老犬のしつけについて
老犬でもしつけはできます!躾けることのできない犬はいません。どんなにワガママな犬でも、どんなに暴れん坊な犬でも、老犬でも同じです。
うちの一代目の愛犬は、老犬になってからトイレトレーニングをしました。若いときは庭でトイレをさせていたのですが、老犬になり、トイレの回数が増えたこともあり、お留守番の間にもトイレができるよう、室内でのトイレトレーニングをしたのです。
私の経験上、老犬でもしつけはできますし、老犬だからこそ必要なしつけもあると思います。
老犬のための室内トレーニング
外でなければトイレをしないという犬もいますが、室内でトイレをさせるために必要なトイレグッズの必要がありませんし、トイレグッズを置くためのスペースも必要ありませんし、毎日欠かすことなくお散歩ができるので良いと考えている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
しかし、老犬になったとき、外と室内の両方でトイレをすることができる方が飼い主さんにとっても愛犬にとってもメリットになると思います。暑すぎる日・寒すぎる日・風の強い日・雨の日など、老犬のカラダへの負担を考えると、外に出ることやお散歩に行くことを控えた方が良いこともあります。
そのようなとき、室内でもトイレができると飼い主さんにも愛犬にも嬉しいことですよね。老犬のトイレ問題で悩む飼い主さんはとても多いですが、老犬になってからでもトイレトレーニングはできます。
ご自分では難しい場合、獣医さんやドッグトレーナーさんに相談されてみてはいかがでしょうか。
老犬の無駄吠えで悩む飼い主さんへ
「老犬になってから無駄吠えをするようになった」「老犬の無駄吠えは何とかならないのか」などと言った悩みを抱えた飼い主さんも多いのではないでしょうか。
なぜ吠えるようになってしまったのか、まずは原因を知る必要があります。無駄吠えの原因によっては「しつけ」では改善することができないこともあります。
老犬の無駄吠えの原因
- カラダの痛みや不調を訴えている
- トイレに行きたいと訴えている
- 要求
- 痴呆
などである可能性が高いです。
カラダの痛みや不調、痴呆などは飼い主さんでも気づいてあげられないことが多いため、病院を受診し、検査を受けてみてはいかがでしょうか。原因がわかれば適切な対処をしてあげることができますので、無駄吠えも抑えられると思います。
老犬の無駄吠えがカラダの不調や痴呆ではない場合
犬も高齢になると頑固になったりワガママを言うようになることがあります。自分の思い通りにならないと吠えたり噛みついたり、問題行動を起こすようになってしまうこともあります。
そんなときは、必要以上なほどオーバーに褒めてあげてください。褒めることも老犬の無駄吠えのしつけに有効的な手段です。おやつなどご褒美を与えても良いと思います。
老犬になっても、飼い主さんや家族との上下関係・主従関係・信頼関係は決して崩してはいけません。老犬だからと甘やかしてばかりいると上下関係や主従関係が乱れ、無駄吠えの原因になってしまうことがあります。
痴呆による無駄吠えはどうしたら良いのか
昼夜問わず吠え続けてしまうことがあり、ご近所への迷惑にならないかと悩まれている飼い主さんもいらっしゃると思います。聴力・視力・嗅覚などの衰えによって、不安や恐怖を感じている可能性があります。
飼い主さんのことを探して吠え続けてしまうこともありますし、安心感を与えてあげることで痴呆による無駄吠えを抑えることができるかもしれません。お留守番中に寂しさと不安から吠え続けてしまうという老犬の中には、「寂しくないようにテレビや音楽をつけたまま出掛けています」という飼い主さんもいらっしゃるようです。
まとめ
老犬にもしつけはできる?答えは「YES」です。
外でなければトイレをすることができない老犬の場合、まだまだ元気なうちは外でも良いと思いますが、気温の変化や愛犬の体調の変化などに合わせ、室内でのトイレが必要になる日が必ず来ます。
老犬になってからでも室内でのトイレトレーニングは可能ですので、獣医さんやドッグトレーナーさんに相談しながら行ってみてはいかがでしょうか。