犬にとって遊びとは?
皆さんの愛犬は何をして遊ぶのが好きですか?遊びの好みはそれぞれ違っても、基本的に犬は遊ぶことが大好きです。それは、子犬であっても成犬であっても変わりはありません。
子犬は遊びを通して社会性を学んだり、自分の立場を理解していきます。そして、成犬になってからも遊びは、心身の健康維持のためにも、飼い主さんとのコミュニケーションのためにも重要な役割を果たします。また、遊びという形で犬のエネルギーやストレスを発散させてあげることによって、問題行動の予防や回避に繋がります。このように、犬にとって遊びはとても大切なものなのです。
遊びが犬にとって大切なものであるのならば、愛犬が夢中になる遊びをして、一緒に楽しい時間を過ごしたいと思いませんか?愛犬がきっと夢中になるオススメの遊び方4選をご紹介します。
1.引っ張りっこ
引っ張りっこは、犬が大好きな遊びのひとつです。ロープやタオルの片方を飼い主さんが持ち、もう片方を犬がくわえて引っ張り合う遊びです。
ロープやタオルを左右に動かしたり、動く速度に変化をつけたり、急に動きを止めて再び動かしたり…と、獲物のように動かして遊びに誘ってあげると、犬の狩猟本能が刺激されて夢中になって遊び始めるでしょう。ただし、夢中になりすぎて、犬が興奮しすぎないように要注意です。犬が興奮してきたら、「オスワリ」や「フセ」などの指示を出してクールダウンをさせましょう。
2.どっちの手に入っているかゲーム
手におやつを持っていることを犬に確認させてからおやつを片手に隠し、両手をグーにしてどちらにおやつが入っているかを犬に当てさせるゲームです。匂いの強いおやつを使うのがオススメです。
オヤツを握っているほうの手の匂いをクンクンと嗅いできたり、前足でカリカリしてきたら褒めて手の中のおやつをあげます。当てるごとにおやつを手に隠すスピードをアップしていくとより楽しめるでしょう。
3.宝探し
おやつやおもちゃを手に持って、犬に確認させてからおやつやおもちゃを隠し、「探せ」などの合図で犬に探させます。見つけることができたら褒めてあげます。
初めのうちは、犬の目の前で床にあるブランケットの下などに隠し、慣れてきたら隠す場所の難易度を上げていきます。犬は自慢の嗅覚を使って、夢中になって宝探しをするでしょう。
4.ボール投げ遊び
犬はボール投げ遊びも大好きです。投げられたボールを犬が拾って持って来ることを繰り返す単純な遊びですが、ボールを追いかけるので犬の狩猟本能を満たすことができ、エネルギーの発散もできます。
教えなくても投げられたボールを追ってくわえるまでは大抵できますが、そのあとボールを放せない場合があります。その場合は、くわえているものを放す「チョーダイ」の練習をしましょう。
犬と遊ぶときの注意点
犬と遊ぶときには注意すべき点がありますので、いくつかご紹介します。
主導権は飼い主が握る
遊びの主導権は飼い主さんが握り、いつ遊び始め、いつ終わりにするかは飼い主さんが決めましょう。
犬が遊びたいときに遊び始め、飽きたら終了するという遊び方では、何でも自分の要求を通そうとするワガママ犬になってしまう可能性があります。
ある程度動ける場所を確保する
室内で遊ぶときはある程度動き回れる場所を確保して、犬が何かにぶつかったり、ケガをしたりしないようにしましょう。また、フローリングは犬が滑らないように滑り止め対策をしてください。
興奮させすぎない
遊んでいるときに犬を興奮させすぎると、吠えたり、噛んだり、コントロールが利かなくなったりすることがあります。唸ったり、くわえたおもちゃを左右に激しく振り始めたら興奮しているサインなので、そういう場合は遊びを中断して、「オスワリ」や「フセ」などをさせて犬をクールダウンさせましょう。
おもちゃの管理は飼い主がする
おもちゃを出しっ放しにしたり、犬の手の届くところに保管するのはNGです。おもちゃがいつでも自由に遊べる状態にあると、遊ぶことへの興味が薄れてしまうことがあります。遊びのオンとオフのメリハリをつけるため、そして飼い主さんが主導権を握るためにも、おもちゃは飼い主さんが管理し、遊ぶときに出して、遊び終わったら片付けるようにしましょう。
まとめ
犬にとって遊びは大切なもの。それは、成犬になっても変わりません。
飼い主さんと一緒に遊ぶことで、愛犬は飼い主さんとのコミュニケーションを楽しむことができ、精神的な満足感を得ることができます。是非、ご紹介した4つの遊び方を参考に、愛犬が夢中になる遊び方で楽しい時間を共有して下さい。
とはいえ、犬主導の遊び方になってしまったり、愛犬を興奮させすぎてしまったりすることがないようにご注意を…。
ユーザーのコメント
40代 女性 チョコ
いつもウロウロと何かを探しています。その末には色んなとこところをガリガリ
女性 ゴン吉
女性 ななこ