意しましょう。興奮しやすい犬の場合は、まずはオスワリをさせて落ち着かせてから行うと良いと思います。
ハイタッチの練習方法その②「手を握って誘導する」
“タッチ”という言葉だけでは何も反応することができなかった場合には、犬の手を握って高い位置に誘導するという方法も良いのではないかと思います。
手を触られたり握られたりすることが苦手な犬には向かない方法ですが、そのような場合もおやつを見せながら行うと効果的である場合もあります。
たとえば、右手を犬の顔の高さと、同じくらい位置ぐらいに上げて、“タッチ”と言います。(手の平を犬の方に向けた状態です)そして、左手で犬の手を右手に誘導するように持って行きます。
これを繰り返していくうちに上手くハイタッチができるようになるのではないでしょうか。
犬の手を握ったり誘導したりしなければならないので嫌がる犬もいると思います。嫌なことを無理やりすると“嫌なこと”と覚えてしまう可能性がありますし、ストレスにもなりますので、犬の様子をみながら練習すると良いと思います。
動画を参考にするとわかりやすい!
動画サイトにはハイタッチをする犬の様子がたくさん投稿されています。右手でハイタッチ!左手でハイタッチ!と両方でハイタッチすることをマスターしている犬もいますし、個性的なハイタッチをする犬もいますよ。
どんな雰囲気でどんな風に行っているのか参考になる動画も多いです。
犬が自分から手を出してきたときがチャンス!
ハイタッチの練習をしていない時でも、犬が自分から手を出してくる瞬間がありますよね。
ふとした瞬間なので、タイミングが難しいかもしれませんが、犬が自分から手を出してきたときに“タッチ”と言いながら手を合わせてあげてみてください。自然とハイタッチを覚えてくれるかもしれません。
何気ない飼い主さんとの遊びやコミュニケーションが芸に繋がることもあると思います。
まとめ
オテなどの基本的なしつけができている犬であれば、ハイタッチもそれほど難しい芸ではないと思います。
最初はオヤツなどのご褒美を与えながらでも良いですし、最終的にはオヤツなしでもできるようになると嬉しいですよね。
練習の際には、落ち着いていられることと集中力も必要かと思いますので、テレビや音楽の音を消して静かな環境で行うのが良いと思います。
ちなみに、日本語では「タッチ」や「ハイタッチ」と言いますが、英語では「ハイ ファイブ(Hige Five)」と言います。