しつこく要求してくるのはナゼ?
パターン1
理由:味をしめている
これは犬が「学習してしまった」パターンです。たとえば、犬が飼い主さんに向かって吠えたり手を乗せたりしてアピールしていたら、飼い主さんが「はいはい、どうしたの〜?」などと言うようにいつも反応してしまっていれば、犬は「吠えると構ってもらえる」と学習します。構ってもらえると学習した場合、繰り返ししつこく要求(吠える)してくるようになってしまいます。
パターン2
理由:欲求が満たされていない
犬の基本的な欲求は、
- 食事(ご飯が食べたい)
- 運動(散歩に行きたい)
- 愛情(一緒に居たい)
- 睡眠(ゆっくり休みたい)
などが主に挙げられます。これらの欲求が十分に満たされていないと、「○○したいよ!」と飼い主さんに訴えかけます。そしてその欲求が満たされるまで、訴え続ける場合がしつこく要求してくることになります。
パターン3
理由:ストレスによるもの
ストレスが溜まると、様々な問題行動につながります。その内の一つとしてしつこく要求してくることが挙げられ、具体的には「吠え続ける」「前足で飼い主さんを激しく掘り続ける」などがあります。
また、ストレスの原因として挙げられるのは、
- 長時間のお留守番
- 一緒に遊ぶ時間が少ない
- ずっとケージに入れられている
- 家族との触れ合いが少ない
- しつけが厳しすぎる
- 家が常に騒がしい
などが言えます。これらの状態が日常的に続くと、「しつこい要求」につながります。
犬のココロを傷付けない対処法
しつこく要求してくる原因・理由を見てきましたが、改善したいですよね。
では、犬のココロを傷付けないようにこのような問題点を解決するにはどうすればよいのでしょうか?その解決法を3つ見ていきます。
対処法その1:ダメなことの線引きを明確に
今までは許していたことが、急に「ダメ」と言われて最初は犬が混乱すると思います。しかし、長い目で見れば、今正しいことを教えることが最善ですよね。ダメなことを線引きするポイントは「分かりやすく伝える」ことです。犬が分からずに混乱してしまうと「どうしていつも違うことを言うの?」と困ってしまいます。犬を混乱させないために、して良いことと悪いことをはっきりしましょう。
対処法その2:基本的な欲求を満たす
上でも述べましたが、犬の基本的な欲求は、
- 食事(ご飯が食べたい)
- 運動(散歩に行きたい)
- 愛情(一緒に居たい)
- 睡眠(ゆっくり休みたい)
の主な4つでしたね。愛犬が何かを訴えかけている場合は、まずはこの4つが満たされているかどうかを確認してみてください。特に、「運動」と「愛情」が犬種や個性によって変わるので、その子に合った対応をしてあげてくださいね。
対処法その3:ストレスの原因となることを排除する
ストレスからしつこく要求をしてくる場合、そのストレスの原因となることを無くしましょう。よくあるストレスの原因として挙げられるのは、
- 長時間のお留守番
- 一緒に遊ぶ時間が少ない
- ずっとケージに入れられている
- 家族との触れ合いが少ない
- しつけが厳しすぎる
- 家が常に騒がしい
などでしたね。まずはこれらが犬にストレスを与えていないかチェックしてみてください。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
犬がしつこく要求してくるのにはちゃんと原因があるんですね。愛犬のココロを傷つけないように、キチンと正しい対応をしてあげてください!