愛犬に教えたいコマンド
コマンドとは「マテ」「オスワリ」「オイデ」などの指示を与えるために必要なものですが、はじめて犬と暮らす方の中には『何から教えたら良いの?』『何を教えておいた方が良いの?』という方もいらっしゃると思います。
私の場合、犬のカラダの大きさや犬種によって教えるコマンドを変えるなど、その犬に必要なコマンドを教えることを重視しています。
うちの愛犬で説明すると、ミックス犬の男の子はカラダも大きく力もあるため、引っ張られると私の力ではとても勝てません。
そのため、お散歩中に他の犬や人とすれ違うとき・車道を渡るとき・突然大きな物音がして驚いてしまったときなど、もしも強く引っ張ってしまうことがあった時のために、「マテ」「オスワリ」「イケナイ(ダメ)」というコマンドが必要で、必ず従うようにしつけていました。
どんなコマンドが必要なの?
愛犬と一緒に過ごす中で、あれも教えなきゃ!これも教えなきゃ!ということが増えてくると思いますし、成犬になるにつれて必要なくなるコマンドもあるかもしれません。どのようなコマンドが必要なのかは犬それぞれに違いがあると私は感じているのですが、仔犬の頃に教えておきたい最低限必要なコマンドについてご紹介したいと思います。
「仔犬の頃に教えておかなければ成犬になってからは覚えてくれない」という意見もあるようですが、決してそんなことはありません。仔犬の頃に教えておくと成犬になってから不安が少ないよ、という程度だと思います。
成犬になってからでも犬は覚えてくれますので、まずは最低限必要なコマンドから始めてみましょう。
最低限、教えておきたいコマンドとは?
- オスワリ
- マテ
- オイデ
この3つは愛犬の安全のためにも必須だと思います。
「オスワリ」「マテ」「オイデ」の必要性について
お散歩中、リードや首輪が外れてしまって走り出し、迷子になってしまったり事故に遭ってしまったりする犬もいます。そんな時、「マテ」や「オイデ」に従うことができれば迷子になることも事故に遭うこともなかったのです。
車の通りが多い車道を渡らなければならないときなど、早く先に行きたくて強く引っ張ってしまう犬がいますが、「マテ」以外にも「オスワリ」をさせ、落ち着かせることができると良いのではないでしょうか。
また、コマンドの言葉は統一しておいた方が犬が混乱せずに済みます。
- 「待て」なのか「待って」なのか
- 「お座り」なのか「座れ」なのか
- 「おいで」なのか「来い」なのか
言葉が違うことで犬は混乱し、従えなくなってしまうことがあります。日本語で統一するのか、英語で統一するのか、コマンドによって変えるのかなどの違いもあります。
「オテ」「オカワリ」
はじめて犬と暮らす方も、ずっと犬と暮らしている方も、オテとオカワリは教えたいという方が多いのではないでしょうか。はじめて教えるコマンドとしても人気ですよね。
オテとオカワリの必要性は?と聞かれると、それほど必要のないコマンドかも?と感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。必要性を感じないコマンドはその他にもたくさんありますが、愛犬との上下関係を築くため、その上下関係を維持するためにも飼い主さんの指示に従うということが重要なんです。
どんなコマンドであっても、飼い主さんの指示に従うということは信頼関係を築けている証でもあると思います。
「フセ(伏せ)」は服従の証
犬がカラダを伏せるポーズは服従をあらわしています。「フセ」ができるようになれば、それは飼い主さんへの服従と信頼の証です。すぐにできるようになる犬もいますし、根気強く教えなければできない犬もいますし、一生しない犬もいます。全ての人に従う犬もいますし、特定の人のみに従う犬もいます。
まとめ
お散歩中など、愛犬の安全のためにも「オスワリ」「マテ」「オイデ」の3つは必須だと思います。
この3は、飼い主さんだけではなく、誰にでも従ってもらえるようにしつけた方が良いなと私は感じています。
よく、トリミングサロンから逃げ出して迷子になったり事故に遭ったという話を耳にするからです。トリマーさんの「マテ」や「オイデ」に従うことができれば問題なかったのです。
「うちの子たちにはどんなコマンドが必要なんだろう?」「不足しているコマンドはないだろうか?」6歳になった愛犬たちですが、今でも考えます。何歳になっても覚えることができますので、必要に応じてコマンドを増やしてあげてみては如何でしょうか。
ユーザーのコメント
20代 男性 わんこマスター
これはとてつもなく重要なコマンドです。ダメを覚えさせることなどそっちのけでマテだのオスワリだのを覚えさせますがそんなの二の次でいいです。とにかくダメを覚えさせることでとてつもなく生活の質が変わります。さらにいえば誤食、無駄吠えなどなどこれを覚えるだけで防げることは山程あります。とんでもない
いい子になる可能性もあります。
しかしながらこれを覚えさせるのが難しいったらありゃしない。
これはもうプロのドッグトレーナーもしくは動物行動学をしている獣医の先生に聞いてやった方がよいです。
とにかく「ダメ」を覚えるだけで生活が180度変わりますのでぜひご参考に。