動物病院でのペット保険にまつわるトラブル

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動物病院でのペット保険にまつわるトラブル

ペット保険に関する法改正に伴い、昔に比べて今では安心して利用できるペット保険が増えてきました。そして、ペット保険への加入者も増えており、私の動物病院でもそれは実感できています。この記事では、私が動物病院で実際に経験したペット保険にまつわるトラブルをご紹介し、みなさまにとってペット保険が少しでも有用なものになるよう、ご参考いただければと思います。

ペット保険にまつわるトラブルをお話する前に

治療を受ける犬

動物医療の高度化に伴い、その分医療費も高額になってきています。医療費の負担を少しでも軽くするためにオススメなのがペット保険。昔はペット保険というと、あまり健全なシステムには見られていませんでしたが、2008年の法改正以来、しっかりした法律の元、安心して利用できるペット保険が増えてきました。

それに伴い、ペット保険への加入者も増えており、私の動物病院でもそれは実感できています。しかし、ペット保険への加入者が増えるにつれ、病院でのちょっとした問題も見られています。そこで、私が実際に経験した、保険にまつわるトラブルをご紹介いたします。

実際に経験した動物病院でのペット保険にまつわるトラブル

この病気には保険が適用されないの?

ペット保険の犬の歯に関するトラブル

ペット保険の中には、歯周病関係の病気に対しては、保険が適用されないものもあります。ワンちゃんの歯周病は、実はかなりの数が存在しており、成犬の80%以上が何かしらの歯周病にかかっていると言われています。そして歯周病の治療は、ほとんどが全身麻酔での処置が必要になりますので、治療費もそれなりに高額になります。

ですから、飼い主様からすれば、保険適用だとすごく助かるのでしょうけど、案外、お口の病気には適用されないものもあります。しかしこればかりは加入前に確認するしかありません。ですので、これからご加入をお考えの方もすでに加入されている方も、各保険の「適用されない病気」について確認されることをおすすめします

今、ペット保険に加入したら、この病気の治療は適用されるかしら?

ペット保険に疑問をもつ犬

まず適用されることはありません(笑)当たり前のことなのですが、実はこの手の相談ってかなり多いんです(苦笑)

ペット保険は、私たちの民間の保険会社の医療保険と同じようなものですので、加入前に審査があります。当然、その審査で引っかかると加入できませんので、病気にかかってから加入しようとしても、まず断られるでしょう。ちなみに、アレルギー性皮膚炎や慢性心不全など、完治しない病気は、保険の加入前に病気にかかってしまうと、それ以降も基本的には保険は適用されません。ですので、保険はペットが病気になる前に加入しましょう。

どのペット保険がオススメですか?

ペット保険会社を果物に見立てて比較する人

実は動物病院は、特定のペット保険を販売することができません。ですので、このご質問にはお答えできないのです。ペット保険は、インターネットから飼い主様ご自身で加入されるか、ペットショップやペットサロンなどで、ペット保険販売の代理店となっている店舗での加入となります。ただし「ペット保険 比較」といったキーワードで検索していただくと、今ではインターネットでたくさんの情報が得られますので、そちらをご参考いただければと思います。

入院したことにしてもらえませんか?

犬がベットで横になって治療を受けている

ペット保険の中には、入院保障のみのタイプや、手術保障のみのタイプなど、たくさんの種類があります。もちろん、それぞれで適用条件が異なりますが、中にはご自身が加入している保険だと適用されないからといって、虚偽による保険適用をお願いされることがあります。しかしご本人に悪意のあるなし関係なく、これはれっきとした犯罪行為ですので、絶対にそのようなことはしないでくださいね。

まとめ

愛犬と飼い主と医者の集合写真

以上、ペット保険にまつわる実際に経験したトラブルをご紹介いたしましたが、このようなケースはあくまでも一部です。他にも「保険がおりてから支払いをしたい」「保険の請求の仕方がわからない」「保険に登録した名前とカルテの名前が違うから保険がおりない」というようなトラブルもあります。このようなトラブルを避けるために、ぜひみなさんにご理解いただきたいことがあります。

それは、ペット保険は、あくまで万が一の時に備えるものだということです。決して損得で考えるものではありません。損得で考えると、どう考えても損しかしないのです(それが保険です)。ですから、大切なペットに何かあったとき、少しでも医療費の負担を減らし、よりよい治療が受けられるよう、ペット保険もしっかりと中身を確認した上で加入されることをおすすめします。

▼犬の保険についてもっと詳しく知りたい方はこちら
犬の保険大辞典!知っておきたい基礎知識

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  • 女性 カリン

    昔のように「アニコム」一択なら良かったのですが、最近よく見るのは動物病院での窓口でのトラブル。色々な保険会社があり色々な請求に必要なプロセスがあり、飼い主さんは勿論、個人経営の多い動物病院では獣医さんも一緒になって困ってしまい、受付で診察がとまってしまう光景を直々みかけます。保険に入るなら、どんな疾患や治療に適用されるのかは勿論、請求方法についても確認し、それこそ「いざという時の」保険なんだから、請求する際のシュミレーションも加入時に欠かせないのではないかと考えます。
    ちなみに、我が家では保険には加入していません。お迎えして0歳児より毎月3000円ずつ積み立てしています。なぜかというと、犬種的に高額設定であること、0歳児の加入金額が継続ではなく、年齢を重ねるごとに掛け金が上がり、その額がハンパないためです。備えの仕方は様々ですが、使えなければ捨てるだけになってしまいます。よく調べてから保険加入を考えたいものですね。
  • 30代 女性 38moto

    動物病院に行き診察券を出すと、わんちゃんの診察券に保険証をクリップしてあるものをよく見かけるようになりました。
    先住犬が手術でとても金額がかかってしまったので、新しく迎えた子は早い段階で保険に加入しました。どの保険にするか決めたきっかけは、主治医のいる動物病院に保険会社のパンフレットが置いてあること、そこの動物病院に対応していること、そして何より役に立ったのが口コミです。実際に加入している人の感想を聞いて、自分の必要とする保険のタイプを限定し決めました。
    うちが加入した時は、犬種によって月々の金額が変わることもあると説明がありました。一般的にあまり多くない犬種だったので、申し込んでから少し時間がかかりました。
    手術とそれに伴う入院に特化した保険だったので、病気に関しては対応していない保険ですが、実際色々な治療をして一番お金がかかったのは手術と入院でした。保障がしっかりしていれば手術専用の保険でも十分だと思います。

    動物病院とトラブルになってしまうと、その後の通院などとても行きづらくなってしまいます。飼い主もきちんと保険の内容を理解しておくことが大事だと思います。
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