あなたのお家は大丈夫?愛犬が怪我をしやすくなる環境

あなたのお家は大丈夫?愛犬が怪我をしやすくなる環境

室内で飼育しているから、怪我や事故とは無縁だと安心していませんか?人間から見れば大したことない物や場所でも、犬にとっては怪我や事故のもとになる場合がありますので、ご自宅をチェックしてみてくださいね。

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愛犬にとってケガや事故が起こりやすい環境とは?改善方法は?

怪我をしている犬

お家の中は愛犬にとって安全で安心できる場所であって欲しいですよね?
まずは愛犬の目線になって、どのような物が気になるのか、これは危険では?と思う物を飼い主さんの目線で探してみてください。
いくつかの危険だと思われる例を挙げますので、見つけたら怪我や事故が起こる前に回避してあげて下さいね。

玄関

元気一杯でドアが開いた瞬間ダッシュする子はもちろんですが、普段はおとなしく玄関で飼い主さんを待っている子も、何か興奮する要素があれば飛び出す危険があります。

交通量の多い道路に面した玄関でしたら、交通事故などの危険がありますので、玄関のドアを開けるときは、犬がどこに居るのか、どういう状態か確認してから開けるようにして下さいね。
もしくは、サークルなどを設置して飛び出せないようにすると良いですね。

私の愛犬も普段は玄関でおとなしく待ってる子だったのですが、私が海外旅行で2週間留守にして帰ったときに、道路まで出て来て・・
私に向かって来て立ち上がったため、手を掴み捕まえられたので良かったのですが冷や汗ものでした。
やはり嬉しくて興奮した結果だと思われますので、皆様も十分お気をつけくださいませ。

廊下や床のフローリング

お掃除もしやすく扱いやすいため人間にとってフローリングの床は快適ですが、ご存じの通り犬の足裏には毛が生えていてツルツルした面を歩くのには適していません。

人間に例えると氷の上を靴で歩いている状況です。
どんなに歩きにくいのか想像がつきますよね?

特に子犬や小型犬などは勢いよく走ってしまい転んだり玄関に落ちたりすると骨折する可能性があります。
大型犬も同様で、歩きにくい状況をずっと続けていると股関節脱臼やヘルニアを患う可能性があります。
シニア犬は後足の筋力が低下しているので踏ん張ることが出来ません。元気に自分の足でずっと歩けるように特に気をつけてあげてください。

フローリングの上にコルクマットやループ状になっていない毛足の短い絨毯・繋げられるプレイマット(100均でも購入可能)などを敷いて滑らないようにしましょう。

階段やベランダなどの高所

犬は鼻先辺りは見えにくいと言われているため、階段などは見えづらく足を踏み外して落ちて骨折する危険があります。

子犬の時から階段の上り下りはさせないように、しつけをする方が危険回避になり良いのですが、生活上階段の上り下りが欠かせない場合は、階段に滑り止めを付けて踏み外して落ちるのを防止しましょう。

子犬の時のしつけや階段の上り下りをしなくても生活上支障がなければ、サークルなどで上れないように仕切りましょう。

ベランダから落ちると骨折どころの騒ぎではなく命の危機になります。
小型犬や子犬はベランダのフェンスの隙間が広い場合は、前足をかけてバランスを失えば落ちる可能性もありますので、体が通り抜けないようにパネルやネットなどでカバーしてください。
設置したからと安心せずに、時々はチェックしてメンテナンスを行うようにしましょう。

室内のドアの開け閉め

大型犬といっても人間の目の高さから見ると背が低く、視界に入りにくいため、すぐ後ろについてきているのに気づかずにドアを閉めたり、風を室内に通している時に強風でドアがバン!と閉まったりすると、鼻先を直撃したり足や尻尾を挟むと大変危険です。

ドアを開け閉めするときは愛犬がどこにいるのか確認してからにしてください。
室内に風を通すときは、ドアストッパーなどで勝手に閉まらないようにしましょう。

浴室やトイレなどの密閉空間

浴槽に水を溜めたままにしていると、好奇心いっぱいの犬は遊びに行ってしまい、落ちて溺れる可能性があります。
浴槽はツルツルしているため犬の足では上ることが出来ません。飼い主さんが留守のときに落ちてしまえば最悪の場合は命の危機にさらされます。

浴室やトイレには洗剤類も置いてあるため、誤って舐めてしまうと中毒などを起こして大変危険です。

また、浴室やトイレはドアが閉まると密閉空間となり、真夏などの温度の高い時期だと熱中症の危険もありますので、犬が入れないように浴室やトイレのドアは意識してきちんと閉めるようにしましょう。

キッチンでの誤飲誤食

キッチンにはおいしそうな匂いのする食べ物がたくさんありますよね?
ここなら届かないだろうと安心して、犬が食べると中毒症状やアレルギーを起こしたり(玉ねぎやチョコレートなど)食べてはいけない物(スルメなどの乾物類)を置いておくと、なんとかして食べようとして誤飲誤食してしまいます。
床に落ちていても同じで、好奇心から食べてしまいます。

また、コンロの上に熱いフライパンや熱い油の入った鍋を置いていて、はしゃいでコンロの下にぶつかって上から落ちてくると火傷してしまい大変危険です。
独立したキッチンならばドアを閉めれば良いですが、LDKなどになっている場合は可能であれば、犬が入れないようにサークルなどで仕切るようにしましょう。

我が家もLDKになっていてサークルで仕切ることは不可能だったため、幼い時期にはキッチンでいたずらされましたが、幸運にも大事には至りませんでした。
ただひたすらキッチン、特にコンロ周りには来てはいけないと教えました。

根気が必要になりますので、無理な場合は、飼い主さんの調理中や食事中はゲージに入れるようにしましょう。
留守番させるときは、テーブルの上や届きそうな場所に食べ物を置きっぱなしにしないで、戸棚などの犬が開けられない所に保管してくださいね。

愛犬が過ごす室内

家族で一緒に過ごせるように、愛犬をリビングで飼育されている飼い主さんも多いと思います。私自身もそうでした。
ですがリビングや他の室内でも電化製品はたくさんありますよね?
電化製品にはコードがあり、飼い主さんなら歩く時に避けたり出来ますが、犬は避けずにそのまま歩いて爪を引っ掻けて転んだり、最悪の場合コードを噛んで感電する可能性があります。

コード類は噛めないようにカバーを付けたり、犬の目の届かないソファーや家具の後ろなどに隠しましょう。また使っていないコンセントがある場合もコンセントカバーをしておいた方が安心ですね。

コード以外にも、ゴミ箱などは誤飲誤食すると危ないゴミもありますので、顔を入れたり転倒させてもゴミが出ないように蓋つきのゴミ箱や、犬が入らない別の部屋に置くようにしましょう。

冬場の暖房器具は近づき過ぎたりぶつかると火傷の危険がありますし、夏場の扇風機も前足を入れると怪我をする可能性もありますので、危なくないようにフェンスなどで囲んでおいた方が安心です。

室内に置く観葉植物の中にも、犬が口にすると毒性のある物もありますので、危険がないのか調べてから置くようにしましょう。

まとめ

遊んでいる犬

安心安全と思っていた室内にも、怪我や事故の原因になる物や場所が多いことには驚きますよね。
たくさんあり過ぎて大変ですが、愛犬が安心安全で楽しく暮らせるようにしてあげれるのは、飼い主さんしかいませんし務めだと思います。
もし万が一、怪我や事故が起こった場合は、ご自身で判断せずに獣医師に診せることをおすすめします。大事に至らなければ飼い主さんも安心出来ますからね。

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