犬の目薬を上手に差す方法

【獣医師監修】犬の目薬を上手に差す方法

目薬をさすことが苦手な犬はとても多いですよね。どんな時に目薬が必要なのか?市販の目薬でも良いのか?結膜炎と角膜炎とは?そして、実際に獣医さんに教えていただいた目薬の正しいさし方をご紹介しています。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬の目薬の正しいさし方とは?

目薬をさす犬

目薬を嫌がらずにさす事ができる犬ってあまりいないですよね。ほとんどの子が目薬をさす前から嫌がってしまうのではないでしょうか。

無理矢理に押さえつけて目薬をさそうとすると「目薬=嫌な経験をした」と学習してしまい、目薬という言葉を聞いただけで逃げ出してしまう子や抵抗して噛みつくようになってしまう子もいます。

上手に目薬をさすことができる方法その①

まずは、犬の後ろにまわります。
私の場合、小型犬は膝の上に座らせて、前を向かせます。

上手に目薬をさすことができる方法その②

片手で犬のマズルを掴み、固定します。マズルを掴まれること自体を嫌がる子もいると思いますが、痛みを与えてしまわない程度にグッと掴みます。

まずこれができない場合には、普段からマズルを掴まれることに慣らしておくことが必要です。

上手に目薬をさすことができる方法その③

犬の頭の後ろから手をまわし、目薬をさします。頭の後ろから手をまわすのは、容器を見ただけで逃げ出してしまう子もいると思うので、犬に目薬の容器を見せないようにするためです。

上手に目薬をさすことができる方法その④

上手く目薬をさすことができたら褒めてあげましょう。おやつなどのご褒美を与えても良いと思います。その方がただ単純に嫌なことをされただけで終わらないので良いのではないでしょうか。

犬の目薬は市販のものでも良いのか?

獣医さんとシェパード

ペットショップやホームセンターなどで“犬猫の目薬”というものを見つけたことがあり、結膜炎や充血に良いと書かれていました。

私は「本当に大丈夫なのかな…」と不安になりましたが、口コミを見てみても、とくに被害情報などはありませんでした。

しかし、目に何等かの異常がある場合、まずはその原因が何なのかを知る必要がありますし、その原因や症状に合わせた治療方法や治療薬が必要です。

そのため、獣医さんの診察を受け、適切な治療をしてもらい、適切な目薬などのお薬を処方してもらうべきです。

犬に目薬をさす必要がある時ってどんな時?

目薬をさすパグ

花粉症やアレルギーによって充血し、目が真っ赤になることがあります。結膜炎や角膜炎などの炎症が悪化したことで目が真っ赤になってしまっている可能性もあります。

焦らず冷静に判断し、すぐに獣医さんに診てもらいましょう。

もし、病院がお休みである場合や時間外である場合、決して市販の犬用の目薬を使用したり、人間用の目薬を使用するのではなく、かかりつけではない病院を受診するでも良いですし、次の日まで待っても良いと思います。

結膜炎とは?

両目とも結膜炎になってしまった場合、ウイルス感染・細菌・アレルギーが原因である可能性が高いです。

片目だけが結膜炎になってしまった場合、目の中に毛が入ってしまったことやホコリが入ってしまったことなどが原因である可能性が高いです。

うちのポメラニアンはよく目の中に長い毛が入ってしまっていることがあります。

手で取ってあげようとするともちろん嫌がりますし、目を傷つけてしまうかもしれませんので、目薬をさして自然と流れ出るのを待ってから取り除いてあげています。

角膜炎とは?

初期の段階ではほとんど症状がありません。炎症がひどくなるにつれて激しい痛みを感じるようになります。

手で目を激しくこするようになったり、クッションや床などに目をこすりつけるようになったり、涙や目ヤニの量が異常に増えたな。と感じたら、角膜炎である可能性もあります。

もっと症状が悪化すると角膜が青白く濁り、角膜が歪んで見えるようになります。そうなってしまう前に早めに獣医さんに診てもらいましょう。

まとめ

柴犬の目

愛犬の目に何か少しでも違和感や異常を感じた場合には、まず獣医さんに診てもらいましょう。うちの二代目は白内障で目薬が欠かせない毎日でしたが、少しずつ少しずつ慣らしていくことで嫌がることなく上手に目薬をさす事ができるようになりました。

決して無理矢理に押さえつけたり「ちゃんとして!」と叱ったりせず、「目薬しようね」「えらいね」「がんばったね」と優しく声をかけてあげてください。

時間がかかってしまう子もいますが、みんな必ず上手にできるようになりますよ。飼い主さん自身が上手に目薬をさしてあげることができない場合は獣医さんの指導を受けましょう。

私も目薬のさし方、耳掃除の仕方、爪切りの仕方、肛門搾りの仕方など、獣医さんに指導していただきました。どうしてもできなかった日は病院へ行き、獣医さんにお願いしています。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    40代 女性 匿名

    我が家の大型犬は14歳なので、定期的に病院で目をチェックしてもらいます。まだ白内障などにはなっていませんが、昨年末あたりから目ヤニが多く出るようになって「トブラシン」という抗菌の目薬を処方してもらっています(写真有)。これは刺激が強くないので続けて使用しても問題ないようです。それまで目薬を使用した事がなかったので、はじめは抵抗されるかと思いましたが、片手でアゴをしっかりと持って少し上に持ち上げて、目薬を持った手で瞼を押さえるようにしてチュッとさすと上手くいきます。一通りの動作を素早くすると、愛犬も「何が起こったんだ?!」と言う間に終わるので良いのかと思います。
    記事にもありましたが、市販の目薬も多く出ていますが、まずは症状を病院で把握しておく必要はあると思います。結膜炎や角膜炎など、早めに対処した方が良いものもあるので、自己判断せずにお医者さんに指示を仰ぐのが適切かと思います。
    匿名の投稿画像
  • 投稿者

    女性 グレイ

    うちの子があまりに目やにがひどく、涙やけもひどかったので動物病院に行った際に獣医さんに相談したところ、犬種独特のものだからあまり気にしなくてもいいよとは言われました。
    その時に目薬を処方してもらいまさに、「え??ワンコに目薬を??」と困惑したのを覚えています。
    獣医さんからのアドバイスもあり、椅子に座って膝の上に抱っこし、ワンコの後ろ側からマズルを軽くもって手際よく落とすといいよということで我が子は比較的おとなしい子なので問題無かったのですが、激しく動く子や恐がりさんは難しいかもしれませんね。

    そんなワンコへのアドバイスですが、同じく膝の上に同じ方向を向いて抱っこし、大好きなおもちゃを咥えさせて遊びの延長でマズルを固定し(その時にあまりマズルを強く握らないようにします)違うとこに落ちてもいいやぐらいの気持ちで(笑)ためらうことなく数滴落としましょう。
    その時、目薬とワンコの目の距離ですが近すぎてはいけません。ワンコも怖がってしまいますし、動いた時に目に当たることも予想されかえって危険です。
    初めから目の上に目薬を持ってくるのではなく、利き手と反対側でマズルを軽く握って→利き手の【手の小指側の側面】を軽くワンコの鼻の横側にそっと乗せて手首をクルっとひねって落とすイメージにするとキレイにピンポイントで目薬投入することが出来ます。
    まずは飼い主さんが怖がらず、いつものスキンシップの延長で投薬してあげる事が大切です。
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