犬がテーブルに乗るのをやめさせるにはどうしたらいい?

犬がテーブルに乗るのをやめさせるにはどうしたらいい?

犬がテーブルに上がってしまうことにお悩みの飼い主さんは意外と多くいるものです。「こんな方法で解決しました」という方法をご紹介します。

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記事の監修

犬の気持ちは行動に現れる。知っていますか?犬が顔を左に向けた時にはストレスを受けている可能性があることを。犬は様々な方法で人に気持ちや考えを伝えているのです。それを受け止めてアドバイスとして活かすことを仕事としております。様々な専門の知識と20,000時間以上の教育実績があなたとその愛犬の生活を助けて豊かに導きます。

犬がテーブルに上がらないようにするために

テーブルに登り盗み食いをする犬

器用なワンちゃんなら、小型犬でも椅子を使ってテーブルに上がってしまったり、テーブル食事を並べて、さて食べようと着席したら知らないうちに犬に食べられていたなんてことありませんか?

犬にはテーブルに上がってはいけないとしつけすることは大切です。

「ダメ」と言い聞かせる方法

犬がテーブルに脚を掛けたら、「ダメ」や「ノー」など、愛犬のトレーニングで使っているコマンドを使いながら犬を床へ降ろしましょう。その際には、いつもより低めの声でゆっくりと伝えることがポイント。

床に降ろしたら、「オスワリ・オテ」などのコマンドを必ず行い、上手に出来たらら褒めてあげましょう。ここまでで一区切り、あとは再び知らんぷりをしてください。
また犬がテーブルに脚を掛けたら、同じことを繰り返します。根気強く犬がテーブルに上がらなくなるまで続けること。また、犬がテーブルに上がろうとしたり、上がっていたら、現行犯が鉄則です。

監修ドッグトレーナーによる補足

これには、2つのルールが存在します。「テーブルから降ろす」「降りたらご褒美」です。

犬にメリットがあることだと思ってもらうことが、犬の行動の変化を促してくれます。

天罰方式

犬がテーブルに脚を掛けたら、茶筒などに小銭を入れたもので「ジャラジャラ」と鳴らしたり、「パンッ」と新聞紙を丸めたもので床を叩いたりして大きな音を立てます。

テーブルに脚を掛けたり、テーブルの上にあがるとビックリすることが起こる仕組みです。飼い主さんはくれぐれも愛犬に見つからないように物陰に隠れる、知らんぷりしながら行ってください。

監修ドッグトレーナーによる補足

犬はとても賢い生き物です。飼い主さんが天罰を与えたと気が付いてしまうことは少なくありません。

そうなると事態はより深刻な問題に繋がる危険性があります。天罰方式を使う場合は、くれぐれも気が付かれないよう注意が必要です。

テーブルの縁にガムテープ

犬がテーブルに上がろうと脚をつける場所に、ガムテープの粘着面を上にして置きます。

犬がテーブルに脚をつけた瞬間に「ガムテープがくっつき困惑する=嫌な思いをする」ことで、テーブルに上がらないようになったそうです。これは地味に嫌な思い出になりそうです。

愛犬の苦手なものをテーブルの上に置く

ラジオが苦手なワンちゃんにはラジオを、人間の赤ちゃんのような人形が苦手なワンちゃんには人形をテーブルの上に置いたら、上がらなくなったそうです。

テーブルの上には苦手なものがあると覚えたのでしょうね。

テーブルに上がらないようにしつけても、念のための対策

テーブルの下から飼い主を見ている犬

人間と犬の食事を一緒にしない

人間の食事の場所と愛犬の食事の場所は別にしましょう。

人間の食事中は犬をフリーにさせない

飼い主さんの食事中、テーブルの下で物欲しそうにじーっと見ている愛犬に、かわいそうだからとおすそ分けを与えていませんか?

犬はテーブルの上においしいものがあることを覚えてしまいます。テーブルの上に食べ物が置いてあるときは、ケージやクレートに入ってもらいましょう。

イスは引いたままにしておかない

テーブルに上がらないようにトレーニングをしても、賢い犬は飼い主さんの目を盗んでテーブルに上がります。

お留守番中など、部屋の中に犬だけになる場合は、テーブルに上がるための足掛かりを排除しましょう。イスは引いたままにせず、立ちあがったらテーブルの下にしまうよう習慣づけましょう。

テーブルの上に食べ物を置きっぱなしにしない

食事の食べ残し、お菓子や薬品類などは、テーブルの上に置きっぱなしにしないように気を付けましょう。

テーブルの上に魅力的なものがなければ犬は興味を示さず、テーブルに上がることもありません。

まとめ

テーブルの上の食べ物に手を伸ばす犬

犬は、一度テーブルに上がっておいしい思いをしてしまうと、飼い主の目を盗んではテーブルの上を物色するようになってしまいます。

我が家の愛犬は、私がトイレに行っている隙にカフェオレをゴクゴク飲んでいました。カフェインが含まれるコーヒーは犬のNG食材。大いに反省したのですが、イスをしまう習慣をつけた途端、今度はイスを引く技を身につけてしまい知恵比べ状態となってしまいました。

それ以降、食事の時以外はテーブルの上にモノを置かないように気を付けています。あってもテレビとエアコンのリモコンくらいです。

そもそも、テーブルの上にモノを置かないようにすれば、愛犬が誤飲や誤食する心配もないですし、魅力的なものがなければ興味を示さなくなるようです。

飼い主の「ノー」や「ダメ」がきちんと伝わって犬が反応するように、日頃からのトレーニングが重要です。

「見つけたら現行犯」「大げさなほど本気で叱る」、わかっていてもこれが意外と難しく、また、犬がすぐに忘れてしまうのか、ダメといったことを繰り返しやってしまうものです。犬とのトレーニングはとにかく「根気よく」ですね。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    30代 女性 トーマ

    犬がいると家の中のものが片付きます。テーブルに出しっぱなしにしていた細々したものもすべてしまったので食事の時以外は物がなにもない状態になっています。そのおかげで犬のテーブルへの興味も薄くなったみたいです。
  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    3ヶ月のゴールデンレトリバーの子犬がいるのでが最近テーブルに乗って困っているのですが子犬が来る前から先住猫が3匹いてこの猫達が平気でテーブルに乗っています。そんな中で子犬にはテーブルにのると駄目って言うのが可愛そうな気がしています。どうしたら良いのでしょうね?
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