なぜ、ドッグフードを残すの?~理由と対策~
愛犬がドッグフードを食べ残してしまったら、ちょっと不安になってしまいますよね。
お腹の調子が悪いのかな?何か病気かな?と心配になり、病院へ連れて行こうかどうか考えてしまうかもしれません。
ふだんはしっかり食べ終わるのに今日は残している、そんなときはどんな理由があるのでしょうか。一緒に考えてみましょう。
犬がドッグフードを残す理由①「もう、お腹いっぱい」
私たち人間は、その日によって食欲に違いがありますよね。
食べ過ぎてしまう日もあれば、食べ残してしまう日もあります。
犬にも同じことが言えるのではないでしょうか。
飼い主さんによって決められた量を与えられているので、食べ過ぎてしまうことはないと思いますが、その日の食欲によってその量を食べきることができない日もあると思うんです。
どんな対策をしたら良いのか
食べきれないのであれば仕方がありませんので、無理に食べさせる必要はないと思います。
私の愛犬の男の子も食べ残すことがあるのですが、しばらく時間を置いてまた食べ始めるんです。
たった一粒だけ残していることもあるので、“何で!?”と思うこともあるのですが、お腹いっぱいで残すことに、対策は必要ないのではないでしょうか。
栄養面から考えても、与えたときに全部を食べきれなくても、一日の間に完食できるのであれば問題ないと思います。
犬がドッグフードを残す理由②「飽きてしまった」
いつも同じドッグフードを食べているため、味やニオイに飽きてしまう犬もいるようです。
どんなに大好きな食べ物でも毎日食べ続けていたら、私たち人間だって飽きてしまいますよね。
お腹が空いているからとりあえず食べるけど、飽きちゃっているから全部は食べたくない、ある程度満足したら残してしまう、なんてことがあるようです。
飽きてしまったドッグフードへの対策
急にいつもと違うドッグフードを与えると、お腹を壊してしまうことがあるため、やめた方が良いです。
いつものドッグフードに飽きてしまったら、何かトッピングをしてあげることで残さず食べてくれることがあります。
犬用のふりかけも売られていますし、添加物などが心配であれば、トッピングを手作りしても良いと思います。
手作りと言っても難しいものではありません。
キャベツやキュウリやブロッコリーなどの野菜、リンゴやバナナなどの果物、カボチャやサツマイモなど、愛犬が好きな食べ物をトッピングしてあげるんです。
犬がドッグフードを残す理由③「味に問題がある」
賞味期限や消費期限に関係なく、保存状況などによってドッグフードの味が悪くなってしまうことがあるのではないでしょうか。
私がドッグフードの味見をすることはないのでわかりませんが、人間の食べ物も味が悪くなってしまって食べられなくなることがありますよね。
味が変化してしまったことで美味しくないと感じたり、これ以上は食べない方が良いかも、などと犬が感じたりして残してしまっていることも考えられるのではないでしょうか。
どんな対策をしたら良いのか
賞味期限や消費期限をしっかり確認しておきましょう。
また、保存方法も見直してみましょう。その保存方法で問題はないでしょうか。
湿気が入りやすい状況や、酸化してしまいやすい状況ではありませんか?
ドッグフードが入っていたパケージのまま保存しているという飼い主さんも多いと思います。
ジッパーがついているから大丈夫と思っていても、意外と密閉されずにいることもあります。
私は用量が5Lのドッグフード用の密閉容器を使っているのですが、真空状態にすることができてドッグフードの新鮮さをキープしながら保存できるので、気に入っています。
犬がドッグフードを残す理由④「量が適切ではない」
毎回残してしまうのであれば、与えている量が適切ではない可能性があります。
ほとんどの飼い主さんが、ドッグフードのパッケージに書かれた体重別の目安量を参考に与えているのではないでしょうか。
しかし、犬それぞれに食べる量の違いはあると思いますし、年齢を重ねるごとに食べる量が変化することもあります。
量に問題がある場合にできる対策
量が多いからといって、減らしてしまうと栄養バランスが崩れてしまいますよね。
少食なワンちゃん向けのドッグフードに切り替えてみてはいかがでしょうか。
少量で必要な栄養を摂ることができるドッグフードがあります。
まずは獣医さんに相談してみると良いです。
以前暮らしていた私の老犬の食べる量が減ってしまったとき、獣医さんに相談して「高栄養食」というものを提案していただいたことがあります。
まとめ
私たち人間にも食欲の変化があるように、犬にもあるのではないでしょうか。
今日は何だか食べたくないな、という日があっても、決しておかしなことではないと思います。
あまりにも食べ残す日が続くようであれば、体調に何か変化や異常がある可能性も考えられますので、病院で診てもらうと安心できるのではないでしょうか。