犬の脂肪腫とは
簡単にいうと、「脂肪の塊」を示します。皮下の脂肪が異常に繁殖してできる”良性腫瘍”です。良性腫瘍なので、手術で切除をすれば治るというのが特徴です。
心臓が悪かったりすると、手術が行う事ができず、経過観察という場合もあります。また、脂肪腫の中には、四肢の筋肉内に入り込んでしまうものもあります、それらは切除が難しくなってしまうため長期間放置をすると、脚の切断という方法をとることもあります。
悪性度の高い、脂肪肉腫の場合は、転移などがみられるため、手術は不可能になることもあります。また脂肪腫の中には突然肥大化し急に大きくなるものもあります。そのような腫瘍は放置するとどんどん大きいものになりますので、手がつけられないほど大きくなる前に手術を行う必要があります。
さらに、腫瘍の大きさはそこまでなくても、小さい脂肪腫が多発する場合もあります。そのような腫瘍は放置するとどんどんと増えるため、やはり早めに治す必要があります。脂肪腫の特徴は、皮膚とくっつかずに触ると皮膚の下で動くという特徴がありますので、気になる方は愛犬の体にそのようなしこりはないかチェックをして見ましょう。
犬の脂肪腫の原因
犬に起こりやすい脂肪腫ですが、実ははっきりとした原因は解明されてはいません。子犬よりも老犬になりやすいといわれていたり、高齢に近づくにつれてリスクが高まると言われていたりしますが、はっきりとした原因もなければ、明確な予防方法というのも確立されていないのです。
全身の皮下組織などの多く発生し、良性腫瘍なのか悪性腫瘍なのか、発症してどれくらいの期間が経っているかなどによって、治療法が大きく変わるのも特徴的な脂肪腫。脂肪腫がもし見つかった場合は、なるべく早く治療を行うように心がけましょう。
また、成犬や子犬であっても脂肪腫を発症する確率はゼロではありません。まだまだ若いから愛犬は大丈夫と過信することなく、異常がないか普段からしっかりとチェックをしましょう。
脂肪腫の見分け方
脂肪腫には一見すると大変似ている腫瘍があります。特に見分けがつきにくいと言われているのが肥満細胞腫、脂肪肉腫、皮膚炎、乳腺腫瘍、リンパ腫です。これらの病気と脂肪腫の違いは、腫瘍の柔らかさや脂肪腫が皮膚の下で動くかという点をチェックしましょう。脂肪腫の場合は触ると腫瘍が柔らかく皮膚の下で腫瘍が動く感触がありますので、一つの判断基準として覚えておきましょう。脂肪腫の状態だけでいうと弾力性があり、楕円形のものが多くみられますので、違いを見分け方の参考にしてください。
犬の脂肪腫の主な症状
犬の脂肪腫の主な症状
- 皮膚が黒い色になる
- 皮膚が赤い色になる
- 痛みがでる
- かゆみが出る
- かさぶたができる
- 毛が抜ける
- 皮膚が硬くなる
- 出血
脂肪腫の症状は痛みも痒みも感じないことがほとんどです。しかし中には歩き方がおかしくなったり、痛いと感じ患部を異常に舐める、幹部が固くなってしまうなどの症状が見られることもあります。また、皮膚の変色や炎症が見られたり、固い部分や異常に柔らかい腫瘍ができるのも特徴的です。なんとなくかたい部分がある、コリコリした部分があるなどがみられたら、脂肪腫を発症していないかをチェックしましょう。
また脂肪腫は一度完治しても、また他の場所にできる可能性もあります。硬さに異常を感じた場合や固い部分が見られる場合は、再び脂肪腫になっていないかをチェックしましょう。脂肪腫は早期発見をすれば簡単な治療で完治をしますが、放置すると重篤な症状になりやすい病気でもあります。ぜひ、脂肪腫の症状を知って早期発見ができるように務めましょう。
脂肪腫ができやすい体の部位
脂肪腫のできやすいと言われている部分の代表的な場所は「胸部」「腹部」「脇の下」「前足と後ろ足の付け根」など、体の柔らかい部分にできやすいです。また頭や背中にできることもあるようです。
顔の耳や唇、首・喉や肩といった意外な部分にもできる脂肪腫。もし、体の中で異常に柔らかにしこりを見つけたなら念のための獣医師に脂肪腫ではないか相談をし改善できるように正しい治療法を仰ぎましょう。
脂肪腫が潰れてしまったら
脂肪腫は痛みやかゆみを伴うため、犬が噛むなどして潰れたり、自壊して破裂した状態になることもあります。脂肪腫が破れるなどしてしまうと、中から白い膿が出てきてしまい化膿するなどさらに悪い状態になることもあります。
もし、脂肪腫を見つけたなら絞るようなことや潰すようなことはせず、急いで獣医師に相談をし、適切な治療を受けるようにしましょう。また破裂したり破れたりした場合は自分で処置をせず、獣医師による正しい治療を受けさせてあげましょう。
犬の脂肪腫の検査方法
「脂肪腫」は、基本的に良性腫瘍なので、必ずしも手術が必要というわけではありません。脂肪腫ができる場所によって、生活に支障が出る可能性があったり、大きくなるスピードが速い場合は早めに手術をする方がよいでしょう。
脂肪腫は、触る事によってわかりますので、腫瘍が見つかったら、まずは、動物病院で、病理組織検査をして、”良性脂肪腫”なのか、また”悪性脂肪肉腫”なのかを、確認することが大切になります。具体的な方法としては血液検査や腫瘍の組織を吸引や針生検、顕微鏡などで確認をする細胞診が行われます。検査費用については、4000円〜1万円くらいです。正しい診断を獣医師から受けるためにも、早めに検査を受けるようにしましょう。
犬の脂肪腫の治療法
切除手術
脂肪腫の治療としてよく行われるのが手術です。切除手術の手術時間やどれくらいの入院が必要になるかは手術内容やしこりの度合いによって違いますが、中には日帰りで済む場合もあります。
手術後は体調を崩しやすいため、予後はしっかりとみてあげるようにしましょう。また、四肢の筋肉内に入り込んでしまう脂肪腫は、簡単に切除はできないので、脚を切断しなければならない場合もあります。
投薬治療
脂肪腫によっては投薬治療や塗り薬などで経過を観察する場合もあります。内服薬の投与で小さくなる可能性は低いと言えます。ステロイドを投薬したり、脂肪腫に注射器で直接注射をし脂肪腫を小さくする治療方法もあります。また、手術が必要となっても、心臓が弱かったりすると、経過観察になってしまうこともあります。
治療費について
脂肪腫の治療を行う上で気になるのは、どれくらいの治療費が発生するのかという点ではないでしょうか?費用については手術となるか投薬治療となるかによって、違いが出てきますが一般的な手術代の相場は2〜4万円程度となっています。
術前の血液検査や病理検査、内服薬代金などは別途です。ただし、脂肪腫の大きさや脂肪腫ができている場所によって手術費用は異なります。もし、気になるようならばあらかじめペット保険に加入をし、高額な請求にも対応できるようにしておきましょう。
犬の脂肪腫の予防法
脂肪腫の原因が判明していないため、残念ながら明確な予防法というのは確率されていません。しかし、脂肪腫にできるだけなりにくい体を作るための対策として言われている、マッサージや、脂肪腫になりにくいために良いとされている食べ物やフードを食事に取り入れたり、サプリメントや漢方を利用している方はたくさんいます。また、脂肪腫が気になる方は豆乳が良いとされているため試してみる価値はあります。
さらに、自然治癒力を高めるために普段から免疫力を高める食事を与えるようにしましょう。脂肪腫を予防する確実な方法や対策はありませんが、健康的な生活を送らせてあげるというのが最も良い方法です。ぜひ、脂肪腫を始めとした病気にならないためにも、ぜひ健康的な生活を心がけましょう。
犬の脂肪腫参考ブログ
脂肪腫に悩む飼い主様はとても多く、犬との生活についてブログを拝読していると、脂肪腫について詳細に書かれた記事を読むことができます。
【DENのブログ】
こちらはゴールデンレトリバーのラナちゃんの脂肪腫体験記です。参考になりますのでぜひどうぞ。
【きままにやさしくいみなくうつくしくいきる】
手術によって脂肪腫を切除した犬の体験ブログもあります。脂肪腫の切除ってどんなことをするの?術後はどうなるの?など、気になる方はぜひ参考にされてはいかがでしょうか?
脂肪腫になりやすい犬種
脂肪腫はどのような原因で発症するのかが解明されていないため明確なことは言えません。全犬種の老犬がなりやすいという話や、心臓病や皮膚病になりやすい犬種が脂肪腫を患いやすいなど意見は様々です。
しかし、そんな中でもシュナウザーは脂肪腫になりやすい犬種なのでは?と言われています。また、ワイマラナー、ドーベルマンピンシャー、ミニチュアダックスフンドも脂肪腫になりやすいと言われています。
これらの犬種は、一説によると若い個体であってもなりやすいと言われていますので、できるならば普段から体にしこりがないかセルフチェックを行い脂肪腫が発生したら速やかに治療を開始できるように心がけましょう。
最初は小さいしこりでも、放っておくとドンドンと大きくなってしまいます。早期発見が重要なカギですから、普段からスキンシップを多く取り異常にすぐ気がつけるようにしておきましょう。
犬の脂肪腫に関するまとめ
脂肪腫の症状は特にないので、飼い主が愛犬のボディチェックをすることが、早期発見につながります。脂肪の塊を見つけるためではなく、愛犬とのスキンシップをとるという目的で、愛犬のボディチェックを視野にいれてください。
脂肪の塊なのか、分からないときは、獣医さんに判断をしてもらいましょう。脂肪腫自体は、良性なので、怖いものではありませんが、適切な対応は必要になります。
脂肪腫は、老犬になりやすいと言われていますが、若い犬でもあることと思いますので、愛犬を守るために、毎日の愛犬の健康管理・観察をしっかりとしておくことが、とっても大切なことになるでしょう。
ユーザーのコメント
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30代 女性 リュリュ
我が家の13歳のゴールデンレトリバーは、10歳を過ぎたころから胸や背中、首などに脂肪腫ができ始めました。最初は本当にビックリして急いで獣医さんに診てもらいました。どれも良性なので手術はしなくても良いとのことでしたが、大きくならないか日頃からチェックすることにしています。これは合う合わないがあると思いますが、豆乳は脂肪腫に良いらしく、我が家でも1日1回飲ませています。一応大きさはそれ以上にはなっていないので少しは効果があるのかもしれないですね。 -
30代 女性 ややこ
『脂肪腫』という病気は、全犬種の老犬がなりやすいのですね。しかし、予防法がないのは気をつけようがないってことですよね…。 いち早くしこりに気がついてあげることが大切なんですよね。胸部、腹部、脇の下、内股にできやすいということですので撫でながらしこりに気がついてあげられたらいいのですが…。 -
女性 あや
わたしは正直この記事を読むまで脂肪腫について知らなかったのでこのタイトルを見てとても興味がありました。脂肪腫は危険で危ないと思いました。予防するにはわたしたち飼い主が食事などしっかり管理することも必要だと思いましたし、色々と考えさせられることが多々あり反省しました。愛犬に辛い思いをさせない為に日々気をつけたいと改めて感じました。 -
女性 匿名
我が家の犬も脂肪が何ヵ所も出来てます
一ヶ所はサッカーボールくらい
あります老犬なので手術は出来ません
散歩もします食欲も有ります
普段は寝てばかり居ます -
50代以上 女性 あい
ありがとうございました。10歳のゴールデンレトリバー・おばあちゃんです。
脂肪腫と診断され、手術をするか迷っていました。先生も年齢のリスクもあるし、どちらでも良いと言われると。家が大好きで臆病者なので、入院が心配です。豆乳のませて様子見ることにしました。 -
50代以上 女性 ムク
我が家のムク15歳脂肪何ヵ所も有ります
老犬なので手術はしません
ただ1ヵ所ハンドボールくらい大きくなって
破れたらと心配してます -
50代以上 男性 匿名
シェパード6才、メスを飼ってます。
頭頂部に三センチ台のシコリがありましたが、運動をしっかりはじめたら、いつの間にかなくなりました。 -
50代以上 女性 匿名
昨日手術を受けました。まもなく13歳のMダックスです。3年位の間にみるみる大きくなり、胸に握りこぶし大のが一番大きく、ダックスということもあって足が短くて散歩のときに地面につきそうになってきたので、獣医さんと相談して切除しました。ほかに2ヵ所ありますが、一つはジャマにならない場所にあり、傷が増えるので今回は見逃しました。摘出した脂肪をみると表面に血液や毛細血管のようなものがついていて一見桃のように見えましたが、その下の脂肪はぷるるんとして白濁した水まんじゅうのような感じ。まもなく13歳なので、手術自体が負担にならないかということが一番の心配でしたが、年齢の割には健康で、ジャマなものがなくなったので楽になったのではないかと思います。かかりつけのお医者さんとよく相談することが大事だと思います。 -
40代 女性 匿名
我が家のMix(シーズ×ダックス)オスは、2
、3才の頃、後ろ脚のつけね辺りに小さなコリコリを見つけ、手術で取り除きましたが、完全な脂肪でした。
そして、数年後、反対の同じ辺りにまたできたので、手術。
これも脂肪でした。
大きさは、指先で摘まめるほど。
しかし、数年後には体のあちこちに同じ感触のものができ、この子の体質なんでしょうね。
針でしらべてもらいましたが、やはり脂肪でしたので、手術はしてませんが、かなり大きなものもあるので、悩む所です。
10才になりましたので、手術するなら早く決断しなければですね。 -
女性 匿名
ビーグル14歳です。数年前から数か所に脂肪腫あり、その中でも後ろ足にあったのが次第に大きくなりましたが、心臓が悪いので経過観察していましたが いよいよ皮膚が伸び切り、毛も抜けてきて
破れるのも時間の問題となってきました。
ソフトボールより少し大きめな感じです。それでもあまり気にせず走ったりはしています。しかし
ここまで大きいと切り取ったあと 縫合の際 皮膚が足りず 穴があくのでテーピングするしか方法がないとのこと・・・
臆病なわんこなので一体どうなることかと 心配です。毎日はらはらしています。 -
50代以上 男性 匿名
11歳のゴールデンレトリバーです。
脇の下の脂肪が少しずつ大きくなってきてるので、そろそろ手術したほうがいいみたいです。来年手術を予定してます。
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40代 女性 豆
うちの子シェルティーの14歳になりました
7歳くらいの時、かなり大きな脂肪腫で
手術し13針もぬいました
今14歳になりまたまえと似たようなところにできてます
先生には相談しましたが高齢だから、私はしたくないとは思いながら先生もまぁ、歩きづらくなるくらいだ、との話。
でもまだ悩みます
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50代以上 女性 匿名
うちのワンコ(柴、9歳3ヶ月)も先日脂肪腫の手術をしました。組織検査の結果「浸潤性脂肪腫」との診断で早々の手術を勧められました。しかし再発率は高いらしく、今後いつまで手術に耐えられるか、手術できても術後のエリザベスカラー装着のストレスなど考えると心配です。藁にもすがる思いで豆乳試してみます。
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20代 男性 匿名
Mダックスを飼ってます。先日亡くなりました。
症状は脂肪腫ができやすい子だったみたいで何か所ができていたのですが
あばらと肺の間にできてしまってそれが肺を圧迫して片肺が機能停止になってしまい衰弱していったみたいです。
14歳でした。咳がでたり異常が出始めたのは3か月前ごろで病院に連れて行ったのですが脂肪腫との診断で手術も費用が莫大にかかってしまうことや、老犬のためリスクが大きいこともあり経過観察という形をとっていました。
脂肪腫自体に症状がでたりすることがありませんが、うちの子のように肺を圧迫し弱らせてしまうこともあるので定期的な診断を行い、対策を練っていったほうがいいかもしれません。
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50代以上 男性 若さま
コーギーの雄8歳を買っております。足が短いので、夏の暑い時期には運動も1日1回になってしまいます。
最近、身体を触っていると、足の付け根とおなかに2,3㎝くらいの柔らかいしこりを発見しました。あわてて獣医の診断を仰ぐと、脂肪種ということでした。念のため組織検査をしましたが、良性なのでそのままで良いという話でした。太っている犬にこの病気が多いという話でした。因みに家のわんこは24キロと太り気味です。 -
50代以上 女性 ハイジ
ダックスフンド15歳位です。後ろ足の近くに脂肪腫が出来てハンドボール位の大きさで、歩くのに邪魔している感じで見ていて辛く、年齢も年齢なので手術に踏み切れてません。尿や下痢便したときは、垂れ下がった脂肪腫にかかってしまうので不潔になってしまいます。その度にシャワーで洗い流してますが 破れてしまいそうで怖いです。
今 皮膚が赤くただれてしまって、手術以外の方法はないのでしょうか?
垂れ下がった脂肪腫を服とか何かで持ち上げてあげる方法を考えてます。 -
50代以上 男性 coco
プードル8歳です、後ろ足腿に脂肪腫ができ困っております。
精密検査の結果良性の脂肪腫でしたが、大きくなってるような感じです。
元気に走り回り、食欲もあります。
医者は手術を勧めております。
どうするか迷ってます。
良い方法をご教授ください -
50代以上 女性 cok
10才プードルです。後ろの腿が太くなり、専門医による精密検査の結果、良性の筋間脂肪腫と診断されました。肥満が原因の一つと言われ、減量中です。本人は痛い様子もなく元気に走る回っております。
検査を受けてから3ケ月経ちました。手術を考えております。ご意見ございましたら、お知らせ下さい。 -
50代以上 男性 匿名
うちの子も太腿が良性脂肪腫ですが大きく腫れてます。9才です。発症の半年前より大きくなってる感じです。
手術すべきか家族と話し合っております。麻酔、手術、が耐えられるか不安でなりません。 -
男性 まりほい
8歳のラブの雌です。
1ヶ月前に右あばら(胴体中央部)にしこりがあり、
ぶつけてコブが出来たのかと思いました。
子供が獣医にみせたところ、経過観察。
至って元気なんだけど・・、肉の脂の部分とかを
切り取ったら、犬にあげてたのが、悪かったかな??
そして、昨日、左のあばら部に、新しいしこりを発見。
そろそろ、狂犬病の注射だから、しっかり対策を打って
もらおうと思います。 -
40代 女性 匿名
ミニチュアダックスフント12歳オスです。
足の付け根に15センチくらいの脂肪腫が出来て歩けなくなりました。破裂寸前で病院で注射器で抜き取ってもらいました。1.6キロも取れました。
その後、別の場所にも出来て破裂…膿と血が混ざったようなどろどろの液体がちいさな穴から出続けています。清潔に保ちながら穴が塞がるのを待っています。本人はとても元気ですがなかなか穴は塞がる様子は無いです -
50代以上 女性 匿名
ミニチュアダックス13歳メスです。2年前に全身麻酔で脇の下の筋肉に張り付いていた10センチ程の脂肪腫切除の手術を受けましたが何も問題が起きず、現在も元気いっぱいです!しかし1年くらい前から胸の辺りに小さな脂肪腫が見つかり1.8倍くらい大きくなり現在1.7センチくらいとの事。つまんでも動いていたので様子見でしたが最近になって筋肉に少しだけ張り付いてきたようで先生から手術して取るかどうかのお話がありました。肺に入ってしまうと厄介だけど、そうなる可能性はそんなに高くないと。高齢によっての全身麻酔のリスクの方が高いのでどうしますか?と言われています。家族で話し合っていますが意見が別れ悩み中です。。皆様のご意見お聞かせくたさい! -
50代以上 女性 匿名
我が家のわんこ(メス)6歳ごろから脂肪腫が横腹や首などにでき始め1年に一度組織検査をしながら経過感察していました。
10歳の時、新しいコブができたのを見つけていつものように組織検査をしたらそれは肥満細胞腫!すぐ手術してことなきを得ました。気にかけて経過観察が大切だと思います。
脂肪腫はわんちゃんで比較的よく見つかる腫瘍です。脂肪腫は良性腫瘍ですので様子を見る場合が多いのですが、脂肪腫の種類によっては厄介なものもあります。
「筋肉と筋肉の間に脂肪腫ができるタイプ」や「筋肉の中に脂肪腫が入り込むタイプ」もあり、このようなタイプを浸潤性脂肪腫と言います。
身体の表面にできる脂肪腫は様子を見ることもありますが、脂肪腫が大きくなることで生活に支障が出る場合やわんちゃんが気にして引っかいたり咬んだりすることでQOLが下がる場合は手術をお勧めします。
しかし、浸潤性脂肪腫は侵襲性が強いので悪性腫瘍と同様に広い範囲で切除が必要です。大腿部に発生しやすいですが、その場合浸潤性脂肪腫の部分だけを切除するのではなく周りにある筋肉も同時に切除する必要があります。
脂肪腫には様子を見ても良い場合と、様子を見てはいけない場合があります。詳しくはかかりつけの獣医師によく相談してください。