犬にするべきではない「無理やり行為」5選

犬にするべきではない「無理やり行為」5選

良かれと思ってやっていることでも、実は犬にするべきでない「無理やり行為」かもしれません。この記事では『犬にするべきではない「無理やり行為」』というテーマで、犬が嫌がったり怖がってしまう「無理やり行為」を5つご紹介します。是非。チェックしてみてくださいね!

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記事の監修

大阪を中心に怖がり犬専門ドッグトレーナーとして、怖がり犬の人生を変えるための少頭数制の犬の幼稚園や訪問しつけをメインに行なっています。また全国の怖がり犬達が一つでも怖いものを克服出来るように、また子犬が怖がりな犬にならないようにYouTubeでの情報発信にも力を入れています。

するべきではない無理やり行為1:無理やり抱っこする

ビーグルの子犬を抱っこする女性

犬には抱っこが嫌いな子と、好きな子がいます。

抱っこが嫌いなのに、飼い主さんがしたいからといって、無理やり抱っこをすることは犬にストレスがかかります。

優しいワンちゃんなら、じっと我慢しつつ抱っこをさせてくれるかもしれませんが、ストレスは蓄積されていきます。

抱っこすることだけが愛情表現ではありませんので、愛犬の喜ぶ方法で、飼い主さんの愛を伝えてあげてくださいね!

するべきではない無理やり行為2:無理やり起こす

時計とアイマスクを付けて寝ている犬

犬が寝ているときに呼びかけたり、触ったりして起こしたことはありませんか?

犬は1日に15時間前後寝ると言われています。犬が熟睡できるように、飼い主さんも協力してあげてくださいね。

するべきではない無理やり行為3:無理やり散歩させる

犬のリードを無理やり引っ張る人

大多数のワンちゃんはお散歩が大好きだと思いますが、中にはお散歩が怖かったり、まだ慣れていなくて嫌いだったりする子もいます。

そんな嫌がっているワンちゃんを無理やり歩かせようとしたり、リードを引っ張ったりしてズリズリ・・・なんてことをしてしまえば、ますますお散歩嫌いになってしまうでしょう。

どうしてお散歩が苦手なのか、原因をよく考えて工夫してみてくださいね。

監修ドッグトレーナーによる補足

怖がりな犬の多くは散歩中の立ち止まりがよく見られます。そのような子に対しては無理に引っ張るようなことは避けたほうが良いでしょう。

むしろ、一歩でも自分から前進できたことを褒めたほうが良いので、しばらく待ってみて自分から歩けたときにたくさん褒めてあげたり、こちらが明るく声をかけてあげて自分から前進したタイミングでおやつをあげたりしてみてはいかがでしょうか?

するべきではない無理やり行為4:無理やりお手入れをする

シャンプーされるヨークシャテリア

無理やりシャプーをしたり、爪切りをしたりすれば、ますます嫌な印象がついてしまいます。

慣れないうちは少しずつ挑戦して、どうしてもうまくできない場合は、トリマーさんなどワンちゃんのケアに慣れているプロに任せるのも、愛犬のためになります。

他にも、薬を飲むのを嫌がっているのに、無理やり飲ませたりすると、飼い主さんに見つからないように吐いて、薬の効果がきちんと発揮されない恐れがあります。

犬が薬だと気づかないように、大好きなおやつやごはんに混ぜるなどして、完全に飲み込める工夫を怠らないようにしたいですね。

監修ドッグトレーナーによる補足

お手入れをする際に強引に押さえつけて行うと、今後先ずっと同じように押さえつけて行なわなければならなくなります。またお手入れに対して苦手意識が付いてしまうと抵抗して噛むようになる子もいて改善の難易度が高まります。

嫌がる場合は二人一組でおやつをあげる人とお手入れをする人に分かれて、おやつをこまめにあげることで出来るだけお手入れのイメージを良くすることが重要ですし、慣れさせていくためには時間も最小限にする必要がありますので一度に全てをしようとせずに何回かに分けて行うなどしましょう。少しずつイメージが良くなってくるとおやつの数を減らすことも出来るようになります。

するべきではない無理やり行為5:無理やり仰向けにする

仰向けのブルドッグと少年

しつけの方法で、いけないことをしたときに、「仰向けにする」という方法があるようです。

しかし、この方法は背骨に負担をかけ、恐怖心を植え付けるだけで根本的な改善効果はないと言われています。

「ダメ」と伝えれば、問題のない子ならば徐々に理解してやめてくれます。

それでも改善がないようならば、それは犬の習性を無視しているために止められない行動や、ストレスの軽減など、根本的な改善が必要なケースでしょう。

くれぐれも力で押さえつけて言うことを聞かす、という思考にならないようにしたいですね。

監修ドッグトレーナーによる補足

叱る際に無理やり仰向けにすることは恐怖心を与えて関係性を悪化させるリスクが高いです。

また、仰向けにしようとする際に抵抗されて上手く叱れなかったり、あるいは噛まれたりする可能性のほうが高いでしょう。今一度その対応を本当にしなければならないのかをじっくりと考えていただき、別の対策がないか探しましょう。

まとめ

赤い薬を嫌がるダックスフント

いかがでしたでしょうか?「無理やり」何かをする、ということは犬からの信頼を失う恐れのあることですね。

「犬に協力してもらう」というスタンスで何事も行うように心がければ、きっとワンちゃんも大好きな飼い主さんのためなら協力してくれますよ!

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