多頭飼いの場合のごはんを与える際に注意したいこと
多頭飼いの場合、ごはんを与える際に注意したいことがいくつかあります。犬同士のケンカになってしまう可能性もありますし、他の犬が残したごはんを食べてしまう可能性もあります。
犬それぞれの食事管理や体調管理は徹底した方が健康や長生きのためにも良いですし、ごはんの与え方には十分な注意が必要なのではないでしょうか。
お皿は犬それぞれに用意してあげる
動画サイトで観たことがあるのですが、ひとつのお皿に大量のドッグフードを入れ、数頭の犬が一緒に食べるというものです。
好きなだけ食べてしまうことで肥満の原因になってしまうこともありますし、他の犬との上下関係によって適切に食べることができないこともあります。
必要な量や栄養素は犬それぞれ違いますし、適切なフードと量を与えなければなりません。犬それぞれに適切なフードを用意してあげましょう。
犬が安心できる場所で食事を与える
犬それぞれにケージがあるのであれば、それぞれのケージの中で食べさせるのが良いのではないでしょうか。他の犬のごはんを盗み食いしてしまうこともありませんし、ケンカになってしまうこともありません。
自分のケージの中であれば安心して食事をすることができると思います。ケージが無い場合やそれぞれのスペースを用意してあげることができない場合には、食べ終わるまで見ていてあげましょう。
先住犬から先にごはんを与える
犬は群れで生活する動物であり、リーダーは飼い主さん、他の犬との上下関係があります。リーダーである飼い主さんを筆頭とし、序列がしっかり築き上げられているはずです。それが犬の本能であり、優位の者が先にごはんを食べるというのが当たり前の行動です。
それぞれのケージやスペースでごはんを与えるのであれば、まずは先住犬に、そして序列の順に与えるのが良いでしょう。
犬二頭と猫一頭の食事風景
私は、犬二頭(超小型犬と中型犬)と猫一頭の多頭飼いをしています。ポメラニアンの女の子、柴犬ミックスの男の子、黒猫の男の子です。
とーっても食いしん坊なポメラニアンの女の子。
とーっても偏食で、1日分のごはんを1日かけて少しずつ食べるタイプの柴犬ミックスの男の子。
黒猫の男の子は1日分のごはんを食べたいときに食べたいだけ食べるスタイル。
3頭を比べてもこんなに違いがあります。なので、一緒に食事を与えても、食べたり食べなかったり食べ残したり、なかなか難しいものです。
行っている対策
ポメラニアンの女の子は、朝と夜の2回に分けてごはんを与えます。
柴犬ミックスの男の子は、朝と夜の2回に分けてごはんを与えますが、食べ残すことが多く、食べ残した朝ごはんを夕方に食べていたり、食べ残した夜ごはんを夜中に食べていることもあります。
黒猫男の子はケージの横に食事スペースを用意し、朝に1日分のごはんをお皿に入れておき、好きなときに食べるスタイルです。
注意したいことは、とーっても食いしん坊なポメラニアンの女の子が男の子たちの食べ残しを盗み食いしてしまうことです。
しかし、うちは多頭飼いでも過ごす部屋はそれぞれにあるため、盗み食いの心配はありません。ごはんもそれぞれの部屋で与えるため、ケンカになってしまうこともありません。
多頭飼いで、それぞれにそれぞれの部屋を与えることはとても難しいと思いますが、持ち家であることでたまたま可能だっただけであって、3頭が限界です。
まとめ
うちは常に多頭飼いなのですが、とくに大きなトラブルやケンカが起こってしまったことはありません。ちょっとしたケンカはありますが、そのケンカによって上下関係を犬たちなりに築いているようです。
突然の出会いによって初めて猫が加わり、まだ子猫であるため、多頭飼いの大変さを痛感することもあります。
飼い主さんが群れのリーダーとしてしっかり引っ張って行くことができれば、犬たちもリーダーに従い、問題なく暮らすことができるのではないでしょうか。
うちは特別なしつけやトレーニングはしていませんが、一緒に生活する中でお互いに理解し合い、学んでいるのではないかと思います。