犬の躾に用いられる「オペラント条件付け」とは?古典的条件付けとの違いまで

犬の躾に用いられる「オペラント条件付け」とは?古典的条件付けとの違いまで

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皆さんは「オペラント条件付け」という言葉をご存知ですか?ワンちゃんのしつけの基本となる方法です。今回はこの「オペラント条件付け」について詳しくご紹介したいと思います。

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「オペラント条件付け」とは?

パグとはてな

オペラント条件付けとは


報酬や嫌悪刺激(罰)に適応して、自発的にある行動を行うように、学習すること

https://ja.wikipedia.org/wiki/オペラント条件づけ

簡単に言うと、ワンちゃんが自ら行動した時に「ご褒美」や「罰」を与えることで、その行動を強化させたり弱化させるしつけ方法です。

行動の強化、弱化を具体的にいうと、

  • 特定の行動の結果良いことが起きた→同じ行動を積極的に行う→行動の強化
  • 特定の行動の結果悪いことが起きた→同じ行動をしないように消極的になる→行動の弱化

ということになります。

このオペラント条件付けには4つの学習パターンがあり、それをしつけに応用することができます。それぞれの学習パターンを詳しく見ていきましょう。

4つの学習パターン

犬と黒板

【正の強化】

ご褒美を与えることで行動が増えることを指します。

例:お手をした→おやつをもらった→率先してお手をするようになった

【正の弱化】

罰を与えることで行動が減ることを指します。

例:ワンちゃんが家電のコードを噛んだ→噛んだ途端大きな音が鳴ってビックリした→コードを噛まなくなった

【負の強化】

罰をなくすことで行動が増えることを指します。

例:ワンちゃんが家電のコードを噛んだ→いつも叱っていたが叱るのをやめた→何度も家電のコードを噛むようになった

【負の弱化】

ご褒美をなくすことで行動が減ることを指します。

例:ワンちゃんが散歩に行きたいと要求吠えをした→要求に応えなかった→次第に要求吠えをしなくなった

「オペラント条件付け」をいかしたしつけの応用例

しつけをする女性とバーニーズマウンテンドッグ

前述した4つの学習パターンを踏まえた上で、ワンちゃんをしつける方法を見ていきましょう。

①自動トレーニング、行動捕捉

ワンちゃんが自ら取ったある特定の行動の瞬間をとらえ、ご褒美や罰を与えます。

お手の練習をさせる場合で、ワンちゃんが飼い主の手の上に前足を乗せたタイミングでおやつを与えるなどがこれに当てはまります。

②ルアートレーニング

おとり=おやつやおもちゃ等を使って、ワンちゃんを特定の行動へ誘導させる方法です。

ハウスやクレートへ入る練習をする場合において、ワンちゃんの好きなおやつをハウスやクレートの中に入れてワンちゃんを誘導させます。

中に入るタイミングで「ハウス」と言葉を発し、体が全部ハウスに入りきったら、おやつを与えたり、十分に褒めてあげるなどのしつけが当てはまります。

③段階的接近法

最終目標を決めて、その目標に近い行動を達成することから始め、少しずつ内容を変化させながら最終目標を達成させる方法です。

例えば、ワンちゃんにリードをくわえさせることが最終目標だとします。

「リードを見せたらエサを与える→リードに近づいてきたらエサを与える→リードに触れたらエサを与える→リードをくわえたらエサを与える」

というように少しずつステップアップして最終目標をクリアさせるしつけ方法です。

④連鎖法

上記の段階的接近法と少し似ていますが、これは目標を達成するまでの過程を一つ一つの行動に細分化します。

その行動をクリアするごとにご褒美を与えて一連の動きを覚えさせる方法です。

先ほどのリードをくわえさせるから、今度は持ってこさせるという目標を設定した場合、行動を細分化させると…

「リードに近づく→リードをくわえる→リードをくわえながら飼い主に近づく→くわえていたリードを離す」となります。

「オペラント条件付け」と「古典的条件付け」の違いは?

すっぱい犬

オペラント条件付けについてご紹介しましたが、他にも「古典的条件付け」というしつけ方法があります。

「古典的条件付け」とは

本来は何の反応も起こすはずのない刺激が、生理的な反応を起こすような経験をした後、その刺激だけで生理的反応を起こすようになる現象をいいます。

有名な「パブロフの犬」という話もこの古典的条件付けに当てはまります。具体例を挙げると、初めて梅干しを食べた→唾液が出た→梅干しを見るだけで唾液が出るなどです。

「オペラント条件付け」と「古典的条件付け」の違いは?

2つの学習方法をご紹介しましたが、比較した時の違いは何でしょうか?それは「反射的に行動するか」「自発的に行動するか」です。

古典的条件付け

古典的条件付けで起こる行動は、本来反射によって引き起こされていた不随意的反応です。先ほども例で挙げましたが、梅干しを見るだけで唾液が出るという条件反射といえます。

オペラント条件付け

一方、オペラント条件付けで起こる行動は、張本人が自発的に起こす随意的反応です。

レバーを引いたら良いことがあった→同じようにレバーを引く

というような行動がオペラント条件付けに当てはまります。

まとめ

眼鏡をするポメラニアン

いかがでしたでしょうか。

しつけの基本として多くのトレーニングにも応用されている「オペラント条件付け」をご紹介しました。オペラント条件付けの学習パターンは以下のように分ける事が出来ました。

  • ご褒美を与えることで行動が増える事
  • 罰を与えることで行動が減ること
  • 罰をなくすことで行動が増えること
  • ご褒美をなくすことで行動が減ること

最近では、書籍やインターネットでも様々なしつけに関する情報を得ることができます。

しつけ方法も大切ですが、それよりも重要なのは、しつける側の態度の一貫性そして特定の行動の直後にご褒美を与える、罰を与えるということです。

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