おもちゃのお片付けを遊びながらしつける方法
用意するもの
おもちゃ入れにする箱(かごなど)
おもちゃが引っかからないように、箱の高さはワンちゃんの顔より低い方がいいですね。小型犬は箱ティッシュくらいの大きさがベスト!
お気に入りのおもちゃ
重さのあるものや長いロープなどは、遊んでいるうちに疲れてしまうかもしれません。運びやすいもの用意してあげましょう。
ご褒美用のトリーツやフード
初めはトリーツを使いましょう。ワンちゃんが「お得感+楽しい」と思えるようになることが大事です。
慣れてきたらトリーツとフードを交互にします。
フードは一日の食事量から取り分けて使えば、摂取量オーバー=太らせる心配がありませんよ。
STEP1.おもちゃを口から離すことを教えましょう。
「ちょうだい」や「オフ」などの言葉をかけて=指示を出して、ワンちゃんがおもちゃを口から離すまで待ちます。
ご褒美を見せておもちゃと交換するパターンから始めてもOKです。
ワンちゃんは「なんで取り上げようとするの?」と思っているかもしれません。
そうではないことを言葉では伝えられませんから… ポイントは 手を動かさずに待つこと です!
ワンちゃんがおもちゃを口から離したら、とびっきりの笑顔でご褒美をあげましょうね♪
チェックポイント!
- 取り上げられるわけではないこと
- 飼い主さんが喜んでくれること
この2つをワンちゃんが理解できるように、慌てずに根気よく+明るく取り組んでください!
STEP2.おもちゃ入れの上で「ちょうだい」や「オフ」をやってみましょう。
おもちゃ入れを置いて、まずはその周りでワンちゃんとおもちゃで遊びます。
上手に遊べていることを褒めてワンちゃんの気持ちを盛り上げたところで…
おもちゃ入れの上で「ちょうだい」や「オフ」などの指示を出して、ワンちゃんが口から離したおもちゃがポトッと落ちて入るようにします。
これまで通りにご褒美をあげてくださいね。
この段階ではワンちゃんは口から離しておもちゃ入れに入れた=お片付けをした とは分かっていません。
ワンちゃんが確認できるように、おもちゃ入れの中を指してワンちゃんが口から離したおもちゃが入っていることを見せてあげてください。
「ほら、ここに入ってるよ!すごいね~♪」とオーバーなくらいに明るく声をかけて褒めましょう!
飼い主さんの喜んでいる表情や声が、ワンちゃんのやる気につながりますよ!
何度か繰り返してから「入れて」「お片付け」「おしまい」などに指示の言葉を変えていきます。
飼い主さんが使いやすい言葉でOKです。
ワンちゃんの反応を見ながら使い分けてくださいね。
チェックポイント!(裏ワザ編)
音と場所と動作をセットにする方法
おもちゃ入れに入れる=お片付けすることができるようになるいには、ワンちゃんにおもちゃ入れを認識させる必要があります。そのためには"音"を使うと効果的!
- 「ここだよー」とおもちゃ入れにワンちゃんを誘導するとき
- おもちゃ入れに落としたおもちゃをワンちゃんに見せるとき
- 褒めるとき
はいつでもおもちゃ入れを軽くトントン叩いて"音"をさせます。大きな音では怖がってしまうので、軽くトントンで十分です。
その"音"がおもちゃ入れに意識を向けるサインになります。
また、ワンちゃんにとって分かりやすくするためにおもちゃ入れの"場所"を動かさないでおきましょう。
同じ場所にあれば「ここにあるアレ=おもちゃ入れ」と覚えやすいですし、後でワンちゃん自身で確認することもできますね。
おもちゃ入れの"音"⇒ おもちゃ入れの"場所"まで来る ⇒ おもちゃを口から離す⇒ 「あれ?お片付けできたね!」という自然な流れを作りやすくなりますよ♪
STEP3.おもちゃ入れを動かしてみましょう。
STEP2からのレベルアップです。
雨の日などの運動不足解消や頭の体操にもなるので、ぜひ取り入れてみてください!
おもちゃ入れをこれまでの1mの範囲で動かします。ソファや棚などで隠れないようにしてくださいね。
離れたところや見えにくいところに置いてしまうと、ワンちゃんは「できない…」とやる気がなくなってしまうかも!
難しくするよりも分かりやすくしてあげる方が上達しますよ♪
動かしたおもちゃ入れを「ここだよー!」と指しながら、ワンちゃんにお片付けの指示を出します。
初めのうちはおもちゃ入れまで誘導してあげるといいですね。
「これって動くんだね!」とワンちゃんが気付けば自分で探すようになります。
1mの範囲がクリアできたら、飼い主さんの「ここに置きたいな」という場所に近付くように、おもちゃ入れを少しずつ動かしていきます。
お部屋はスッキリ!ワンちゃんは楽しく♪
お互いに嬉しいゴールが待っていますよ~。
その他の遊びながらしつけるアイディア
おもちゃが欲しくて飛びついたり吠えるワンちゃんはいませんか?これは放っておけません。
要求や興奮はどんどん強くなり、いずれはワンちゃんも飼い主さんもケガをしてしまうかも!?
大好きなおもちゃを使ってアイコンタクトで 一時停止 ができるように練習してみましょう!
おもちゃは飼い主さんのアゴ~胸の高さに持っておきます。
ワンちゃんが落ち着くまで静かにジッと待ちます。
飛びついてきても、吠えられても無視します。
「あれ?おかしいな?」ワンちゃんが動きを止めて飼い主さんの顔をパッと見たら「イイコだね」と笑顔で褒めます。
そして「ヨシ!」でおもちゃを投げます。
ワンちゃんが飼い主さんの顔を見る ⇒ 目が合う= アイコンタクトです。
おもちゃを飼い主さんのアゴ~胸の高さに持っておくことで、おもちゃを通してワンちゃんと目が合いやすくなるはずです。
「目が合うとおもちゃを投げてもらえる!」
そのことにワンちゃんが気付くまでは根競べになるかもしれません。
でも!一度そのピントが合えば、ワンちゃんは飼い主さんと目を合わせる = アイコンタクトをとるために一時停止するようになりますよ。
「おもちゃを渡してしまえば静かになるから…」ではなく、まずは1週間やってみてください。
数秒間の一時停止が数十秒へ長くなったとき、ワンちゃんの飼い主さんへの意識が変わるはずですよ。
アイコンタクトはワンちゃんとのコミュニケーションの大切な基本です。
まとめ
気付くと増えていくワンちゃんのおもちゃ。
その片付けを遊びでしつけるには、失敗してしまったことよりも上手にできたことをオーバーなくらいに褒めてあげることが大事です。
『ワンちゃんも飼い主さんも一緒に楽しく取り組む』それが一番ですからね♪
ワンちゃんが滑って足を痛めては大変です。
敷物やマットの上で遊んであげてくださいね。
ワンちゃんも滑らないことに気付くと自分からその上で遊ぶようになりますよ!
ユーザーのコメント
20代 女性 ましゅまろ
楽しく遊びながら頭も使いながらお片づけは、トレーニングにもなりますし、何よりおもちゃをあちこち散らかさなくなり飼い主さんも助かりますよね♪
我が家の愛犬は、おもちゃボックスからおもちゃを取り出しては次々新しいおもちゃを出し、飽きてはまた新しいものを出すのであちこち散らかりまくりです。
おもちゃは置きっ放しにするより、遊ぶときだけ置く方が良いという意見もありますね。うちでは数十個のおもちゃをおもちゃボックスに入れてますが、良くないのかも。
おもちゃをボックスに直すのは少し練習が必要ですが、おもちゃを離す練習はやっておくとオススメです。オン・オフなど何でもいいのですが、加えたものをオフで離す事が出来るようになれば、日常で何かダメな物を加えてしまった際に誤飲やイタズラを防ぎやすくなります。
お散歩以外でもわんちゃんは頭を使う事で疲れてぐっすり寝てくれます。
シニアになってお散歩があまり行けない場合や雨の日なんかでも頭を使った遊びは出来ますし、愛犬のボケ防止にもなります。飼い主さんとのコミュニケーションも取れますし愛犬も賢くもなります。
〝愛犬も飼い主さんも楽しく〟が大事なので、うまく出来なくても叱るのは辞めましょう。愛犬と楽しみながら出来るものは他にもたくさんあるので簡単なものからチャレンジしてみると良いと思います。