どんなことで犬の脳は活性化されるの？
1.散歩のコースは定番化しない
決まったコースばかりではなく、色んな道を通ったり少し足をのばして行ったことがない公園に行ってみるのも良いでしょう。鋭い嗅覚を使って情報を得る犬にとって、色んな犬に会ったり臭いを嗅ぐことで脳が刺激されます。車に酔わない子であれば旅行も良いでしょう。今は愛犬と一緒に宿泊できるホテルや宿が増えていますね。
2.硬い物を噛む
犬は硬い物を噛み砕く事に快感を覚えます。おやつや、噛む事を目的として作られているおもちゃなどを使って楽しむのが好きです。噛むことによりストレスの発散にも役立ちますので一石二鳥です。しかし、骨ガムを与えすぎると消化不良を起こして下痢したり、縦に割れて尖る鶏の骨は避ける必要があります。牛の蹄は歯が脆くなっていると硬すぎて歯が縦に割れてしまう事もあるので、その子の状態に合わせて選ぶ配慮が必要です。
3.知育おもちゃで遊ぶ
ボタンを押すと音が流れたり光るボールや、中におやつを入れて一定方向に転がしたときに食べられるようになるコングなど、様々なおもしろいおもちゃが販売されています。体格やどんな事に興味が強いのかで選びましょう。集中力が高まります。
犬と飼い主で行う臭覚を利用した遊び
犬は臭覚が非常に優れており、その臭覚を使う事でどんどん微かな臭いも嗅ぎ分ける事が出来ます。犬が臭覚を使用して遊びが充実すると、性格も自信を持って明るくなります。
4.どっちに入ってる？
その名の通り、飼い主の両手のうちの一方におやつを隠します。犬に両方を手を同時に差し出しておやつが入っている方を当てたらご褒美にそのおやつをあげます。これはすぐに出来るようになります。
次のステップとして、小さなコップなどをいくつか用意し、その中の１つだけにおやつを入れておきます。大切なポイントは、その見つけたおやつを犬が勝手に容器を引っくり返して食べてはいけないというルールを守りながら遊ぶことです。
おやつが隠された容器を見つけて強く鼻を押し当てたり、前肢でカリカリ引っ掻く様な仕草を見せたら、飼い主が座れか伏せのコマンド（指示）を出します。そのコマンドに従って３秒静止したら、「よし！」と声をかけてコマンドを解除し、容器をひっくり返しておやつを食べさせるようにします。
おやつが入っていないハズレの容器で反応した時は、コマンドを出さずにそっと容器を引っくり返してハズレである事を教えます。
それを繰り返す事で自ら座れや伏せを覚えて飼い主が指示しなくても行動出来るようになります。遊びながら基本的なしつけも出来るのでお薦めです。おやつに興味を示さない子は好きなおもちゃやボールなどを使用しても臭いを嗅ぎ分ける事ができます。
5.靴下探しゲーム
犬は飼い主さんの匂いが大好きです。
犬を座れまたは伏せで待機させ、飼い主さんが履いた靴下の片方を、犬が見ていない場所に隠します。もう片方の靴下を犬に少し嗅がせ、飼い主さんの「探せ」または「よし」という合図でどこに隠してあるのかを探します。見つけたら褒めてあげましょう。
コツは靴下の臭いを長くしつこく嗅がせないことです。
犬の嗅覚は鋭い感度の為、強い臭いを長く嗅ぐと刺激されてどんな臭いなのかわからなくなります。私たち人間が何種類も香水を嗅いでいると感覚がなくなってしまう「鼻がバカになった状態」になってしまうからです。
靴下が探せるようになったら、臭いが薄い１度手を拭いたハンカチなどを探すという様にレベルを上げて楽しむ事が出来ます。見つけた物を持ってこい、出せまで延長して教えるのにも好機会です。
まとめ
今回ご紹介したのはいくつかの遊びであり、その中でルールを覚えるものを挙げてみました。その子の反応や習熟度に合わせて楽しく遊びましょう。飼い主さんなりの工夫も加えてどんどんオリジナルの遊びを作り出して下さいね。
