ブルドッグの寿命は?
ブルドッグの寿命は短くて8歳、長くても10歳ほどといわれており、決して長い寿命とは言いにくいのが現状です。
しかし、中には12歳くらいまで元気に生きているブルドッグも存在します。せっかく家族となったのですから、できるだけ健康で元気にそばにいてもらいたいですよね。その寿命を延ばすサポートとして、一役買うのが「食事」といえます。
ブルドッグの寿命を伸ばす為の食事
ブルドッグの寿命をできるだけ延ばすためには、子犬のうちから食べ過ぎを抑制する必要があります。子犬のうちに過剰にエサを与えてしまうと、細胞が脂肪を取り込んだ、脂肪細胞のサイズが大きくなってしまいます。ある大きさを超えて肥大化すると細胞が本来の大きさに戻ることは、ほぼありません。
そのため、ブルドッグの寿命に影響が出る可能性があるのです。それを避けるには、子犬のときにエサの量やカロリーを目安以上に与えない、ということが肝心です。
ちなみに成犬になってからも同様かといえばそうではなく、脂肪細胞が肥大化するわけではありませんので、問題はない範囲といえます。ただし、太ってしまったら当然膝や腰に負担がかかりますので、ダイエットや食事でコントロールする必要があります。
食事の与え方
ブルドッグの食事の基本が「固形の乾燥ドッグフード」ですので、ブルドッグの年齢に合わせた状態で与えます。
まだ2~3か月までの子犬は、1日の必要量を3~4回ほどに分けて与えるようにしましょう。その際、湯で浸し柔らかくしたものを十分に冷ましてから食べさせます。
3か月からの子犬は、前と比較して少し固めになるように心がけましょう。まだ成犬ではありませんので、余りにも固いようだと胃に負担をかける恐れがあります。固さには十分気を付け、少しずつ固さを変えながら食べさせることが大切です。
8か月頃からは、成犬用を用意しましょう。今まで食べていたドッグフードに少しずつミックスしていきます。その状態でならしていきながら、ドッグフードの比率を調整します。最終的にはスムーズにフード変更ができるでしょう。
ドッグフードには必要な栄養がしっかり入っているため、特に何かをミックスする必要はありませんが、犬が食べられる野菜をゆでてトッピングしても問題ありません。
しかし、与える量には十分気を付けます。さらに、ふだん与えるお菓子の量にも注意が必要です。
ブルドッグの寿命を伸ばすための運動のコツ
ブルドッグの寿命を延ばすためには、人間や他の犬種同様に「運動」が大切です。しかし、ブルドッグは見た目の頑丈さとは違って、運動が何よりも苦手なのです。
仮にうまく散歩に連れ出せたとしても、途中で「動きたくない」と、だだをこねることもあるのです。そんなときは、グイグイ引っ張って人のペースで無理やり歩かせようとするよりも、ブルドッグに合わせることが大切です。
もし、動きたくないという意思表示をするようなら、散歩の回数を増やして時間は短縮するという形でも構いません。
ブルドッグは暑さが苦手
ブルドッグは運動の他にも、苦手なものがあります。それは「暑さ」と「高い湿度」です。そのため、夏のような暑い時期でしかも湿度がある場所は、避けた方が賢明といえます。
暑い時期の散歩なら朝や夕方で、1日の中でも比較的涼しいと感じる時間帯に行う方が、ブルドッグのためになります。また、室内で過ごすときにはエアコンを活用して温度を下げてあげましょう。
人間が涼しいと感じる基準の温度ではなく、ブルドッグが涼しいと感じる温度に設定します。このような工夫が、結果的にブルドッグの寿命を延ばすサポートとなります。
ブルドッグの寿命に関連する注意したい病気
短頭種気道症候群
ブルドッグの寿命を脅かすのが「呼吸器系の疾患」です。これは、ブルドッグやボストンテリア、パグのようないわゆる「短頭種」が持つ、鼻や口部分の長さがないなどの短頭種の特徴が関連しています。
鼻の孔が狭いために、呼吸のたびに多少力を込めなければ肺に空気を入れられないのですし、軟口蓋と呼ばれる部位が喉へ向かって長くなっていることで、気管を塞いでしまい呼吸しづらい状態となるのが「軟口蓋過長症」という病気です。
これは様子を見てふだん生活する上では支障がない症状なら、変わらずに生活できますが、もし呼吸がつらいようでしたら、ブルドッグの寿命に関わるため手術が必要です。
心室中隔欠損症
ブルドッグの寿命に良くない影響を及ぼすのが、「心室中欠損症」です。この疾患は先天的な心臓病といわれており、自然と治るということが非常に稀(まれ)なのです。
この病気の症状は、心臓内の右心室・左心室を分離するためにある壁の部分に、欠損孔という穴があることを指します。なお、穴の大きさは個体差があります。
小さい欠損孔なら、目立った異変は感じないことが多いですが、万が一大きく開いているときは、以下のような異変が出てきます。
- せきをする
- 疲労感がある
ブルドッグの寿命に関わることですので、獣医に診てもらうことが必要ですが、一般的な治療は内科治療を施した後、外科による治療が必要です。
問題点として、もし心不全が発症している上に重い症状なら、手術自体が難しいことと、今現在この治療を行う医療機関がほとんどありません。様々な理由で外科での治療が困難な場合は、ブルドッグの寿命のために内科治療にゆだねる形となります。
まとめ
ブルドッグの健康寿命をできるだけ延ばすためには、食事や運動、温度管理などの対策が必要です。また命の危険を脅かしかねない病気なることがありますので、ふだんから様子を見ておいて、少しでも異変があればすぐに獣医に診てもらうようにしましょう。
ユーザーのコメント
40代 女性 かえまり
被毛は短いのでケアしやすくていいですね。
シャンプーもしやすいです。乾きやすくていいですね‼
餌は、さつまいもをよくおやつにあげています、好んで食べてくれますので助かります、お腹の調子もよくいいうんちをしてくれます。
散歩は、あまり長くせずに基本的には、街散歩にしています。公園も行きますが好きじゃないみたいなのであまり、連れて行きません。
遊びは、ぬいぐるみを投げてくわえて戻ってくるのが好きです‼
ゲージの中より、リビングが好きです。人懐っこいのど得ですね‼体重は見かけの割には重い方だとおもいます。小さな頃から食べ過ぎにならないように注意がいりますね。
寿命が10年ほどと、短めですので、よけいに、できるだけスキンシップをはかって一緒の時間を大切にしたいですね‼
40代 女性 匿名
我が家は歴代マズルが長い犬種しか飼った事がないので、記事を拝見して、ブルドッグは「短頭腫」に多い呼吸器系の疾患には注意が必要だということを知り、もしも飼う場合は対処法をしっかりと勉強しなければいけないと思いました。そして、暑さに弱いので夏場は特に注意しなければいけない犬種だと思いました。
40代 女性 モカ
夏はもちろんの事冬でも室温管理は必要不可欠なようです。
30代 男性 裕
色々と理由はあるようですが、そもそも人間が好む見た目や大きさの為に、長い期間に渡って遺伝子操作、品種改良されてきた事が根源のようですね。そもそもブルドッグは、見世物として闘牛犬として開発された犬種だそうです。当時は今現在のブサカワ等と表現される愛らしい容姿ではなく、ただ体格の大きい強そうな犬だったそうです。時代と共に動物愛護の観点から見世物が禁じられ、行き場のなくなったブルドッグは愛玩動物としての品種を確立する為に更なる改良を加えられたのです。
このように、人間の身勝手で無闇な遺伝子操作によって、遺伝子異常や先天性疾患を持つ個体が増えてしまったという事ですね。ブルドッグは、伝染病にかかりやすく、体温調整も苦手、特殊な骨格から、股関節形成不全等の疾患も懸念されており、深刻な健康問題を抱えているようです。そんな状況よりも、人間が好む見た目の保持を重視してきたのですね。ただし、医療の発達や、インターネットの普及により飼い主が愛犬に対する知識を得られやすくなった事が功をなしてか、13歳、14歳という年齢に達しているブルドッグ達も居るようです。ブルドッグをお迎えする際には、ブルドッグが生まれ持つリスクや、健康問題もしっかり理解し、いざという時にフォローできるよう知識を蓄えておきたいですね!
女性 青りんご
昔好きだったモデルさんがブルドッグを飼っていて、写真集などに一緒に出ていたのですが、あっという間に亡くなってしまって驚いたのです。
短命かもしれませんが、魅力のある犬種、幸せをいっぱい与えてくれそうな子たちです。
女性 ゴン吉
どんな病気もそうですが、ブルドッグは特に、肥満に注意しなくてはいけない犬種だと思います。
女性 コロ
命に関わりやすい病気を多く持つために短命というのは悲しいです。
女性 もふころ
太りやすいのもあって体への負担は相当なものなのではないかと思っていました。
短命だとは知っていましたが、短すぎですね。
50代以上 女性 かすりん
後ろ足は筋肉がおちてプルプルしてますがまだ室内はトボトボと自分で歩きます。
体重が2.5kgほど減りましたが耳が遠くなったのと目が悪くなってきたように思いますが食欲はボケてきたのか何度も欲しがりますが最後まで悔いのないよう頑張りたいと思います。