短頭種の眼球が脱出してしまう原因
- 角膜潰瘍
- 交通事故によるケガ
- 犬同士や他の動物とのケンカによるケガ
もともと目が大きな犬種の場合、目を傷つけやすいというだけではなく、ちょっとしたことで眼球が飛び出てしまう可能性もあるとされています。抱っこをしていた時誤って落ちてしまった、自転車の前かごから落ちてしまったなど日常の不注意から眼球が飛び出てしまった、なんてことが起きる場合もあるのだそうです。
外的な障害によって起きることが多いようなのですが、考えるだけでも恐ろしい状況ですよね。もし、愛犬にそのようなことが起きてしまったとき、冷静に対応することができるかどうか、私はとても不安に思います。
外傷
外傷によって角膜に傷がついてしまう場合があります。
わんちゃん同士のケンカや遊びなどで爪が目を傷つけてしまったりすることで起こります。どんなわんちゃんにも起こりますが、特に短頭種のような目が大きなわんちゃんでおきやすい傾向にあります。
この外傷によって、短頭種の場合は眼球の脱出をおこしてしまう場合があります
犬の眼球が飛び出てしまいやすい犬種
- チワワ
- シーズー
- パグ
- ペキニーズ
- 狆
- ブルドッグなど
もともと目が大きな犬種の場合、目が大きいがゆえに、目にゴミやホコリや毛が入りやすかったり、物が当たりやすかったりしますよね。犬同士で遊んでいるとき、相手の爪や歯が目に当たってしまった、なんてことも多いのではないでしょうか。
思わず事故やケガによって失明してしまう可能性もあり、目が大きな犬種はとくに注意しなければなりません。
犬の眼球脱出
眼球脱出とは、眼球がまぶたの外に飛び出てしまった状態のことを言いますが、チワワ・シーズー・パグ・ペキニーズ・狆・ブルドッグなど、もともと目が大きく、もともと少し眼球が外に出ている状態である短頭種に多くみられる症状です。
眼球が飛び出てしまうと目の周りが赤く腫れ、飛び出てしまった眼球をそのまま放置すると乾燥して二次的な障害をおこしてしまう可能性もあるため、すぐに病院で診察を受けることが必要です。
眼球脱出の原因
- 頭部への外傷
頭部に強い衝撃が加わった際、その弾みで眼球が飛び出てしまうことがあります。眼球の露出してしまった部分が大きければ大きいほどに発症する確率は高くなり、カラダが小さい犬種ほどリスクが高いようです。
犬の眼球脱出の主な治療方法
- 眼球の整復
- 眼球の摘出
軽症の場合、眼球の整復
眼球を押し戻す治療方法や内科治療をすることがあるそうです。軽症であれば、眼球を元の位置に戻すことができます。整復後、徐々に回復するようです。
眼球が元に戻らない時はまぶたの切開
眼球のはれがひどく、元に戻すことが困難な場合、まぶたを切開してから整復が行われます。眼球が飛び出てしまってから治療するまでの時間が短いほど、治療の予後は良好のようです。
重傷の場合は眼球の摘出
眼球の損傷がひどい場合や眼球が脱出してしまうことで、視力をつかさどる神経にダメージがでてしまい眼球をもとの位置に整復しても視力の回復が見込めない場合には、眼球の摘出をする可能性もあり、視力を失ってしまうことになります。これによって、義眼の手術をしたという犬に会ったことがありますが、歩行がとても大変そうでした。
まとめ
もともと目が大きな犬種や、もともと眼球が少し外に出ている犬種は、ほんのちょっとした不注意によって眼球が飛び出てしまう可能性があります。
- 自転車のカゴに乗せて走行していたら、愛犬が落ちてしまって、眼球が飛び出てしまった
- 抱っこしていた愛犬を誤って地面に落としてしまい、眼球が飛び出てしまった
このような飼い主さんの不注意によって起きてしまうケースも多いようです。
大きな衝撃を与えてしまわないように注意することが必要なのではないでしょうか。
眼球脱出であることを軽度の段階で発見することができれば、眼球を元の位置に戻すための外科手術によって改善することも可能です。
ユーザーのコメント
20代 男性 匿名
脱出だと完全に顔面から
飛び出た状態になりますよ
角膜裂傷とありますが
裂傷の状態で眼球が
突出することはありません
さらに眼球突出で
忘れてならないのは
緑内障ではないでしょうか
高眼圧になり眼房水が
パンパンになるので
眼が飛び出てきたような
状態になります
白内障から進行し、
緑内障になることもあるので
この記事にはかかせない
項目だと思うのですが笑
交通事故で飛び出してくるなどは
ぶつける部位にも
よりますしもっとも
日常的なものではないので
例えに出すのはどうかと
思います
女性 白川
ちなみにうちのわんこが眼球脱出をしてしまった時、獣医さんはわかりやすくするために「眼球脱臼」と説明してくれました。
眼窩から完全に眼球が落ちるということではなく、眼窩から眼が外れる意味合いが強いそうです。
交通事故ではないですが、うちの愛犬シーズーは遊んでいた時、頭を後ろからポコンとぶつけただけで眼球が前に出たことがあります。犬種によって眼球は出やすいものなんですよ。
「眼球突出」は病気から眼球の後ろが腫れて、眼が出てしまう症状なので、それはまた別の記事になるかと思います。