愛犬にとって最適な環境ですか?11個のチェックで快適に!

愛犬にとって最適な環境ですか?11個のチェックで快適に!

犬にとって『最適』な環境を、『安全な部屋』と『快適な環境』から紹介します。あなたは愛犬を最適な環境で飼育できていますか?

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

犬にとって安全な部屋づくりのために6つの注意点

洗濯物を漁る犬

部屋で多くの時間を過ごす愛犬のために、犬にとって安全な部屋づくりは重要です。ちょっとしたことかもしれませんが、いまいちど確認をしてみましょう。

①床にものを直置きしないようにしましょう

床に物が散乱していませんか?
誤飲事故につながる小さな物は特に注意が必要です。
細かな物や、犬が触れては危険なものは扉つきの収納にしまうか、犬の届かない高い場所にしまうようにしましょう。
気を付けたいのがゴミ箱です。飼い主が目を離したり、留守の間にゴミ箱を漁って思わぬ事故にならぬよう、フタ付きのものや、愛犬の届かない場所へ置くようにしましょう。

②電気コードや高温になる電化製品などは犬が触らないように

犬が電気コードを噛んで遊んでしまうと感電事故の恐れがあります。コンセントはカバーで覆い、電気コードもカバーをするなどして犬がおもちゃにしないように工夫してください。また、電気ポットやストーブなど、高温になる電化製品などは、犬が直接触れられないようにしましょう。

③愛犬の脚に優しい部屋づくりをしましょう

部屋の中を走り回る犬にとって、滑りやすいフローリング材の床は、関節や膝に負担をかけます。特に生まれつき膝のおさらがはずれやすかったりする恐れがある犬は気を付けてください。フローリング材には、滑り止めのワックスが市販されていますので、そちらを利用したり、カーペットを敷くなどして、愛犬の脚に優しい床を心がけましょう。
注意したいのが、毛足の長いカーペットです。愛犬の脚の爪が引っかかりやすそうな性質のものは避けましょう。
また、ソファやベッドへあがることの多い犬のためには、ステップやスロープを用いて、愛犬が飛び乗ったり、飛び降りたりしないような対策をすることをおすすめします。

④清潔で衛生的な部屋を保ちましょう

犬が快適に過ごせるよう、部屋はいつも清潔に心がけましょう。トイレはこまめに交換をし、愛犬のケージ、ベッドや毛布類は1週間に1度は念入りに掃除、洗濯をしてください。

⑤サークル(ケージ)はエアコンの風が直接当たらない場所へ

愛犬を留守番中にサークルに入れておく方は特に注意してください。エアコンの風が直接当たる場所にサークルを置かないようにしましょう。また、太陽の光が強く差し込むような場所も避けた方が良いでしょう。犬が留守番中快適に過ごせる場所にサークルを配置してください。

⑥キッチンなどはゲートで犬の侵入を禁止

愛犬が入ったら危ない場所にはゲートを張って、犬の侵入を防げるようになっていますか?犬はとても賢い動物ですので、飼い主さんがいるときには悪さをしなくても、目を盗んでおいしいゴハンがあるキッチンへ忍び込むことはよくある話です。また、風呂場や洗面所なども洗剤など犬が誤飲しては危険なものがありますので、犬が自力で入れないように気を付けてください。

愛犬にとって快適な環境にするための5つの自由

飼い主とソファーにいる犬

1960年代に家畜福祉向上の基本方針として定められた『5つの自由』というものがあります。これは50年経った今でも、動物愛護の基本として謳われていますので、愛犬にとって快適な環境となるよう少し改編して紹介します。

①飢えと渇きからの自由:正しい食事管理と新鮮な水の保障

特にお留守番の長いワンちゃんへは、たっぷりの水を用意しておきましょう。

②不快からの自由:清潔で心地よい住環境の保障

これは前項をご参照ください。

③痛み、障害、病気からの自由:病気の予防、早期発見、治療の保障

愛犬の異変にいち早く気が付いてあげられるように、日頃からスキンシップを欠かさず行いましょう。

④恐怖や抑圧からの自由:恐怖や精神的苦痛を与えられない保障

雷が怖いワンちゃんが嵐の日にひとりで留守番をするのはとても苦痛なことです。愛犬の苦手なことや、嫌いなことを把握してあげて、恐怖や精神的な苦痛をできるだけ与えないよう配慮しましょう。

⑤正常な行動を表現する自由:生来的行動をとることの保障

犬は家にいる間、自由に部屋の中を行き来できるようになっていますか?ケージに閉じ込められっぱなしになっていたり、リードで繋がれっぱなしではいませんか?充分に休息し、遊び、楽しんでいますか?犬が犬らしく当たり前に行動できるように心がけましょう。

まとめ

ソファーに座っている笑顔の犬

安全な部屋づくりは、特に仔犬には念には念をで重要な事項です。仔犬は思わぬトラブルを起こしてくれます。目にするものすべてをおもちゃにしてしまうことも。大惨事にならないよう、前もって対策を講じないといけません。また、ケージで留守番をする犬にとっては、ケージ内も快適である必要があります。空調は適温を保っているか、水は充分あるか、気持ちの落ち着く快適なベッドであるかなど。
紹介した事柄は、当たり前のことかもしれませんが、愛犬のために改めて気を付けるようにしたいですね。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 ゴン吉

    フローリングに関してはとても気を付けるようになりました。16歳という高齢になると足腰が弱ってきます。滑りやすくなっていたので、愛犬が歩く場所にはコルクマットを敷くようにしました。肉球が冷えなくていいですよ。
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